山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

食品添加物

2007-07-20 22:08:23 | 環境
「食品の裏側」(安部司)
この本は、大分前にベストセラーになった本らしいですが、友人の勧めで貸してくれたので、今頃になって読んでいます。
この間、牛肉偽装事件のときに少し書きましたが、加工食品というのは、何が原料にされているかわかりません。牛肉は牛肉で間違いがないにしても非常に質の悪い部分だったりするわけで、結局それをごまかすのに使われるのが食品添加物ということです。牛肉偽装事件の際には添加物についての問題は出てきませんでしたが、この本を読むと、かなり関係があるのだろうと思えます。
中国の「ダンボール肉まん」は“やらせ”だったことがわかりましたが、劇物で固いものをやわらかくし、肉の香りの香料の粉をかければ、肉のミンチと同然になってしまうという似たようなやり方は、きっと実際に行われているのでしょう。

原料がいいものでも加工食品には、防腐剤だのうまみをつける添加物が多く使われ、人体に害をおよぼしかねないものが多々あるようです。
それで、この本の提案のように、売っている加工食品のパックをひっくり返して表示を見て、なるべく添加物の数が少ないものを選ぶようにしたいと思いました。

今日は、梅干を買いました。
今まで食べていたのは「まろやか梅干塩分7%」というものでした。250グラム約400円です。この裏を見ると、
原材料名  梅 しそ(中国産)、
漬け原材料(還元水あめ 食塩 しそ液)、
調味料(アミノ酸 核酸)
着色料(赤キャベツ色素)
香料、ビタミンB1、甘味料(スクラロース)
この梅干、適当な値段でなかなかおいしかったのですが、やはりいろいろなものが入っています。他の商品も同じような感じでした。
中国産の梅ですが、製造者は和歌山県なので、一見紀州梅を使っているのかと思ってしまいます。
こういうのは確かにありますね。「ひもの」で有名な静岡県の沼津も地元でとれる魚だけでは足りないので外国産(ノルウェーとか)のアジやサバを輸入していると聞いたことがあります。加工は沼津でするので、駿河湾の魚だと勘違いしてしまいます。

売り場をいろいろ探したら、添加物の全然入っていないものをみつけたので、買ってみました。これが昔ながらの梅干というものでしょう。
「紀州南高梅 塩分約15%」150グラム約500円です。
原材料 梅
漬け原材料 食塩
製造者はやはり和歌山県でした。全く無添加です。肉厚でいい梅です。
しかし、塩分15%というのは、売っている中でも一番塩分が高いです。そして、値段も量が少ないのに非常に高いです。

家に帰り、以前の残っていた一粒を白いご飯で食べました。おいしいです。
しかし、この味は本当の梅だけの味ではないのですね。
つぎに、無添加の本当の梅干を食べてみました。
しょっぱいです。ものすごくしょっぱいです。梅の味がわからないくらいしょっぱいです。

添加物と塩分とどっちが体に悪いだろうか?と思いました。
高血圧の人は、無添加の梅干は命取りになるかもしれません。
また、うちのような貧乏な家では、他の食料が買えなくなります。

複雑な気分です。
おそらく次回は添加物入りの塩分の薄い梅干を買います。
梅の実は国産のがいいなと思います。
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