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三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

雄峰 飛行 3  ~ 一期一会の絶景!

2012年10月09日 | 信州まつもと空港

機体は左に穂高を見ながら高度をさらに得る為に360゜旋回を始めた

コックピットから覗くのは明神岳 2931m の頂

高度8000ft(2400m) 速度70kt 昇降計300up 回転計2450rpm  30゜ を少し超えるバンクで上昇旋回開始

先程左手横に見えていた六百山2450m と霞沢岳2646m が右手下方に
下の赤い屋根の所が「河童橋」、前回記事の画像と比べると上昇しているのがわかる


空気は乾燥しビジ (Visibility) 視程は百キロを軽く越え無限大? の秋らしい空
遠景は左の連山が八ヶ岳、右が南アルプス群だが飛行高度も上がるとハッキリ見えるものだ

再び穂高が左手に現れたが、岩肌が近い! 木々は色づき始めている
小梨平上空での2回の旋回を終えて機体は上高地の更なる奥へ、高見へ


梓川の谷に沿って「涸沢カール」へ向かうそうだ、槍ヶ岳がもう少し近くで見れるかも


ワラビ沢 から 槍沢(くらさわ)の谷へ向け駆け上る感じで上昇中


高度8700ft 昇降計は500ft/分 上昇を超えている

右手の三角頭は安曇野のシンボルと呼ばれる「常念岳」2857m だが、裏からの眺め


左翼先端に見える前穂高と右の奥穂高、そこから谷になり雪渓があるのが「涸沢(からさわ)カール」

この日は気流の乱れも少なく視界も良好、経験豊富な地元パイロットさんの腕と
先に飛行していた同社機からの情報もあった?ようで
上高地の奥深くまで飛行することができたが

再び飛行するチャンスがあってもこの景色を堪能できる保障はない
空の高見からのこの絶景は一期一会だ

槍沢上空から左に上昇旋回しながら涸沢を目指す
右前方には空に突き立つ「槍ヶ岳」が近い!


しだいに機首を涸沢方面に向けると真横に迫る「槍ヶ岳」



旋回中の北側に一瞬見えた硫黄色した硫黄岳の一部と高瀬渓谷
渓谷の先には高瀬ダム湖も見えている、その水は大町市に流れ込む

そして目の前には特徴的な岩場が行く手を塞いだ



高度9100ft(約2730m) 速度75kt 昇降計はほぼ0を指している

先程の岩場は「北穂高岳 3106m のピーク」


なんと岩場の先端には山小屋があるのがわかる、そこで見られる景色はまた絶景だろうね
あそこから自分達の機体を見下してる誰かがいるかも


                                      もう一回だけ つづきます 


  ※ 画像は機体の姿勢や撮影角度等の確認もあり、意図的に機体の一部が入るように撮ってあります
     フライトシュミレーターの延長として実機体験なので、計器画像が多い事をおことわりします
コメント (2)
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