退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

地味

2008-09-30 01:09:34 | Weblog
雨。やたらに眠る。

小林よしのり「戦争論」を借りてきたのだが
気がついたら2と3だった。

1を読んだのかどうか記憶はない。
うとうとしながら読み続ける。

外が暗いと時間の感覚がなくなる。
眠っては読み、読んでは眠るうちに時間が過ぎて。

なぜかはわからないけれど
借りたDVDを観る気にならない時がある。

コンビニにタバコを買いに行ってから
夕食をすませていつものように飲む。
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バターロールの袋にだなんて

2008-09-29 00:52:20 | Weblog
くもりときどき小雨。夜も少し降る。

図書館でベビーカーに乗ったラテン系の男の子に見つめられる。
自分が飽きてしまったパンをくれると言いたい素振り。

じっと見つめ返していると
本の検索に夢中になっている母に声を上げて不満を訴え始めた。

「うるさいねぇ」とめんどくさそうな母はさすがに母で
彼のお気に入りらしいバターロールの入った袋を与えるとおとなしくなった。

その後彼は音を立てる袋に夢中で
二度とこちらを見ることはなかった。

今日から三連休。

初日にバターロールの袋に負けてしまう自分の魅力のなさを知らされるとは。
残り二日が思いやられるいささか不吉な始まり。
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再会

2008-09-28 00:33:10 | Weblog
くもり。今日も肌寒い。

片岡義男「ぼくはプレスリーが大好き」を途中まで再読。
適当に詰めてある本の山の中からうれしい発見。

「スローなブギにしてくれ」が映画化された頃
角川文庫によって著者のフェアが行なわれていた気がする。

やたらと冊数が出ていたせいもあって「流行作家」として敬遠していたのだが
なぜか著者による「ビートルズ詩集」は買っていた。

やがて小林信彦との対談集「星条旗と青春と」を読み
さらに本書を知って印象が全く変わることとなる。

それでも著者の小説のいい読者ではないまま
「日本語の外へ」で感銘を受け「日本語で生きるとは」も読んで。

原節子の戦後主演作についての本が出たのは意外だったものの
信頼に足る書き手のひとりであるという事実に変わりはない。
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昔の恋人

2008-09-27 00:51:40 | Weblog
くもりときどき晴れ。半袖だと風が肌寒い。

開高健「男と土曜日と水平線」「釣り人語らず」を再読。

いずれも対談集なので読みやすい。
対談相手は以下の通り。

柳原良平・三浦雄一郎・北杜夫・田村隆一・佐々木基一・辻邦夫・安岡章太郎、
野坂昭如・立原正秋・福田宏年が前者。

末広恭雄・井伏鱒二・吉行淳之介・大庭みな子・杉瀬祐が後者。

今はたぶんなくなっていると思われる潮文庫の解説はいずれも向井敏。
大学時代に愛読した作家の対談ぶりは「芸人」に近い。

著者の漢語を駆使した文章はある種の「美文調」なのだとようやく実感。
流れるイメージは絢爛だけれど蜃気楼のようにつかみどころがない。
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空模様に似て

2008-09-26 01:07:27 | Weblog
くもり。行きに小雨がパラパラ。

駅のコンビニ前の灰皿が来月1日で撤去になるとの貼り紙を見る。
「健康増進法」に従ったものらしい。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14HO103.html

健康に生きようが不健康に生きようがいいだろう。
下手な資産運用で損したツケをこっちに回すな、厚生労働省のボケ官僚めが。

こちとらマナーを守って嗜好を楽しんでるんでぃ。
てめぇのケツはてめぇで拭くのが筋ってもんだろが、と束の間気分は東映ヤクザ。

ジャン・ボードリヤール「パスワード」を読む。

カオスやらフラクタルやらマンデルブローやら。
2000年頃にそんなこと流行してたのかしら。

ちょいと洒落たことを薄い内容で思わせぶりに言うあたり
その芸風がいやらしい著者の文章にはあまり魅力が感じられないまま終わる。
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現代を遠く離れてふたつ

2008-09-25 01:08:06 | Weblog
今日も秋晴れ。心地よい。

ニック・グラインド「冷凍人間甦る」をようやく観る。

1950年代のちゃちなSF映画だと思っていたらあにはからんや
1940年公開で主演が「フランケインシュタイン」のボリス・カーロフだった。

人間を凍らせて行なうガン治療の方法を研究していたメイソン博士は
研究報告を時期尚早だと言われて休暇を取らされる。

それをきっかけに看護婦で恋人のジュディスとともに
研究の頼りにしていた本の著者クラヴァール博士の研究所を訪れることに。

10年前に失踪していた博士が地下室で冷凍のまま眠っているのを発見、
介抱するうちに博士は生き返り彼らに事情を話すのだが。

いわゆる「マッド・サイエンティストもの」かと思いきや
そうでもないので興味のある向きは是非。

「幕末明治女百話(下)」読了。

「大道芸術女砂文字の死」「食べつけない西洋料理」「首斬浅右衛門の家庭」
「蝮のお政御牢内の女囚話」などがなかなか面白い。

芝居関係の話も少なくないのだけれど
こちらに素養がないのでどう評価したらいいのか不明なのが残念。

やがて昭和もこんな風に描かれる日が来るのだろう。
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秋深しにはまだ早いけれど

2008-09-24 00:50:42 | Weblog
秋晴れ。夜になっても風強し。

帰りのホームで世間は秋分の日で祝日だと気付く。
普段とダイヤが異なるので吹きさらしの中ぼんやり待つ。

目の前には15階以上あるマンションが立ちはだかる。
ヒッチコック「裏窓」の拡大版のよう。

時には赤ん坊の泣き声が遠く聞こえ
体操している中年男の姿が見えることもある。

明かりのついている部屋もあればそうでない部屋もあり。
何気なく眺めていて急に明るくなった部屋に目が向くことも。

端午の節句の頃にはあちこちでミニ鯉のぼりがはためいていた。
昼間の駅前広場には子ども連れの母親がいることも多い。

映画のようにひそかに殺人事件が起きているなんてこともあるのだろうか。
花壇の土が盛り返されていたりしたら、ご用心ご用心。
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栄枯盛衰

2008-09-23 01:02:58 | Weblog
快晴。清々しい青空が広がる。

歯医者の時間を30分勘違いして遅れる。
結局昼頃までかかる。

「幕末明治女百話(上)」読了。
引き続き(下)を読む予定。

かつて運動会といえば秋のものだったけれど
今ではそうでもないらしい。

「町内別リレー」などという種目もあって
アスファルトの道で競争して誰が出るかを選んだりしていたものだが。

とはいえその頃はもうゴザを敷いて
昼に家族で弁当を食べる風景はなかった。

しばらく続くものがあれば滅びるものもある。
それが変わらないことなのだろう。
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淡い交わり

2008-09-22 01:02:16 | Weblog
くもりのち雨。昨日の酒が残る。

清水宏「簪」を観る。

夏休みの温泉で若者が湯の中に落ちていた簪で足にケガをする。
わざわざそれを謝りに来た簪の持ち主の若い女はちょいとわけありで、という話。

若者が笠智衆で若い女が田中絹代。
彼女は男に囲われているのだが、そんな生活がイヤになっている。

宿に長く泊まっている人々がいい感じ。
本を読みに来たうるさ方の先生斎藤達雄は冒頭から何度も笑わせる。

若旦那の日守新一はその先生にしょっちゅう怒られる。
「うちの家内が」と言っては「失礼しました」と謝ってばかり。

老人河原侃二は孫の太郎・次郎を連れてきている。
この兄弟は若者のリハビリに「がんばれ」を連発する。

若い女は若者や子どもたちと生活を共にすることで
新しい生活を夢見るのだけれど。

電報や手紙、日記をそのまま映すことで物語を進行させるのが特徴。
最後まで宿に残る女は若者からの手紙を手に思い出の場所を歩く。

女の友人川崎弘子のいかにもな玄人ぶりな身体の動きに注目。
宿の主人にはピッタリな坂本武。

淡い水彩画のような70分の作品は昭和16年(1941年)の夏に公開。
この年の暮れ、日本は戦争を始めた。
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過ぎ去ったもの

2008-09-21 00:50:56 | Weblog
晴れ。台風一過。

珍しく昼すぎに仕事終了。
ただし早起きすると眠い。

篠田鉱造「幕末明治女百話(上)」を100ページほど読む。

すべて女性による幕末から明治にかけての思い出話の数々。
名家のきらびやかな日常から彫り物の詳細に至るまであれこれ。

いかにも目の前に浮かぶような描写もあれば
二転三転と飛び跳ねる話もあり。

「当時一般の女性が話したことが世に発表されることは稀であった。」とあるが
発行は昭和7年(1932年)の9月。

当時の歴史を振り返ると血盟団事件や5・15事件を代表とするテロがあり
リットン調査団の来日や満州国建国がある。

第一回日本ダービーがこの年で
ズロースが売れるきっかけとなったデパート白木屋の火事も。

還暦で死んだ父親は昭和3年生まれだったので
今思えば昔のことをあれこれ聞けばよかったとふと思う。
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