退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「束の間のやすらぎ」について

2018-08-01 04:32:57 | Weblog
深夜のyotube。

大貫妙子「夏色の服」を久方ぶりに。

誰が聴いても彼女の作品だとわかる
メロディーラインのオリジナリティーの凄みと同時に。

このところの鬱屈が消えるような爽やかさ。
この世界にずっと浸っていたいと思わせる魅力よ。

「ソーダ水」のようにしか味わえない自分がいいのかどうかは別にして。
やはり素敵なものは問答無用。

はじまりのメロディだけで「世界」が変わる。
そんな曲がそうはないことは確か。

「あなたを縛る思い出を そっと解いてあげるのに」

「着地」はいともおだやかに。
「結晶化した不幸」が溶ける様子を思い描いて。

鋭角な坂本龍一のピアノの音は
ラストの展開をさらにうなずかせるやわらかさを導き。

「愛に脅えて傷付いた あなたのそばで暮らしたい」

「もう一度春が来るように」という祈りが発せられる場所を知る者は
残念ながらあまりしあわせではなさそう。

とはいえ。

おそらくはやさしくなれるのだろう。
「高級少女マンガの趣き」とでも言えばいいのか。

「現実」に戻るために寝る。
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「古生物学の世界に遊ぶことあるいは『教育』としての『災害派遣』あるいは自衛隊の『苦悩』」について

2018-08-01 02:09:33 | Weblog
晴れ。夜にやや涼しく。

土屋健「白亜紀の生物 下巻」を読む。

先端の歯がすり減った時に後から新しい歯が次々と補充されるのを
「デンタル・バッテリー」という模様。

なるほど「充電ならぬ充填」ができるわけか。
現在ではサメがしているはずで。

「T-レックス」はそもそも「ゴジラ型」に復元されていたものの
頭から尾まで「水平」なのが本当らしいことも。

ウミユリの化石写真を見て思い出すのは
映画「マトリックス レボリューションズ」(’03)における「センチネル」の姿。

それにしてもよくもまあこんなに化石が残っているもの。
もっとも古生物学の学者たちからすれば「まだまだ」ということかもしれず。

われわれもやがては「骨になる」はずだけれど
未来の人類は何者かによって「化石」として見出されるのだろうか。

「人類という観察者」がいなくなった後は如何に。
また途方もない年月を経てそうした存在が生まれるのかどうか。

やがて地球そのものがなくなるやもしれず。
繰り返すが「われわれの寿命」は何とも短い。

「不死」が好きな人々がテクノロジーの発達によってそれを可能にしたら。
その種の人々はどうやって「退屈しのぎ」をするのかが興味深いところ。

いずれ「ロクなことはしない」と思われるが
おそらくその時には現在以上の「愚行」を止めるのは不可能になっているはず。

さて。

津波・地震・豪雨の被災地の「復興」がどうにも遅れている感じは否めない。
ボランティアもそこそこ役に立っているとは思う一方。

それだけではどうにも「足りない」感じが濃厚。
全国の大学生たちを一定期間現場に投入するのはどうか。

退屈な授業を聞いて単位を取得する代わりにそれでOKにすればいい。
もちろん大学生だけでなくてもいいのだが。

「災害の現場」を見てあれこれ手伝った上で得るものはかなり大きいような。
敢えて「悪くはないはずの交換条件」を持ち込んだらどうかなどと。

少なくともそこで起きるさまざまな「交通」の結果は
よくも悪くも「人を育てる」のにはむしろ役立つはず。

「同じ経験をするのが大切」ならばいっそのことそこまで。
「教育の荒廃」が久しいので敢えて極端な提案など。

この種のことについつい「本気」になってしまいがちになるほど
現在の「教育制度」には問題がある。

「サポーター」は応援するのみだが「現場」に行けば感想も変わる。
何より「自分が手がけたこと」は忘れようもなく。

どうやらここでも「他人まかせ」はよろしくないということで。
そうした経験をした彼ら彼女らはおそらく「現場の重要性と現実」を知る。

高のしれた自分の「脳内思考」がいかに「小っちゃく偏ったもの」だったのかを。
酔いどれオヤジの「妄想」だろうか。

少なくとも「若者を自衛隊へ」よりマシなような。
残念ながら今のところ自衛隊は「現場」を知ってもその経験を生かせないから。

「災害救助」の話ではなく「海外派遣」についての話なのでよろしく。
そしてそうした彼らの「苦悩」についても知っておきたいもの。
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