退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「わかったようでわからないという基本=シンプルプラン」について

2018-08-06 02:04:52 | Weblog
晴れ。久方ぶりに汗が大量に出る。

「後藤明生コレクション4 後期」読了。

これでこのシリーズはおしまい。
いちおう「概略」は辿れたのか。

後半は註や写真の解説など。
「現実って何?」という問いかけだと理解しておくことにする。

この種の「報告」はいったい誰に対してなされているのか。
かくして現実は「迷宮」になる。

上野千鶴子・雨宮処凛「世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状」を読む。

「自己責任」に縛られての彷徨が後者で「男への絶望」ゆえのスタイルが前者。
「一時期の歴史による偶然」を「正しさ」として押し付けられる者たちよ。

そうか「居酒屋で飲むこと」がすでに「経済的負担」になっているのか。
コンビニの外で買ったものを食べる人々の「謎」が解けたような。

「自己肯定感」を奪われればすべてが「灰色の未来」になる模様。
「他人との関わり方の違い=『迷惑をかけてはいけない原則』の縛りの強さ」に注目しよう。

「誰もが『敵』」という環境で「イジメ」が強化される側面も。
なるほど「進撃の巨人」の「壮絶な環境描写」がウケるわけだと一人合点する。

雨宮処凛には当時「フェミニズム」が全く視野に入らなかったのにふむふむ。
ただ上野千鶴子が指摘するように「貧乏でも未来がなくても子どもを作った過去」はある。

残念ながら「家庭もしくは結婚生活」が「好ましいモデル」を見せなかったよう。
どこまでも「顧みられない規範」が元凶か。

男女間の圧倒的な「コミュニケーション不全」は現在も続き。
できれば互いにもっと「向き合うこと」を大切に。

だからこそ相変わらず「しあわせな家族」が「売り物」になっている「事実」が。

マル激を観る。

トランプが自らの「支持率確保」のために
「陰謀論」を基本とする集合体へ「ウインク」した事実を初めて知る。

トランプ支持者の会場のCNNのリポートを支持者たちが邪魔した行為に関して
「表現の自由と報道の自由のバランス」を持ち出す報道官の「デタラメぶり」など。

「『頭のいい人』への反感」は相当に強いらしい。
「『正しさ』がいったい何を生み出したのか」という気持ちか。

「情報の受け手の理解力」が限定されるのなら
そこへ届く情報を伝えなければならないのは「正しい」ものの。

「『正しさ』が無条件に信頼されるはず」だとした人々の「怠慢」もあり。
どうやら「世界」はますます「ジャングル」に。

「わたしが信じていることは正しい」という態度が各地であふれかえっているけれど。
何度でも繰り返すが「われわれの信じる正しさ」は「われわれの無能力」がもたらすもの。

「世界」はもっと複雑なはずで
そもそも誰にも「世界」を説明することなど出来ず。

たとえ「本当」に触れることができないのだとしても
限りなくそこに近づく努力はあっていいのかも。

少なくとも「権力の集中」がもたらす「悲惨さ」については知っておきたい。
「気分次第」で責められるような「環境」で楽しく生きられるはずもなく。

まずは「さまざまな現実」に対する「理解」を。
「目の前にあること」を「脳内で理解する」のをやめたいところ。

常に「わからない」のを「基本」だとして。
その上で「使える知恵」があれば大いに使えばいいだけ。

この「シンプルプラン」をどうにか共有したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする