股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

わたしは、ダニエル・ブレイク

2017年10月09日 16時26分29秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2016年
製作国:イギリス/フランス/ベルギー
日本公開:2017年3月18日
監督:ケン・ローチ
出演:デイヴ・ジョーンズ,ヘイリー・スクワイアーズ,ディラン・フィリップ・マキアナン
official site

59歳のダニエルは、イギリス・ニューカッスルで大工の仕事に就いていたが、心臓の病でドクターストップがかかる。失職した彼は国の援助の手続きを進めようとするが、あまりにもややこしい制度を前に途方に暮れる。そんな中、ダニエルは二人の子供を持つシングルマザーのケイティと出会う。
『麦の穂をゆらす風』などのパルムドールの常連ケン・ローチ監督がメガホンを取り、社会の片隅で必死に生きようとする男の奮闘に迫る人間ドラマ。病気で働けなくなった主人公が煩雑な制度に振り回されながらも、人との結び付きを通して前進しようとする姿を描く。コメディアンとして活動しているデイヴ・ジョーンズらが出演。ローチ監督にパルムドールをもたらした力強い物語に震える。

心臓の病気で失職し途方に暮れる男と、2人の子を持つシングルマザーの交流を描いた作品。融通が利かないお役所だったり、仕事を斡旋してくれる優しい友人だったりと、人と人との繋がりを感じられる作品でした。ダニエルの人柄の良さがすごく伝わってくる。フードバンクでのケイティの行動も切ない…。これがイギリスの貧困層の現状なら切ない…。映画としてはもう少し救われるような終わり方にしてほしかったかな…。イギリス社会の現状はよく分かったから、そこから主人公たちがどう立ち上がっていくのか、そういう展開を期待していました。しかし一方的に不幸な人々を描いていく。ドキュメンタリーではないのだから展開が欲しかった!でも観て損はない作品でした。こういう現実を知ることは大事だよね。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« PとJK | トップ | チア☆ダン ~女子高生がチア... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画評論ヤラワ行」カテゴリの最新記事