退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「基礎知識の有無がもたらすものあるいは職人気質の『正しさ』」について

2018-08-02 02:05:03 | Weblog
晴れ。日陰以外では熱風。

佐藤優・井戸まさえ
「小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識を身につける」を読む。

個人的にはあれこれ「復習」したつもり。
「全体を代表しているつもりの政治家のまちがい」にふむふむ。

弁護士は「法の中」でのみ考えがちで「法を作ること」をしないこと。
「内閣」が「国家と社会の結合点」であること。

あるいは「日本国憲法」が「アメリカの押し付け」ならば
「大日本帝国憲法」も「上からの押し付け」だったという指摘など。

池上彰が「週刊こどもニュース」をやっていた人物であることを思い出そう。
その他にもいろいろあるものの詳細は本書まで。

「受験勉強」をきちんとしなかった現首相の「立憲主義」への無知ぶりも。
「型」を知ってこそ「型」を壊せる「知恵」も出るのだというのは「芸事」に同じ。

「野蛮人ってやーね」と言えばいいのか。
「基礎知識のない者」は結局「デタラメ」をするのみ。

現に多くの子どもたちはそれをしているのだから。
「わが国の未来の怖ろしさ」について少しは知ってもいいはず。

筒井康隆になぜ「ハチャメチャ」が出来たのか。
「常識をわきまえた人」だったからに決まっている。

この種の「当然」が忘れ去られて久しいのは何とも「遺憾なこと」。
ちなみに「憾みを遺す」と書いて「遺憾」と読む。

誠に遺憾に存じます♪」と歌った植木等も同様。
本当に「何でもアリ」になればたいてい「人は自由を失う」ことを忘れずに。

さて。

どんな分野においても「基本」は「目をつぶっても出来るもの」でなければ。
「同じ作業」を「精度を上げるため」に何度も何度も繰り返すこと。

その「単調さ」に耐えられない者は何事もできないだけ。
「身近な安楽さ」を優先すれば自動的にそうなる。

そして絶えず「よりよいもの」を目指すこと。
「職人気質」は「圧倒的に正しい」。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする