くもり。夕方には半袖だと冷える。
近所のシネコンでクリント・イーストウッド「ハドソン川の奇跡」を観る。
「数字もしくはコンピューターによるシミュレーション」が出す結果に対して
ベテラン機長は少しだけ自らを疑いつつ「ヒューマン・ファクター」を主張する。
「何かが違う」と彼に思わせるのは42年の経験。
ショットで印象に残るのは夜に走るシーンで吐息の白の背後に彼の黒い影が映るところ。
「観客」には評価されながら「評論家」から長い間評価されなかった
監督自身の「歴史」も垣間見えたような。
トム・ハンクスは「悪夢」の中で自分の操縦する機がビルに衝突するのを見る。
「衰え」を実感しつつも「タイミング」に気付き「過去=歴史」を背景に持ち直す姿にふむふむ。
長く生きることの「意味」を教えてくれる作品。
観終わった後でジワっとくる味わいが好ましい。
マスターに借りたブルーレイで上方漫才を観る。
中田ダイマル・ラケット、夢路いとし・喜味こいし、横山やすし・西川きよし。
「夜の指定席」というおそらくは関西ローカルの80年代初期の番組。
ダイマルやいとしの「センスのよさ」がやすきよにはなくなっているのに気付く。
もっとも動きの面白さはダイマルからやすしに伝わっているのか。
いとこいの回のゲストには小松左京の姿が。
売れない頃に台本を書いたことがあった模様。
それぞれ漫才としてはかなり長い45分という時間に対処するのにやや苦心している。
ネタをいくつか組み合わせなければならないのでそれも当然ではあるけれど。
「さいな」「君とこの嫁はん」「正味な話が」など
おそらく今では使われないキーワードを挙げておこう。
現代の吉本芸人にない関西弁の魅力と落ち着きのある「笑い」を是非。
機知と間としゃべくりの混ぜこぜ具合は「手近な笑い」を求める現在にはないもの。
もっとも上方だけあって「笑いを求める貪欲さ」は変わらず。
関東系からすると「繰り返し」がやや過ぎると感じられるのは確か。
近所のシネコンでクリント・イーストウッド「ハドソン川の奇跡」を観る。
「数字もしくはコンピューターによるシミュレーション」が出す結果に対して
ベテラン機長は少しだけ自らを疑いつつ「ヒューマン・ファクター」を主張する。
「何かが違う」と彼に思わせるのは42年の経験。
ショットで印象に残るのは夜に走るシーンで吐息の白の背後に彼の黒い影が映るところ。
「観客」には評価されながら「評論家」から長い間評価されなかった
監督自身の「歴史」も垣間見えたような。
トム・ハンクスは「悪夢」の中で自分の操縦する機がビルに衝突するのを見る。
「衰え」を実感しつつも「タイミング」に気付き「過去=歴史」を背景に持ち直す姿にふむふむ。
長く生きることの「意味」を教えてくれる作品。
観終わった後でジワっとくる味わいが好ましい。
マスターに借りたブルーレイで上方漫才を観る。
中田ダイマル・ラケット、夢路いとし・喜味こいし、横山やすし・西川きよし。
「夜の指定席」というおそらくは関西ローカルの80年代初期の番組。
ダイマルやいとしの「センスのよさ」がやすきよにはなくなっているのに気付く。
もっとも動きの面白さはダイマルからやすしに伝わっているのか。
いとこいの回のゲストには小松左京の姿が。
売れない頃に台本を書いたことがあった模様。
それぞれ漫才としてはかなり長い45分という時間に対処するのにやや苦心している。
ネタをいくつか組み合わせなければならないのでそれも当然ではあるけれど。
「さいな」「君とこの嫁はん」「正味な話が」など
おそらく今では使われないキーワードを挙げておこう。
現代の吉本芸人にない関西弁の魅力と落ち着きのある「笑い」を是非。
機知と間としゃべくりの混ぜこぜ具合は「手近な笑い」を求める現在にはないもの。
もっとも上方だけあって「笑いを求める貪欲さ」は変わらず。
関東系からすると「繰り返し」がやや過ぎると感じられるのは確か。