三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

遊々飛行 2  ~ 空から上高地を眺める

2012年10月06日 | 信州まつもと空港
「焼岳」 2455m を横に見ながら谷間に侵入して行く


焼岳の向うに見えた日本のマーターホルンと呼ばれる「槍ヶ岳」、もっと近くで見れたらなぁ~

穂高連山が前方に全景を現してきた


カールのように続く谷は思ったよりも幅があり、手前の水の溜まったところが「大正池」
焼岳の1915年(大正4年)噴火により梓川がせき止められたもの


上空から見る「大正池」は観光パンフとは違い、池の白樺も見えず普通の川の淀みに見えてしまう


奥に全長約10km 続くと言われる上高地の平野?部分、画像の中ほどに川が90゜に折れる左側には
日本近代登山の父と言われるウェストン氏の碑がある
その手前のグレー色の小さな三角空き地はヘリポートになっている


穂高連山が目の前に迫る、機長が指差す「奥穂高岳」は 3190m 右の「前穂高岳」が 3090m


軽飛行機には壁同然の山を目の前にした計器は
高度7400ft(約2460m) 速度85kt 昇降計 ほぼ0 回転計2500rpm
そして翼付け根に装備された外気温計は12゜C を指す

真下には上高地のシンボル 「河童橋」、やはり空から見るのはだいぶイメージが違う


「河童橋」と「明神岳」「六百山」を結ぶ三角エリアの「小梨平」上空で、穂高を左に見ながら旋回中


明神岳の南峰が目の前に迫る、その向うに見える谷と山並みのコントラストが美しい

旋回中に見えた河童橋をアップでショット

アップにしても地上から見る景色とはあまりにも違いすぎるね

画像中ほどには、遠く東駒 (甲斐駒ケ岳) の横に富士山が見えた!

東駒の右は仙丈ケ岳他の南アルプス郡、その手前は私の仕事場がある・・・

上高地の東側にそびえる手前が「六百山」2450m、向うが「霞沢(かすみざわ)岳」 2646m


先程まで真横に見えた焼岳も下方になり
右の遠い山並みは白山連山と手前は高山の盆地か

機体は山岳地帯特有の気流による揺れもなく順調に飛行
上高地行きの飛行で、こんなに雄大なアルプスを堪能できるとは思わなかった
そしてセスナ172はさらなる高見へと上昇をする為に、360゜旋回を開始した

                                        ~さらに つづく

 ※ 画像は機体の姿勢や撮影角度等の確認もあり、意図的に機体の一部が入るように撮ってあります
    フライトシュミレーターの延長として実機体験なので、計器画像が多い事をおことわりします
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4 コメント

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遊覧飛行 (ととぴ)
2012-10-06 14:57:28
☆ノザワヤさん こんにちは

見事な景色ですね

今年も遊覧されるとはさすが目の付け所が違う!

私、小型機は数える程度しか乗ったことがありません

今回こちらの記事を読ませていただいて「乗ってみたいなぁ」と感じました

招待してね(爆)
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山岳フライト (batils)
2012-10-06 14:58:14
もっと揺れているものと思ったのですがそれほどでもなかったのですね。
グライダー乗りとしてはこの辺りをピュア機でフライトしてみたいと思ってしまいますが、気流が複雑なので危険かも。

続きを楽しみにしています!
返信する
バーゲンじゃないと・・・ (ノザワヤ)
2012-10-06 17:49:05
とどぴさん こんにちは

私だってこの日を逃がしたら値段的に絶対乗れませんよ!
ですから晴れてくれないともう一年待たなければ・・・(爆)

来年は一緒にいかがですか!
すでに来年の飛行コースを悩み始めています(笑)
返信する
batilsさん こんにちは (ノザワヤ)
2012-10-06 17:55:52
batilsさんの 松本遊覧 記事も興味深く読ませていただきました。
やはりグライダー乗りの方は機体にかかる上下の力の感じ方が鋭いですね。

上高地フライトはかなり揺れることを予想して
搭乗してすぐにエチケット袋を確認しました(笑)

確かに上昇中はあまり揺れませんでしたが
帰りには一瞬、ストーンって感じで大きく落とされました。
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