くもりときどき晴れ。深夜に降る。
金井美恵子&金井久美子「シロかクロか、どちらにしてもトラ柄ではない」を再読。
著者の文章を読むのは相変わらず気持ちよく。
目下「祭り」の最中のジェーン・オースティンに同じく。
金井久美子の作品は「落ち着いた色使い」の方がより好ましい。
とりわけモノクロの部分に惹かれる次第。
「手ざわりあるいは肌ざわり」が感じられる文章は貴重。
久方ぶりに「鼻を鳴らす」記述では「チッ」という声になっていて。
長生きしていただきたいことしきり。
その気持ちは著者たちが愛猫トラーに抱いたものと交錯するはず。
リンゼイ・ゴスリング「デス・ストーム」(’21)を観る。
この構成はウォルフガング・ペーターゼン「パーフェクト ストーム」(’00)に似て。
「アメリカの田舎町」が舞台になっていて。
それぞれの「事情」が描かれた後で「激しい嵐」がやってくる。
ただし嵐の描写はそれほどでもなく。
むしろ「その後」が長いのが印象深く。
町の風景は「津波後」に近い。
「予期せぬ妊娠」「ゲイの息子のカミングアウト」
「聾唖」あるいは「密入国者」など。
それらすべてを嵐が吹き飛ばして。
誰もが同じ「被災者」になる内容。
金井美恵子&金井久美子「シロかクロか、どちらにしてもトラ柄ではない」を再読。
著者の文章を読むのは相変わらず気持ちよく。
目下「祭り」の最中のジェーン・オースティンに同じく。
金井久美子の作品は「落ち着いた色使い」の方がより好ましい。
とりわけモノクロの部分に惹かれる次第。
「手ざわりあるいは肌ざわり」が感じられる文章は貴重。
久方ぶりに「鼻を鳴らす」記述では「チッ」という声になっていて。
長生きしていただきたいことしきり。
その気持ちは著者たちが愛猫トラーに抱いたものと交錯するはず。
リンゼイ・ゴスリング「デス・ストーム」(’21)を観る。
この構成はウォルフガング・ペーターゼン「パーフェクト ストーム」(’00)に似て。
「アメリカの田舎町」が舞台になっていて。
それぞれの「事情」が描かれた後で「激しい嵐」がやってくる。
ただし嵐の描写はそれほどでもなく。
むしろ「その後」が長いのが印象深く。
町の風景は「津波後」に近い。
「予期せぬ妊娠」「ゲイの息子のカミングアウト」
「聾唖」あるいは「密入国者」など。
それらすべてを嵐が吹き飛ばして。
誰もが同じ「被災者」になる内容。