股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

恋とニュースのつくり方

2011年09月06日 15時55分12秒 | 映画評論カ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年2月25日公開
監督:ロジャー・ミッチェル
出演:レイチェル・マクアダムス,ハリソン・フォード,ダイアン・キートン,パトリック・ウィルソン
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ベッキーはテレビ局をクビになり、失業中の身。落ち込んでいた彼女に突然、チャンスが訪れる。ニューヨークのテレビ局で朝の情報番組のプロデューサーに採用されたのだ。だが、彼女の担当は、超低視聴率のお荷物番組“デイブレイク”。ベッキーは番組立て直しのために、メインキャスターの交代を計画する。彼女には、テレビ業界を目指すきっかけとなった憧れのキャスターがいた。それは、ピューリッツァー賞やエミー賞を始め、数々の栄誉ある賞に輝く伝説の報道キャスター、マイク・ポメロイ。マイクは局と衝突して報道番組を降板していたが、ベッキーはそんな彼にキャスター就任を依頼する。
恋に仕事に頑張りながら奮闘する女性を描くサクセス・ストーリー。仕事に熱心な若手TVプロデューサーの主人公ベッキーを、『きみに読む物語』で注目を集めた女優レイチェル・マクアダムスがキュートに演じている。また、ベッキーの前に立ちふさがる番組のベテランアンカーマンの2人を、「インディ・ジョーンズ」シリーズのハリソン・フォードと『恋愛適齢期』のダイアン・キートンという豪華実力派俳優が競演。

1人のキャリアウーマンが恋に仕事に奮闘する作品。低視聴率番組をどうにか立ち直そうとするが上手くいかず、徐々に彼氏とも上手くいかなくなるっていう結局はベタなストーリー展開であり予測はつくものの、最後まで楽しめる作品でした♪レイチェル・マクアダムスも、ハリソン・フォードも、ダイアン・キートンも、どこかあか抜けていて御茶目なキャラクターでした。“恋”と“ニュース”とタイトルに付いていますが、恋の部分はほとんどありませんでした。最後にすべてが丸く収まってくれるサクセスストーリーはやっぱり安心する。ちょっぴり元気をもらいました。
努力すればきっと報われる!迷ってたって立ち止まってたって何も変わらないんだ。とにかく行動しなきゃ!仕事に行き詰った時にまた観たいです。

この作品の評価・・・・74点
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ランウェイ☆ビート

2011年09月05日 17時32分00秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年3月19日公開
監督:大谷健太郎
出演:瀬戸康史,桜庭ななみ,桐谷美玲,IMALU,田中圭
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高校2年生の塚本芽衣のクラスに、転校生・溝呂木美糸がやってくる。彼は、幼馴染みの宮本きららの転院に合わせて田舎から上京、疎遠になっていた父・隼人の元で暮らすことになったのだ。彼は転入早々、クラスで最もイケてないパソコンおたくの犬田悟のいじめに遭遇。女王様気取りの超人気モデル立花美姫に、授業のノートを取らされたり、美姫のしもべ・郷田にパシリ扱いされたりしていじめられていたのだ。落ち込むワンダにビートは「お前をクラスでいちばんカッコいい男にする」と宣言。
原田マハの人気ケータイ小説を『NANA』『ジーン・ワルツ』の大谷健太郎監督が映画化。高校生たちが、自分たちで作った洋服、自分たちで作ったランウェイで、学校最後のファッションショーを成功させようとする、ファッション青春ストーリーだ。天才的なデザインの才能を持つビートに扮するのは瀬戸康史。才能を持ちつつも、父親との関係や、重病の幼なじみへの愛に揺れる難しいキャラクターを爽やかに演じている。ビートを支える芽衣役の桜庭ななみや、人気モデル・美姫役の桐谷美玲も、高校生役を等身大に表現している。

ファッションショーに青春を賭けた高校生たちを描いた作品。共に1つの目標に向かって困難にぶつかりながらも進んでいく高校生たちの姿を見て「あぁ~もう一回文化祭したいなぁ」なんて思ったりして。偶然に高校生の男女が集まって、恋が始まってというストーリーはそんなにヒネりもなく、よくある青春映画です。いきなり学校が廃校になるっていう展開は必要なかったんじゃ?
ファッションをテーマに取り上げているのは新鮮でしたが、さすがにラストのショーの演出はやり過ぎだろう。商店街の人たちが手伝ってくれたとはいえ、高校の文化祭を本物のファッションショーのような舞台装置にすると、逆に高校の文化祭っていう素朴さだったり新鮮さが消えてしまう。青春ムービーは嫌いじゃないしベタな展開は悪くはなかったけど、もう少し現実味がある作り方をして欲しかったです。

この作品の評価・・・・66点
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ウルルの森の物語

2011年09月03日 11時19分34秒 | 映画評論ア行
製作年:2009年
製作国:日本
2009年12月19日公開
監督:長沼誠
出演:船越英一郎,深田恭子,光石研,濱口優,桑代貴明
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昴としずくの兄妹は、東京で母親の夏子と暮らしていた。しかし夏子が入院することになり、5年前に離婚した父・大慈の暮らす北海道に行くことになる。大慈は野生動物救命所の獣医をしていた。慣れない父との生活に戸惑う兄妹だったが、美しい大自然や野生動物たちとの触れ合いを通じて、少しずつ寂しさを紛らせていく。また、大慈の妹で動物カメラマンの千恵や、牧場で働いている拓馬(濱口優)らも、兄妹を優しく見守っていた。ある日、しずくは1匹のオオカミに似た子犬と出会う。
北海道を舞台に、オオカミの子供を守ろうとする幼い兄妹の冒険と、家族の絆を描くヒューマンドラマ。美しい大自然と、愛くるしい野生動物たちがスクリーンを彩る。出演は、「マリと子犬の物語」の船越英一郎、「ヤッターマン」の深田恭子。監督は、ドラマ『東京大空襲』の長沼誠。音楽は、「崖の上のポニョ」の久石譲。

子供たちの冒険、動物、親子の絆…なんだか夏休みの親子向けの鉄板映画といったかんじ。一匹のオオカミによって成長していく子供たちと命の大切さを描いた本作は驚くほどハッピーエンドで終わらせました。ただし、いくら子供向けだとはいえ、ワザとらしい演出でハッピーエンドに持っていこうとするご都合主義は、どうかと思う…。子供の夢を壊すのは良くないけど、現実は厳しいんだってことを分からせてあげる事も時には大事だ。少しくらいは悲しい要素を盛り込んでも良かったんじゃないかな。お父さんが橋から落ちるシーンは失笑でした
ウルルは可愛かったけど結局感動は出来ませんでした。ファミリー向けなので子供が観るには丁度いいけどね…。

この作品の評価・・・・62点
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猿ロック THE MOVIE

2011年09月02日 00時44分23秒 | 映画評論サ行
製作年:2010年
製作国:日本
2010年2月27日公開
監督:前田哲
出演:市原隼人,比嘉愛未,高岡蒼甫,芦名星,渡部豪太
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“サル”こと猿丸耶太郎は、下町の商店街に暮らす天才カギ師。彼の弱点は、とにかく女に目がないこと。ある日、マユミと名乗る美女の依頼でスポーツクラブの金庫を開ける事になる。彼女は記憶障害で番号を忘れたというが、鍵を開けると、そこにはトランクが。何気なく取り出すが、実はそれは、数日前に銀行から盗まれたものだった。そんな事情は全く知らないサルは、すぐにヤクザに追われることになる。訳のわからないまま逃げ出すが、それでもマユミを守ることを約束。だが、事はそれだけでは収まらず、警察からも指名手配を受けてしまう。
09年7月に放送され、話題を呼んだドラマ「猿ロック」が、早くも映画化された。原作は、週刊「ヤングマガジン」に約5年にわたって連載され、累計450万部を突破した芹沢直樹の人気コミック。映像化の時点で年齢が高校生から20歳に変更された天才カギ師・サルを演じるのは、おなじみ市原隼人。映画版でもピュアな笑顔で、女性ファンのハートをわしづかみにすること間違いナシ! 今回、美女にめっぽう弱いサルが夢中になるヒロイン・マユミを演じるのは、ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」やNHK大河ドラマ「天地人」などに出演した注目株、比嘉愛未。

コミックもドラマを1回も観たことないのに映画から
なかなかの豪華なキャストが揃っていて面白さの中にもシリアスな面もあったりして良かったけど、サルのテンションの起伏に慣れないまま終わってしまいました。悪党の奴らも本気なのかコントなのか中途半端。サルたちを追いかけるシーンなんてワザとらしく力抜いているし。アクションだけど、そのドキドキ感が全くありませんでした。映画だからといって特に目新しい演出もなかったです。人間真面目に生きなきゃいけませんね。じゃないとお天道様に叱られますよ。
小西真奈美はこういう役が合いますね(笑)

この作品の評価・・・・55点
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