股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

何者

2016年10月17日 11時49分57秒 | 映画評論ナ行
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年10月15日
監督:三浦大輔
出演:佐藤健,有村架純,二階堂ふみ,菅田将暉,岡田将生,山田孝之
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就職活動の情報交換のため集まった大学生の拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。海外ボランティアの経験や業界の人脈などさまざまな手段を用いて、就活に臨んでいた。自分が何者かを模索する彼らはそれぞれの思いや悩みをSNSで発信するが、いつしか互いに嫌悪感や苛立ちを覚えるようになる。そしてついに内定を決めた人物が出てくると、抑えられていた嫉妬や本音が噴きだし…。
『桐島、部活やめるってよ』の原作者である朝井リョウの直木賞受賞作を、演劇ユニット「ポツドール」を主宰する『愛の渦』などの三浦大輔が映画化。就職活動対策のため集まった5人の大学生が、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする本音や自意識によって彼らの関係性が変わっていくさまを描く。就職活動を通じて自分が何者かを模索する学生たちには佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生といった面々がそろい、リアルな就活バトルを繰り広げる。

佐藤健,有村架純,二階堂ふみ,菅田将暉,岡田将生,山田孝之といった豪華俳優陣が出演している本作。就職活動対策で集まった5人の学生。彼らは互いに支え合いながら就活を乗り越えようとするのだが、徐々に本音や嫉妬が彼らを苦しめていく…。就活していたのは8年くらいに前になるか。合同企業説明会、エントリーシート、面接、Webテスト、グループディスカッション…あぁ懐かしい(笑)あの頃は俺も悩みながら頑張ってたなと思ってしまいました。就活で起きる喜びや苦しみ、仲間への嫉妬など、思わず「あぁ、わかるわかる!」と共感してしまう所がたくさんありました。「みんなで協力して頑張ろう!」と言っても、先に友達が内定をもらったら焦りや嫉妬が出てくるのも分かる。友達が大企業に内定をもらったら特に(笑)しかし本作は暗くて重い描写ばかりで「えっ?ここで終わりなの?」とツッコミたくなるほどスッキリしない。“就活は内定取れないと地獄だぞ~”“SNSで自分の事ばかり書いてる奴は寒いぞ~”というメッセージしか残らず、これを就活を控えている学生が見たら鬱になること間違いなし(笑)後半の演劇のような演出は新鮮で面白かったけど、とにかく観ると気分が沈むばかりです。Twitterの「何者」がバレてしまったところが一番の盛り上がりでしたが、その後は退屈。テーマや演出は良いのだけど、少しでも希望が見えれば良かったな…。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)

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