退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「現在のわれわれに参考になる本とヒッチコックのドキュメンタリーあるいはオルカ=シャチの復讐劇」について

2023-05-31 03:11:23 | Weblog
くもりときどき晴れ。今日も紫外線が暑い。

「戦争について」読了。

あるものがダメだという判断は実に明確な一方。
これがいいのだという言明はなく終わる趣き。

現在のわれわれも似たようなものやもしれず。
要は未来など誰にもわからず。

ただし人の「賢しら」など無駄などというのは微妙。
少なくとも「意志」とそれに沿った行動は貫きたいもの。

ジョエル・アシュトン・マッカーシー「I am アルフレッド・ヒッチコック」(’21)を観る。

かの監督の作品をあれこれ思い出して楽しく。
妻アルマ・レヴィルとの出会いと結婚がもたらしたものよ。

ジョーン・ハリソンの存在も大きかった模様。
もっともすべてを「支配」する彼の下を去ることにはなり。

「鳥」(’63)の脚本エヴァン・ハンターは「87分署シリーズ」のエド・マクベイン。
同年の黒澤明「天国と地獄」の原作も彼のものであることを覚えておこう。

未見の作品もあり「ヒッチコック劇場」は全く。
マデリーン・キャロル、ジョーン・フォンテーン、イングリッド・バーグマン。

グレース・ケリー、ドリス・デイ、キム・ノヴァク、エヴァ・マリー・セイント、
ジャネット・リー、ティッピ・ヘドレン、シャーリー・マクレーンなどの女優陣よ。

個人的にはやっぱりグレース・ケリーがいいですな。
後にモナコ王妃になり自動車事故で亡くなってしまったけれど。

マイケル・アンダーソン「オルカ」(’77)を久方ぶりに再見。

「アイリッシュ」のリチャード・ハリスはやはり好ましく。
「キツネ顔」のシャーロット・ランプリングが出ていたのはすっかり忘れている始末。

ミロス・フォアマン「カッコーの巣の上で」(’75)のウィル・サンプソンも。
本作の2年後の「テン」が懐かしいボー・デレクはほぼ「田舎の少女」で。

ノバックのキーナン・ウィンは「アニーよ銃を取れ」(’50)にも出ていたベテラン。
「イルカ」でなく「シャチ」が主人公というのが「当時の工夫」か。

後半はジョン・ヒューストン「白鯨」(’56)を思い出させる展開。
字幕では「メルビル」となっていたが原作者は「ハーマン・メルヴィル」。

リチャード・ハリスはかつて飲酒運転のトラックで妻子を失い。
「奴=オルカにとってはオレがそれだ」という内容の描写もあるのが趣き深い。

音楽エンニオ・モリコーネは「ドラマチック」。
プロデューサーは数々の名作を生み出したディノ・デ・ラウレンティス。
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「『現実』を認識することと好ましい『聖地巡礼』」について

2023-05-30 02:53:28 | Weblog
雨。終日そぼ降る。

小林秀雄「戦争について」を半分以上読む。

文庫オリジナルらしく。
「国民は黙って事変に処した」という一節の意味がどうやら「従来」とは異なり。

左右の「イデオロギー」とは無関係に。
「満州事変」という「現実」にきちんと対応出来ないことに苛立ち。

「事変」という名前は「自国の領土」という前提から(他国でないから「戦争」でなく)。
かの地にも「従軍記者」として出かけ「ルポ」を書き。

火野葦平「麦と兵隊」あるいは菊池寛「西住戦車長伝」を評価し。
要は「『途方もない現実』を理解する」ということの「難しさ」を忘れるなと。

現在のわれわれには十分に参考になる次第。
これまた明日読了予定。

ヴィム・ヴェンダース「東京画」(’85)を今頃観る。

小津安二郎「東京物語」(’53)の始まりと終わりの間で描かれるのは。
「1983年の東京の姿」。

パチンコにゴルフ、ゲームセンターに食品サンプルあるいは「竹の子族」など。
新幹線やその他の電車が走る姿とともに笠智衆とキャメラマン厚田雄春が。

「アギーレ 神の怒り」(’72)「フィッツカラルド」(’82)のヴェルナー・ヘルツォーク。
「ラ・ジュテ」(’62)のクリス・マルケルがカメオで。

「オタクの『聖地巡礼』」が40年前に始まっていたのを覚えておこう。
つい先日カンヌで監督の「パーフェクト・デイズ」の役所広司は「主演男優賞」を。

「監督の前世は日本人だったんじゃないか」と彼は言っていたけれど。
それはこの作品からすでにそうだったのだということを覚えておこう。

「国境あるいは言語の違い」を無意味にする「理解」があるということ。
ほぼ「奇跡」ではあるもののそれが「現実」になることを忘れずに。
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「東京のブルジョワがもたらす文化と『古典』になったホラー映画」について

2023-05-29 02:15:13 | Weblog
くもりときどき晴れ。やはり紫外線が暑い。

「東京バックビート族 林立夫自伝」を読む。

林立夫は「キャラメル・ママ」「ティン・パン・アレー」のドラマー。
音楽関係者は誰もが知っている人か。

「東京の裕福な家庭に生まれた者たち」が作るスタイル。
基本は加山雄三のようで。

「文化」はそういうところから生まれるのねと思った次第。
「豊かさがもたらす好ましいもの」として。

16歳で車の免許を取れる時代があり。
矢作俊彦が小説のタイトルにもした「2CV=ドーシーボー」に乗っていたり。

その彼が音楽から離れることになるのだからいやはや。
その後「復活」することにもなるのだけれど。

「暮らし方が音に出る」というのにふむふむ。
「東京のブルジョワの倫理が生み出すもの」について知っておこう。

ジョン・カーペンター「ハロウィン」(’78)を久方ぶりに再見。

監督の作った音楽の効果を確認する。
ダリオ・アルジェント「サスペリア」(’77)のゴブリンとの対比などいかが。

市川昆「犬神家の一族」は本作の2年前で。
マイケル・マイヤーズのマスクはそこからかもと思ったり。

現在の目からすると中盤から後半にかけての展開がやや弱いか。
当時は「純粋無垢の悪」というキャラクターがコワイと思ったもの。

「少年による殺人」という設定も新しかったように思われ。
「ハロウィン=楽しいはずのイベント」が「恐怖」に変わるのも同様に。

ドナルド・プレザンスの声は今となっては「微妙」。
ジェイミー・リー・カーティスの「初々しさ」よ。

後者は今でも現役で。
そうか45年前になるのかと「時の流れ」を思うことしきり。
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「何度でも繰り返す『生きものの不思議』とテクノロジーは扱う者=人間次第であることあるいは『変態』より『虐待』である映画」について

2023-05-28 03:49:11 | Weblog
晴れときどきくもり。だったか。

海野和男「世界のカマキリ観察図鑑」を見て読む。

ハナカマキリメダマカレハカマキリ
あるいはマオウカレハカマキリゴウシュウキノカワカマキリの姿よ。

どうしてこんな生きものが生まれたのか。
たまたま地球での途方もない年月がこんなことに。

もちろんそれ以外にもあれこれと。
黄色いカマキリが印象に残ったり。

著者のおかげでこうした生きものたちの姿が見られることに感謝。
ちなみにカマキリには似ていないと思うのだが如何。

マル激を観る。

今回は流行のChat GPTについて。
ちなみにGPTは「Generative Pre-trained Transformer」の頭文字。

日本語にすると「生成する事前学習された変換機」。
「絞り込み=予測」と「調整」をすると「人間っぽく」なる模様。

「文脈」が「統計」によって真似されるのにふむふむ。
下手な人間より「人間らしく」。

今のところ「人間以上のもの」は生み出せないとのこと(過去のデータの集積だから)。
ただし今後どうなるのかは不明で。

あらゆるものに「傾向と対策」は可能なら。
膨大なデータの参照と洗練が短時間でなされれば推して知るべし。

もっともどんな「道具」も使うのは「人間」で。
その在り様に左右されるだけでテクノロジーそのものに「罪」はなく。

マイケル・パウエル「血を吸うカメラ」(’60)を観る。

原題は「ピーピング・トム」でわが国で言えば「出歯亀=のぞき」。
研究者の父親に「恐怖」を知るための実験をされた息子のお話。

「反復脅迫」の姿がここに。
「赤い靴」(’48)のモイラ・シアラーの姿を確認。

主人公が好きになったアンナ・マッセイの「恐怖の顔」を撮るまいとするのが「良心」。
彼女の盲目の母親マキシン・オードリーが彼の「本当」に迫るのが趣き深く。

「虐待」がもたらすものをあらためて。
おそらく本作は「変態」としてしか捉えられていなかっただろうが。
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「さまざまな映画と絵と音楽が楽しめる贅沢なシリーズ本と一時は低迷した監督の『快作』」について

2023-05-27 02:15:02 | Weblog
くもりときどき晴れ。紫外線が暑い。

和田誠「お楽しみはこれからだ PART7」を見て読む。

順序から言えばPART6のはずなのだが。
誰かに借りられていたゆえ。

ジョン・ヒューストン作品のあれこれと「深夜の告白」「嘆きのテレーズ」に始まり。
「ライアンの娘」「ピアノ・レッスン」「冒険者たち」。

オットー・プレミンジャー、キング・ヴィダー、スタンリー・ドーネンなど。
引き続き「野球シリーズ」へ。

「ミスター・ベースボール」「夢を生きた男 ザ・ベーブ」「春の珍事」
「タイ・カップ」「くたばれヤンキース」。

以前には「ナチュラル」や「フィールド・オブ・ドリームス」も採り上げられていたはずで。
「プリティ・リーグ」もそうだったか。

ウディ・アレンが再び。
それ以外に未見の作品が少なくなく。

「フランケンシュタイン」や「ドラキュラ」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」に加え。
「魔人ドラキュラ」「吸血鬼ドラキュラ」あるいは「ウルフ」「シャイニング」も。

キリがないのでこれくらいに。
ラストに著者のメモもあり今回の「ゲスト」は三谷幸喜。

スティーヴン・ソダーバーグ「KIMI/サイバー・トラップ」(’21)を観る。

デビュー作「セックスと嘘とビデオテープ」(’89)を思い出したり。
本作は実にいい感じ。

レイプされた過去ゆえに「部屋から外に出られない」主人公ゾーイ・クラヴィッツは。
KIMIというsiriに似たデバイスの失敗例を直していたところ。

「殺人」と思われる録音を聞いてしまい。
そのことを知らせるために思い切って外出するのだがというお話。

どうやらカウリスマキを採り入れた趣き。
あるいはヒッチコック「裏窓」も。

「外部とのコミュニケーション」が全部「対面」ではないのにふむふむ。
もちろん「コロナの影響」が反映される設定。

死んだ父親が「建設関係」の仕事をしていて。
「ネイルガン=釘打ち機」その他の道具に慣れているのがポイント。

「独特の雰囲気」が気持ちいい快作。
ラストでゾーイ・クラヴィッツの「おでこ」がわかるのもグッド。

彼女は名前からわかる通りレニー・クラヴィッツの娘。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(’15)に出ていたのを覚えておこう。
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「残念な出会いとある種の人々の特徴あるいはまあまあの映画」について

2023-05-26 02:46:02 | Weblog
くもりのち晴れ。夜にはすっかり。

本は読んだのだけれど。

微妙に眠気に襲われて。
残念ながら内容にもあまりそそられぬまま。

どうやらタイトルに欺かれた趣き。
騙される方が悪いのだから仕方なく。

もう少しきちんと吟味すべきだった模様。
今後は気をつけるつもり。

それとは別に。

ある種の人々は「自分の疑問もしくはスタイル」に徹底的に拘り。
もちろん「好ましい意味」があればいいのだが。

たいていの場合そこには「頓珍漢な人」がいるだけで。
さらにはその「事実」に全く気付かないのがややこしい。

他者とのコミュニケーションより「自分の思い」をいたずらに優先させ。
「ゲーム」に参加しているはずなのに「ルール」を理解しようとせず。

かの人々はなぜか「肝心な部分」でなく「それ以外のこと」が気になることが少なくなく。
それはおそらく「不安」に由来すると思われるものの。

「愛していると言うのに行動がそうでない親」の下で育ったのか。
あるいは単に「閉じている」のか。

「理解」は「自分から迎えに行かないと得られないもの」。
彼ら彼女らにそうした「経験」がもたらされることを祈るのみ。

そしてそれらがないことが実は「決定的」であること。
例えばそれを「成長」と呼ぶのだとして。

「今の自分」で留まることしか出来ないのだとしたら。
すでに人生が「終了している」のかも。

そもそも「自分の判断」など「たかがしれている」。
「素敵な他者」に出会うことがそのことを教えてくれるはずなのでよろしく。

バルタザール・コルマウクル「ビースト」(’22)を観る。

密猟者に群れの仲間を殺されたライオンは「悪魔」となり。
村を全滅させ主人公たちにも迫るのだがというお話。

イドリス・エルバは主役としてはやや「軽い」かも。
メアのイヤナ・ハーレイとノアのリア・ジェフリーズがキュート。

離婚した後にガンで死んだ妻が「精霊」のように出て来る描写が謎。
その夫である父親を好ましく思っていない娘たちがいて。

要は「父娘関係の復活」の物語。
主人公の友人マーティンの貢献度は「大」。

ライオンが「怪物」として描かれるので「パニックもの」な一面もあり。
そこそこ楽しく観られる作品。
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「『身分差』を含んだ大家族と倦怠期の夫婦のややこしさふたつ」について

2023-05-25 02:11:30 | Weblog
快晴。心地よい陽気。

「紅楼夢(二)」読了。

秦鐘が彼岸へ。
父親賈政は塾の先生から息子宝玉の対聯の上手さを聞くも厳しく当たり。

貴妃は彼を褒めるもそれは黛玉の作った一首だったり。
宮中にいる彼女は月に一度しか家族に会えない身の悲しさも。

宝玉と仲よくする襲人を貶す元乳母の李ばあやの強烈さよ。
一方で彼は黛玉とも「痴話喧嘩」など。

「大家族」ゆえの複雑な人間関係にふむふむ。
そこに「身分差」も絡んだりして何ともややこしい次第。

成瀬巳喜男「驟雨」(’56)を観る。

「めし」(’51)にかなり似た設定。
本作では「夫婦喧嘩」が実に細かく描かれ。

「うだつが上がらない」くせに妻が働きに出るのを嫌がる夫に佐野周二。
隣家の若妻根岸明美の「健康さ」に惹かれたり。

「日曜日になると憂鬱になる妻」原節子はなぜか「串カツ屋で働く話」を面白がり。
仕事仲間からその提案を受けた夫は不機嫌になるのに。

「バストショット」は小津調で。
すれ違う夫婦が同じ方を向いていたりもする。

冒頭でさんざん新婚の夫への不満をぶちまける香川京子。
彼女は叔母夫婦の現実からあれこれ学んだ模様。

中北千枝子の「ざあます主婦」と長岡輝子の「『民主的』幼稚園長」が印象的。
後者が開いた「町内会」では結局何も決まらないのを覚えておこう。

夫婦を「元に戻す」のは香川京子が夫と並んでいる写真と少女たちの紙ふうせん。
「ため息」が「元気を吹き込む息」に変わるという具合か。

かくして「やるせなさ」は救われる結末。
「夫婦の倦怠期」は「驟雨=夕立」だったということでよろしく。

小田急線梅ヶ丘駅の駅舎がいかにも古く。
かつての「新興住宅地」も同様に。
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「古典小説における好ましい女子と何とも残念な映画」について

2023-05-24 02:25:54 | Weblog
晴れときどきくもり。夜風が冷たく。

「紅楼夢(二)」を半分くらい読む。

煕鳳のキャラクターが好ましく。
「淫ら心」を起こした賈瑞のあしらいもテキパキと仕事をこなす姿も。

妹分の秦氏が早々と彼岸へ行くのは残念。
宝玉はまだ「本領」を発揮せず。

繰り返すが清朝の貴族の生活ぶりにふむふむ。
今後の展開に期待するのみ。

鈴木雅之「マスカレード・ナイト」(’21)を観る。

前作よりは少しだけマシか。
それでも映画としての魅力はほぼないのが残念。

唯一の取り柄は「腕時計のトリック」。
もっともこれは原作東野圭吾の力ゆえ(未読だけれどたぶん)。

本シリーズの木村拓哉はなぜか「老けて」いて。
「ザ・レジェンド&バタフライ」(’23)の方が若々しく。

長澤まさみについても同様。
「コンフィデンスマンJPシリーズ」の方がずっと魅力的で。

小日向文世と「初顔合わせ」の元宝塚凰稀かなめはいい雰囲気を出している。
麻生久美子の「男ぶり」も悪くなく。

がしかし。
いたずらな「豪華キャストぶり」のみが目立つ次第。

繰り返し映される時計の単調さよ。
そもそもわが国で「マスカレード=仮面舞踏会」を実写でというのが無理筋。

本気でそれをやるつもりならもっと雰囲気のある俳優陣を揃えないと。
冒頭の木村拓哉と中村アンのアルゼンチンタンゴの意味不明さも。

ラストの麻生久美子のシーンで「回収」したつもりの「伏線」だとしてもいやはや。
やはり残念と言うよりない作品。
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「全人類の不利益を個人の利益で消す者たちとアメリカのどうにもならないいい加減さとわが国のそれ」について

2023-05-23 02:55:50 | Weblog
晴れのちくもり。夕方から夜にかけて降る。

落合陽一「日本進化論」をそれと気付かずに再読。

「ポリテック」はどこへやら。
本書が出た4年前から何も変わっていず。

こちらの「老人力」もなかなかのものだけれど。
既得権益者たちのそれはさらに。

若者たちは彼らを本気で倒しに行かないと大変なことになりそう。
たとえ毎日が忙しくても「投票権の行使」はしておかないと。

「気候変動」が「ティッピングポイント=後戻り出来ない地点」を超えたやもしれず。
彼らはいつまでたってもその現実に対処しようとしないのだから。

むしろ「危機」は前倒しになりそうな勢い。
それでも黙っているのかと問いたいところ。

「地球上の全員が困ること」に何の手も打たないだなんて。
これがSF映画ならと思うことしきり。

ケヴィン・マクドナルド「モーリタニアン 黒塗りの記録」(’21)を観る。

9.11の「復讐」に燃える人々が無実のモーリタニア人を証拠もなく捕らえ。
キューバはグアンタナモで拘束の上さまざまな拷問を加えて。

裁判で勝訴したにも関わらず政府が控訴したため結局14年の長きにわたって拘束は続き。
ようやく解放されたものの何の謝罪もないままにという実話。

イラク戦争もそうだけれど。
かの国は現在のロシア同様のことをした過去がいくつもあり。

現在何事もなかったかのように「正義」を訴えるのだからいやはや。
そしてそれに加担するわが国よ。

「東電OL殺人事件」ではゴビンダ・プラサド・マイナリを15年苦しめ。
「名古屋入管事件」ではウィシュマ・サンダマリをを死に至らしめ。

本作と同様の現実がわが国にもあったことを忘れずに。
くれぐれも「あやしい『正義』」には気を付けないとどうにも。
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「アホな男の子を真っ当にするには念入りにということと新旧のキャストの勢揃いがやはりうれしいSF番組」について

2023-05-22 02:12:57 | Weblog
晴れ。30度手前。

のじま なみ著 あべ かよこマンガ「男子は、みんな宇宙人!」を読む。

「うんこ」「ちんちん」「おっぱい」が好きな男の子どもたちについて。
副題に「世界一わかりやすい性教育」。

表紙にもある通り「なんでこんなにアホなのか?!」というのが正しく。
本書を読んで世の母親たちには安心していただきたいもの。

大人になっても大して変わらないのがポイント。
それにしてもこの「生きもの」たるや。

「ママズボーイ」であることを逆手に取って。
どうにか「害をもたらさない存在」に育てて頂きたいのみ。

ただし彼らは「3歩進んだら聞いたことを忘れる」ので。
念入りに繰り返し「大切なこと」を伝えてもらえれば幸い。

「スタートレック ピカード シーズン3」を第六話から八話までを観る。

ピカードの息子ジャックが「能力」を発揮し。
ディアナやデータの「復活」もあり。

ヴァーディクに一時デッキを占領されるものの。
「絶体絶命のピンチ」を免れてという「カタルシス」。

ただしジャックの「闇」は解明されていず。
次のお話への展開をきちんと含んでいてグッド。

それにしても「親子の話」が好きだなあと思う次第。
ラフォージ父娘までそうなるのだから。

とはいえ新旧のキャストが「勢揃い」する姿はいいですな。
このシリーズがさらに続くなら観るのみ。
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