晴れ。少し曇ることも。
ジェームズ・L・マッガウ「記憶と情動の脳科学」を読む。
「冷静な記述」はいかにも科学者の「本領」を思わせる。
ただしいささか煩雑な内容だと感じられなくもない。
もっともいたずらに「白黒」をつけたがるのは素人の悪い癖で
そのあたりを自覚させる役割は十二分に果たしているとは言える。
できればもう少し「センス・オブ・ワンダー」を感じさせてもらいたかった。
「間違いのないこと」はむしろ魅力を失わせるものだということも知っておいていい。
さまざまな物質を使った実験とその評価としては「正しい」のだろう。
誰もが「科学者の立場」にいるわけでもないことをお忘れなくと付け加えておく。
そうした「微妙な関係」を理解した上で
上手に「誘い水」をかけてもらえればありがたい。
深夜TVで「しあわせの処方箋」を観る。
腎臓移植が必要な幼い双子には兄以外の「もうひとり」がなかなか見つからない。
ところが主人公の娘が彼女らを撮った映像をネットで流した途端に病院に人が集まってくる。
検査の途中で娘は適合者が見つかったと双子の母親に伝えるものの
実は彼女に乳がんの過去があり結局移植は不可能だとわかる。
主人公は娘の早まった行動を思い切り叱るのだが
集まった人々の中から適合者が見つかってやれやれ。
がしかし。
双子以上に移植を待つ子どもの親が「不公平」だと抗議し
「評判」を気にする病院のトップは集まった人々を帰すよう主人公に命じる。
そこで主人公は写真付きの書類に「解説」を加えながら
集まった人々に他の患者への移植も認めてくれと説得することで「不公平」をなくそうとする。
その一方で双子に適合した男は「不安」を感じ
いったんは承諾した移植を主人公の「懇願」にもかかわらず拒否することに。
がしかし、再び。
普段は主人公と「敵対関係」にある看護師の「誘導」によって
男は最終的に移植に同意し無事手術は終わるという結果になる。
ふぅ。
それにしても何という「対立の多さと複雑さ」よ。
駄文で十分に説明できたかどうかは不明だが「複雑な現実」とはおそらくこういうもので。
わが国のドラマにないものはこれ。
どうやら「タフ」になるにはこうした「環境」が身近なものでなければならない模様。
ジェームズ・L・マッガウ「記憶と情動の脳科学」を読む。
「冷静な記述」はいかにも科学者の「本領」を思わせる。
ただしいささか煩雑な内容だと感じられなくもない。
もっともいたずらに「白黒」をつけたがるのは素人の悪い癖で
そのあたりを自覚させる役割は十二分に果たしているとは言える。
できればもう少し「センス・オブ・ワンダー」を感じさせてもらいたかった。
「間違いのないこと」はむしろ魅力を失わせるものだということも知っておいていい。
さまざまな物質を使った実験とその評価としては「正しい」のだろう。
誰もが「科学者の立場」にいるわけでもないことをお忘れなくと付け加えておく。
そうした「微妙な関係」を理解した上で
上手に「誘い水」をかけてもらえればありがたい。
深夜TVで「しあわせの処方箋」を観る。
腎臓移植が必要な幼い双子には兄以外の「もうひとり」がなかなか見つからない。
ところが主人公の娘が彼女らを撮った映像をネットで流した途端に病院に人が集まってくる。
検査の途中で娘は適合者が見つかったと双子の母親に伝えるものの
実は彼女に乳がんの過去があり結局移植は不可能だとわかる。
主人公は娘の早まった行動を思い切り叱るのだが
集まった人々の中から適合者が見つかってやれやれ。
がしかし。
双子以上に移植を待つ子どもの親が「不公平」だと抗議し
「評判」を気にする病院のトップは集まった人々を帰すよう主人公に命じる。
そこで主人公は写真付きの書類に「解説」を加えながら
集まった人々に他の患者への移植も認めてくれと説得することで「不公平」をなくそうとする。
その一方で双子に適合した男は「不安」を感じ
いったんは承諾した移植を主人公の「懇願」にもかかわらず拒否することに。
がしかし、再び。
普段は主人公と「敵対関係」にある看護師の「誘導」によって
男は最終的に移植に同意し無事手術は終わるという結果になる。
ふぅ。
それにしても何という「対立の多さと複雑さ」よ。
駄文で十分に説明できたかどうかは不明だが「複雑な現実」とはおそらくこういうもので。
わが国のドラマにないものはこれ。
どうやら「タフ」になるにはこうした「環境」が身近なものでなければならない模様。