股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ボーはおそれている

2024年08月14日 16時37分06秒 | 映画評論ハ行

製作年:2023年
製作国:アメリカ
日本公開:2024年2月16日
監督:アリ・アスター
出演:ホアキン・フェニックス,,ネイサン・レイン,エイミー・ライアン

映画『ボーはおそれている』公式サイト|絶賛上映中

『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』で世界を震撼させたアリ・アスター監督×主演ホアキン・フェニックス。最狂コンビから、貴方の精神に挑戦状。怪死した母の元へ駆け...

映画『ボーはおそれている』公式サイト|絶賛上映中

 


日常のささいなことでも不安になってしまう怖がりの男性・ボー(ホアキン・フェニックス)は、ある日、直前まで電話で会話していた母親が死んだという知らせを受ける。母親のもとへ向かうべくアパートを出ると、世界は様変わりしていた。現実なのか悪夢なのかも分からないまま、次々に奇妙な出来事が起こる里帰りの道のりは、いつしか壮大な旅へと変貌していく。
『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』などのアリ・アスター監督と、『ジョーカー』などのホアキン・フェニックスが組んだスリラー。ささいなことでも不安になる怖がりの男性が、母親の突然の訃報を受けて帰省しようとするも、その旅路は現実とも悪夢ともつかぬものになっていく。共演には『プロデューサーズ』などのネイサン・レイン、『ストレンジ・アフェア』などのエイミー・ライアン、『ドライビング Miss デイジー』などのパティ・ルポーンらが名を連ねる。

鬼才アリ・アスター監督作品。ささいなことで不安になってしまう男の姿を描いた180分スリラー。『ヘレディタリー/継承』と同様に、本作もネタバレあらすじを読みながらの鑑賞。おかげで多少は理解できましたが、それでも難解なシーンが多々ありました。簡単に言ってしまえば「母親に支配されている息子の物語」。冒頭から最後まで、母親が支配する世界で身も心もコントロールされてしまっている主人公のボーが、いかに毒親から親離れできるのかが見どころになっています。最悪の悪夢が続く世界ってどんな地獄なのだろうか。母親の支配に苦しんでいる一方で、その母親に依存しているボー。母親の言う通りにしていれば…と思っていたボーですが、その母親は想像以上の呪いモンスターだったことにアリ・スターらしさが光っていました。『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』ほどの没入感は無かったかな。ホアキン・フェニックスの演技があったからこそ3時間なんとか観れたかんじ。
家族の呪いの話…いやっ、とことん不幸のどん底に突き落とすような話でした。次回作に期待しよう。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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