股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

汚れたミルク/あるセールスマンの告発

2017年10月25日 09時45分10秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2014年
製作国:インド/フランス/イギリス
日本公開:2017年3月4日
監督:ダニス・タノヴィッチ
出演:イムラン・ハシュミ,ギータンジャリ,ダニー・ヒューストン,ハリド・アブダラ
official site

パキスタンで販売員として働くアヤンは、粉ミルクの販売を担当していた。だがある日、自身が売った粉ミルクを衛生的に問題のある水で溶かして飲んだ子供たちが命の危険にさらされている事実に気付く。責任を感じたアヤンは、世界的な大企業を訴えようとし…。
『ノー・マンズ・ランド』『鉄くず拾いの物語』などのダニス・タノヴィッチ監督がメガホンを取り、パキスタンで実際に起きた出来事をテーマに描く社会派ドラマ。グローバル企業が粉ミルクの販売を強引に推し進めたことにより、次々と命を奪われた子供たちのために立ち上がる一介のセールスマンの奮闘を映す。ボリウッド映画などで活躍するイムラン・ハシュミらが出演。人間の良心を呼び覚ますショッキングな物語に言葉を失う。

パキスタンで実際に起きた事件を題材にした社会派ドラマ。大手企業が販売した粉ミルクのせいで幼い命が奪われていることを知ったセールスマンが企業を訴えようと奮闘する。発展途上国の貧困問題をよく知れる作品でした。汚染された水から作られたミルクが子供たちの命を脅かしているのは事実であったにもかかわらず、企業側は認めない。利益ばかりを求めるこ大企業を相手に立ち向かっていったセールスマンのアヤンは本当に凄いと思います。家族や周囲の人々の協力があったからこそここまでの行動が出来たのだろう。正しいことをする事が損をする世の中はおかしい。このような事実を知れたことだけでも観て損はない作品です。赤ん坊たちのその後が気になります…

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする