製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2023年1月20日
監督:ロバート・エガース
出演:アレキサンダー・スカルスガルド,ニコール・キッドマン,クレス・バング
若き王子アムレート(アレキサンダー・スカルスガルド)は、叔父フィヨルニル(クレス・バング)に国王オーヴァンディル(イーサン・ホーク)を殺され、グートルン王妃(ニコール・キッドマン)を誘拐される。父の復讐(ふくしゅう)と母の救出を誓い、アムレートはボートで島を出る。ところが数年後、ヴァイキングの戦士となって東ヨーロッパ各地で略奪を繰り返していた彼は、預言者(ビョーク)との出会いを機に自身の運命と使命を思い出す。アムレートは奴隷に変装し、フィヨルニルが経営している農場があるアイスランドに向かう。
『ターザン:REBORN』などのアレキサンダー・スカルスガルド主演によるアクション。北欧を舞台に、叔父に国王である父を殺され、母をさらわれた王子が復讐(ふくしゅう)に燃える。メガホンを取るのは『ライトハウス』などのロバート・エガース。『ストレイ・ドッグ』などのニコール・キッドマン、『ザ・スクエア 思いやりの聖域』などのクレス・バング、『ラストナイト・イン・ソーホー』などのアニャ・テイラー=ジョイのほか、イーサン・ホーク、ビョーク、ウィレム・デフォーらが共演する。
父を殺した叔父への復讐のため、さらわれた母を救うため、旅に出る王子の物語。アニャ・テイラージョイ、ビョーク、イーサン・フォーク、ニコール・キッドマンと、なかなかの豪華キャスト。壮大なストーリーなのは伝わってくるし復讐に燃える男の戦闘シーンは迫力はあるものの、展開はストレートな復讐劇でした。スカンジナビアの王国は農村か?ってくらい質素な村だったのが気になりました(笑)
ストレートな話なのだが、宗教的のような神話的のようなファンタジー場面が途中でちょいちょい入ってくるので混乱しました。どうやら北欧神話を題材にしているそうで、知識が無い人は「???」ってなるでしょう。監督は「ライトハウス」のロバート・エガースですので、本作でも独特なダークな雰囲気を感じられる演出が多かったです。そして殺害シーンが結構グロい…。暗く重いグロいシーンは多々あるのだが、どこか美しさを感じさせるから不思議。
観終わると「あれは何だったんだ?」と少しモヤモヤが残る作品でした。もう少しエンタメ性を強くしてくれたら楽しめたかもしれない。
この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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