山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

卒業式

2007-03-08 22:58:46 | 未分類過去
きょうは、次女の高校の卒業式だった。天気もよく風もなくとてもよい日よりだ。
娘は朝4時半におきて、五時半にはレンタルレ袴の着付けのために家を出た。
すべて友達と打ち合わせて勝手に進めているので、親はまるでタッチしていない。
着付けを終えるとそのまま学校に直行する。
私は卒業式会場で娘の姿を探したが、入場と退場のときだけで、ほとんど目にはいることもなかった。女子は半数くらいが袴を着用。あとはスーツで、まれにロングドレスの子もいた。男子は袴が数人いたが、大部分はスーツであり、ごく少数制服の子もいた。制服は基準服があり、入学式は全員制服だったので卒業式も制服でいいじゃないかと思ったのだが、いざ袴の子達を見ると、やはりいいものだと思う。華やかでありながら、引き締まったものを感じる。
卒業式が終わるとそのままレンタル袴を返しに行ってしまい、袴姿を見ることもできないので、卒業式のあと校門の近くで待っていたら友達と出てきたので、そこでちょっと写真撮影をしてから帰ってきた。

卒業式のことを書くのに、衣装のことに終始するのもおかしいが、やはり関心は衣装にあった。

それで、本題の卒業式の内容であるが、これがなかなかいいものだった。
まあ、普通の卒業式であるわけだが、同じ都立高の長女の時には、卒業生の言葉もなく、ただ卒業証書を授与するだけのあまりにも締まらないものだったのでそれに比べると感動した。
まず、入学から卒業までの3年間のビデオ上映があった。これは学生が編集したもののようだった。そして、皆勤賞授与。280人近くいる中で、3年間の皆勤が20人近くもいたのには驚く。うちの子は2日くらい休み、1日早退などしているが、この子達は3年間無遅刻無欠席なのだそうだ。1日だけ遅刻とか、1日だけ休みとかいう子はもっとたくさんいるのだろうから、かなりマジメな学校のような気がした。

その後、本当の卒業式が始まったが、校長先生の話もなかなかよかった。全地球の人間が100人しかいないとしたら、大学に行けてパソコンを所有できている人は、たった1人なのだそうだ。それを考えると日本人である私たちがどれだけ恵まれているかわかるし、そのような世界的な格差を考え、飢餓に苦しむ人や扮装に巻き込まれている人々のことも考えて生きていかなくてはならないということだった。とかくすぐ周りを見回して比較しがちだが、地球全体のことも考えて生きていこうとのことだ。また、いつも希望をもって、自分を開拓していくように、未来を切り開いていくようにとのことだった。

同窓会長という70歳ちかい人の祝辞も面白かった。母校は卒業すると遠くのものとなるが、時間的に遠くになるにしたがって母校に対する郷愁も深まるという。歴史が長いので卒業生は日本全国各地にたくさんいる。そのことを心にとめておいてくださいとのこと。
また、この学校のみなさんはあまり勉強熱心ではなく、文化祭や体育祭、部活動などで、充分に高校生活を楽しんだようだが、まだ18歳であるので、これまで楽しく遊んできたのは良いとして、これから長い人生勉強をしたり頑張って行ってくださいというものだった。
人生経験の長い人ならではのはなむけの言葉であり、同窓会の先輩としての温かい心が伝わった。

教育委員会の人の祝辞もあった。きょうは様々な都立高で卒業式が行われていると思うが、いったいこういう人は何人いるのかな?普段はどういう仕事をしているのだろうか?分担していろいろな学校に出向いているのだろうか。日頃この学校との直接の接点などはなさそうだが、などと思った。内容は一般的な高校生に向けて話すようなことであり、まあ、判りやすい話だった。世の中には地球温暖化や環境破壊など悪いニュースもあるが、スポーツ選手など日本人ががんばっているいいニュースもある、みなさんもこれから頑張ってくださいというようなものだった。

それから、在校生の送辞。先輩を見習ってがんばっていきたいというもの。

そして、卒業生の答辞。これが一番泣ける。高校の思い出。この学校に入ってよかった。
同級生との毎日と別れのつらさ。先生、保護者、後輩への感謝。この子の個性が出ていて、充実した青春時代が身にしみてきた。(詳しくはそう簡単に再現できない。)

こういうのをきいていると、この学校の本当の姿がわかるのだが、けっして偏差値の高い優れた子の集まりではないが、みんなで力をあわせて物事を作り上げたりすることを日常としており、勉強の代わりにそういうことに力を注いでいたような校風である。授業はマジメに受けるが全体的に予習復習まではしないという風である。友達づきあいを第一にするし、先生とも関係もいいようである。平和でよかった。
勉強に関してはちょっと物足りないが、カリカリしていないので、健全な感じではある。大学進学は日東駒専あたりが多いところだ。

その後、卒業生の合唱、「旅立ちの日に」「校歌」。
3年生の指揮とピアノ伴奏により、男女ちゃんと音がわかれてハーモニーになっている。
3学期はほとんど学校がなかったのにいつ練習したんだろうと思うほどだ。

いい卒業式だった。

(写真は高校に行く途中の公園に咲く“白木蓮”。写真を写していると、「ハクモクレンもきれいだよね。これが終わったら桜だね」と、どこかのおじさんが声をかけてくれました。)
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以上、東京タワーでした。

2007-03-08 01:03:03 | 未分類過去

いい加減に、東京タワーはひとまず終りにしよう!
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お寺と東京タワー

2007-03-08 00:47:22 | 未分類過去
昨夜撮った真っ暗な写真を自動補正してみました。
なんだか妙な感じですが、真っ黒で何も写っていなかったお寺が見えるようになったのは不思議です。
空中の白い玉は雨粒かもしれません。
ちょうどぽつぽつと雨が降っていたのです。
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