三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

航空機 時計 ~つづき

2014年07月10日 | 編隊コレクション
もう一つ手持ちの航空時計は外観ソックリですが
前面のノブは左下に1個のみのもの


前面パネル上部には PUSH HARD の文字が入ってますが
これはメーカー名? 直訳「一押し」でいいのかな、なんかおこがましい様な(笑) 

この他に、型番やメーカー名が入ったラベル等は外観ケースにまったくなし

外観から調べてみると たぶん Wakmann Type A-11 と思われる
搭載機種を調べると、WWⅡ後期~の米軍機あたりで
F-86あたりの朝鮮戦争時期にも使用されたかは不明だが可能性はある


このアイテムはF-86-30 戦闘機の計器盤を手に入れたものの
幾つかの小さな計器類が不足しており
その後、買い足したもののひとつ


ノブ1個の外観にこだわって探したもので、残念ながら不可動品
時計の上部にかぶさるパーツはライトで中には2個の赤色ムギ球が入っている

裏側から見た外観

電源コネクターが付いていますが、目的は時計文字盤用のライト

コレクションした計器盤には、各計器にライト(赤色)パーツが別に付くので
実際にはこの時計は、手持ちの計器盤用ではないということだが
外観だけでよかったので・・・(汗)



横からの姿は前回紹介した A-13A よりも頼りない感じで薄い・・・


それでは初めて分解してみます

不可動品なので、気兼ねなく分解できますが

ムーブメントは単純に2個のネジでケースに固定されているのみでした



裏ケースの中身、上部のコードが付いた4個の穴はライトだが欠落


上蓋の裏にはライト部の穴がある、赤と青のプラスチック片でライトに色付けしている

右上部の突起は、ノブの内側
この時計は不可動だが、ノブでネジを巻けないという根本的な不良
よくわからないが、ネジ巻きのギアがなくなっているのではないかな・・・



ムーブメントはなかなか見応えがある機械の塊

しかし、時計についての知識はまったくないので
コイツを分解すると二度と形にならない恐れが~(笑)

そこでアップで覗いてみるだけにとどめておきます


文字が3か所彫られているのがわかりますが
一番下は時計の遅早を調節するレバー部
真ん中には WAKMANN WATCH CO. SWISS 、製造会社名の文字が

ボケてしまっているが一番上の文字は
SEVENTEEN  17 JEWELS  UNADJUSTED
時計ではよく使われる 17石 使用 と
ムーブメントは精密調整していない との刻印
高級時計でも関税と値段の関係で、ほとんどが UNADJUSTED 未調整と刻印されているようだ



さて、再組み立てです
このくらいならなんとか元にはもどせますが
計器盤への再装着は、他の大きな計器裏部が邪魔で手間かかりました

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 航空機 時計 | トップ | タトゥーの思い出は 番外編で »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

編隊コレクション」カテゴリの最新記事