三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

干支 を食らう

2014年01月18日 | おいしい話
先日呼ばれた手作りの新年会
メイン料理はなんと づくし


料理屋での新年会ではないので、鯉料理も手作りです

天竜川で捕られた鯉を、何日か泥抜きし
この日料理された鯉は8匹とのこと

昔は信州の家庭で、祭り等の人呼びには必ず振舞われた鯉料理
一番のおもてなし料理だったが、最近では巷の洋風美味いモンに押され
若い方には人気薄の地元高級食材になってしまった 鯉

鯉の「洗い(刺身)」に「うま煮」、そして「鯉こく」

鯉の洗い は酢味噌で食べることが多いのだが、そこまで手が廻らなかったようで
普通に山葵が添えられてました(笑)

コレを私は、マイ醤油で持参していた鹿児島醤油で食べてみる~
鯉にも甘目の醤油も合うね


     
     手前の鯉の輪切り料理が「うま煮」、内蔵部分は取り合いになるくらいの珍味
     身は小骨があって食べ難いから、内蔵しか食べない贅沢な方もいたり

鯉こくは信州でも、本来は佐久方面の方がメジャーかな

それでも味噌にあう鯉は、臭みもなく美味い

「こんなに鯉を食べると、乳(チチ)か出るぞ!」と外野から声が

「妊婦に鯉を」と勧められる信州、母乳の出がいいとか言われますが
息子が生まれた時にもいただきましたが、乳腺が詰まるとか諸説沢山で・・・


料理屋とまではいかないので、小骨が多い鯉には手間がかかり
「蟹 と 鯉 は無口になり静かになっちゃうよね~」

それでも充分に地元食材を堪能させていただきました





そんな鯉づくしから1週間、今度は~

同僚のギャースケ姉さんと近くの肉屋から仕入れてきた、すき焼き用の「馬肉」です

「馬刺し」なら赤味ですが、こんな霜降り馬肉は「すき焼き」なら美味いかも
一瞬 今年は「午年」なのに馬肉食べて・・・、と頭をよぎりましたが
牛も鳥も普通に食べちゃうから関係ないか~ (笑)


私が若い頃は、すき焼きと言えば馬肉でした
でも現在は信州でも馬肉のすき焼きや、馬刺しが普通に食卓に並ぶことは少ないです

信州でも高級食材の仲間入りしている馬(サクラ)肉



ショッピングセンター等の食品売り場でも
馬刺しが沢山並ぶのは年末くらいで、通常は棚にあったらめっけもん
さらに、すき焼き用の馬肉はスーパーではまず見かけません
昔ながらの「肉屋」さんに事前注文の方が確立はたかい


     
     この日の馬肉は機械切りじゃなく、店主の手切り
     少々厚めなのが、かえって有り難い
     

すき焼きタレの味付けは私が奉行、試食で椀に馬肉も取ってみる

味噌を入れ忘れたので、汁の味は薄かったが肉の方は旨みバッチシ

画像で見ると、昔の鯨缶詰の肉に似てるね
以前、馬肉を鯨肉として提供し、問題になった鯨専門料理屋があったが
なんとなくわかる画像だ

馬肉は当り ハズレがあり、馬肉=硬い というイメージを持っている方も多い
今回は肉本来の旨みもアリ、なんたって柔らくて本当に美味い!



この日は、年末年始なく就業が続いていたサービス業の家族へ
時期ハズレの年越し料理となった「すき焼き」

私や年寄りには、懐かしい味わいの馬肉に感激の一夜でした
コメント
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