ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

最後の最後

2005-11-10 23:53:01 | Weblog
昨日の「御礼」メールが気になる。
そして、足音を立てずに歩くようになり、
声も落として話すようになった彼の姿も。

メールしてしまった。
「後悔しています」と。
すぐに返事がきた。
「あなたに振り向かれないように
音を立てないように心がけています。
もうメールはしないといったでしょ。
昨日は今後のことを話し合いたかったのに。
すぐには気持ちは変わらないけれど、
時間がたてば癒されるでしょう」と。

意味がわかった。
「メールだけじゃ無理」とはあった。
でも、私は会うことをこばんだ。
そして、「ありがとう」で、
本当にあきらめたのだった。

もう、戻ることはない。

最後のメールをする。
「惑わしてごめんなさい。
もう私的のメールはしません。
お世話になりました」と。
初めて「彼」へのメールに受信確認をつけた。
送ったらすぐに見てくれた。

本当に終わった。


こんな始まり方の恋もあるんだ。
私は体のハンディがあるから
どうしても
「すぐに捨てられるんじゃないか」
という思いで、対等の立場で付き合えなかった。
いつも、3歩ほど下がってついていく感じだった。
「彼」は違った。
手はきつく手をつないでくれた。
きちんと対話してくれた。
こんな経験は初めてだからこそ、
こんな「恋」でも泣けてしまう。


彼のためにも、目をそらさないで
「彼」をみて挨拶できるようにならなくては。
普通の女子社員に戻らなくてはならない。



今日病院で、分院にいったスタッフに会う。
「久しぶり。元気?」と声をかけてくれた。
「まあ。いろいろ」と答えたら
「失恋でもしたの?」といわれてしまった。
いろいろというのは医療上の悩みで、
プライベートをさしていったつもりはない。

顔にでているかも。

そういえば、小ボスが、
「土曜日会社にきてくれる?
出勤扱いにはできないけれど」といっていた。
顔にでていたのか、周りに空気に気がついたのか。
小ボスに「なにかあったのか?」と聞かれたら
泣けてしまいそう。
でも、決してなにがあったかいわない。
大切な思い出に傷がついてしまうから。
大切な思い出にしなくてはいけない。


コメント
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