股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

メタルヘッド

2011年09月24日 21時51分07秒 | 映画評論マ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年6月25日公開
監督:スペンサー・サッサー
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット,ナタリー・ポートマン,レイン・ウィルソン
official site

自動車事故で母を失い、心に大きな傷を負った13歳の少年TJと、妻の死から立ち直れないその父親ポール。そして、人生を見失い、スーパーのレジ係として働く女性ニコール。彼らの前に突然、長髪で半裸の謎の男ヘッシャーが現れる。TJの祖母の家に勝手に住みついたヘッシャーは、大音響でヘヴィメタルを流しながら、下品で乱暴な言動によって様々なトラブルを起こす。だが、過激でパワフルな彼のバイタリティは、暗く沈んでいた者たちを勇気づける。それによって、彼らはもう一度前を向き、新たな人生を歩み始める…。
数々の短編映画などで注目を浴びたスペンサー・サッサーの長編監督デビュー作。出演は「インセプション」のジョセフ・ゴードン=レヴィットと、プロデューサーも兼任した「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマン。突如現れた型破りな男の言動が、人生に傷ついた人々を再生させてゆく。サンダンス映画祭でも話題を集めた。

一度は壊れてしまった家族の再生を描いた本作。イカれた男ヘッシャーの存在は前半は観ているこっちまでイライラしてしまいました自分勝手なクソ野郎、だけどお婆ちゃんには優しい…。邪魔者扱いだったヘッシャーですが、話が進むにつれてだんだんとヘッシャーの事が好きになってきましたヘッシャーのような破天荒な人間も時には必要なのかもしれない。実はヘッシャーがこの映画の中で一番大人だったり!?結局ヘッシャーの正体はハッキリ分からぬままでしたが、何だか観終わったあとでホッとしてしまいました
人は誰もが孤独に生きていて愛されたいと思いながら日々を送っている。この映画の中に出てくる誰か一人でも欠けていたら、この家族は再生出来ていなかっただろう。上手に生きていこうなんて考えちゃダメなんだ。人間は皆未完成の生き物だしダサくっても人はもう一度やり直せる。失ってから気付かされる事は多々ある。誰かの助けを借りる事は決して恥ずかしいことではない。そうやってまた人は強くなっていくのだから。万人受けするような作品ではありませんが前向きなメッセージが感じ取れる作品でした。
ナタリー・ポートマンの出番は少なめですが、やはりアカデミー女優は存在感ありました♪

この作品の評価・・・・73点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする