晴れ。そこそこ冷える。
宮下志朗訳ラブレー「第四の書」読了。
ここまで読んでくると「いつもの調子」という感じ。
もう一冊あるので最後をどうまとめるのかが気になるところ。
訳者が気にしていたほど「面白さの減り具合」はなく。
というより異様なスピードで読めてしまうことに驚く。
マル激を観る。
今回は5金で映画紹介のあれこれ。
やはり東京に居ないと最新の興味深い映画は観られないのだということをあらためて。
ドキュメンタリーの力と実話の力など。
宮台真司曰く「社会がクソなら法ではなく掟に従え」と。
全面的に同意する。
すでにいろんな意味で「崩壊している」現実があるから。
アンドリュー・ニコル「ドローン・オブ・ウォー」(’14)を観る。
「現場」で戦闘機に乗りたい男は「コンテナ」からドローンで「敵」を撃つことに。
民間人がそばにいることにも関係なくCIAからは攻撃命令が繰り返し出され。
そのストレスゆえに家族との関係も壊れ。
妻との時間もうわの空になり。
とはいえ「現場に戻りたい」という彼の思いがそもそもの「元凶」なのは確か。
結局彼は「自己中心的」であるしかなく。
「意味不明な命令に従わざるを得ないこと」は軍でなくとも同じこと。
どのような「現場」でも今では「普通」になってしまっていることで。
同僚になる女子が彼を誘うあたりの描写はむしろ「男子寄りすぎる」のではないか。
要は主人公の彼が「従来の欲求」を捨てればいいだけのことなのに。
「システム」が「個人の判断」をないがしろにする姿がここに。
もちろん「システムの判断」が正しいわけでもなく。
「ゲーム感覚」で人を殺してしまえる「現実」がすでにあることを忘れずに。
「動員」をしないまま「戦争が出来る現実」がここに。
「なぜある種の人々は『アル中』になるのか」。
その理由をきちんと受け止めたいもの。
答えは簡単で「自分で受け止めきれない現実」があるから。
ならば人々をそういう場所に追い込んではいけないという事実だけが浮かび上がる。
「技術の発達」がこうした現実を生み出すのは確か。
敢えてちょいと「時代おくれ」になるのもまた楽しからずやと言っておく。
宮下志朗訳ラブレー「第四の書」読了。
ここまで読んでくると「いつもの調子」という感じ。
もう一冊あるので最後をどうまとめるのかが気になるところ。
訳者が気にしていたほど「面白さの減り具合」はなく。
というより異様なスピードで読めてしまうことに驚く。
マル激を観る。
今回は5金で映画紹介のあれこれ。
やはり東京に居ないと最新の興味深い映画は観られないのだということをあらためて。
ドキュメンタリーの力と実話の力など。
宮台真司曰く「社会がクソなら法ではなく掟に従え」と。
全面的に同意する。
すでにいろんな意味で「崩壊している」現実があるから。
アンドリュー・ニコル「ドローン・オブ・ウォー」(’14)を観る。
「現場」で戦闘機に乗りたい男は「コンテナ」からドローンで「敵」を撃つことに。
民間人がそばにいることにも関係なくCIAからは攻撃命令が繰り返し出され。
そのストレスゆえに家族との関係も壊れ。
妻との時間もうわの空になり。
とはいえ「現場に戻りたい」という彼の思いがそもそもの「元凶」なのは確か。
結局彼は「自己中心的」であるしかなく。
「意味不明な命令に従わざるを得ないこと」は軍でなくとも同じこと。
どのような「現場」でも今では「普通」になってしまっていることで。
同僚になる女子が彼を誘うあたりの描写はむしろ「男子寄りすぎる」のではないか。
要は主人公の彼が「従来の欲求」を捨てればいいだけのことなのに。
「システム」が「個人の判断」をないがしろにする姿がここに。
もちろん「システムの判断」が正しいわけでもなく。
「ゲーム感覚」で人を殺してしまえる「現実」がすでにあることを忘れずに。
「動員」をしないまま「戦争が出来る現実」がここに。
「なぜある種の人々は『アル中』になるのか」。
その理由をきちんと受け止めたいもの。
答えは簡単で「自分で受け止めきれない現実」があるから。
ならば人々をそういう場所に追い込んではいけないという事実だけが浮かび上がる。
「技術の発達」がこうした現実を生み出すのは確か。
敢えてちょいと「時代おくれ」になるのもまた楽しからずやと言っておく。