股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

セーヌ川の水面の下に

2024年08月04日 17時50分46秒 | 映画評論サ行

製作年:2024年
製作国:フランス
日本公開:2024年6月5日
監督:ザヴィエ・ジャン
出演:ベレニス・ベジョ,ナシム・リエス,レア・レヴィアン,アンヌ・マリヴィン

2024年、夏のパリ。セーヌ川がワールドトライアスロンシリーズの開催地に選ばれるが、科学者のソフィアは、環境活動家のミカからセーヌ川の奥深くに巨大なサメが生息していることを知らされる。二人はセーヌ川を管轄する警察署のアディール署長と協力して、巨大ザメによる被害を未然に防ごうと対策を講じるが、その中でソフィアは自身の悲惨な過去に向き合うことになる。
『死霊院 世界で最も呪われた事件』などのザヴィエ・ジャンが監督を務めるサスペンス。トライアスロンの国際大会を控えたパリで、セーヌ川に巨大ザメが出現したことから惨劇が起きる。『キャメラを止めるな!』などのベレニス・ベジョ、ジャン監督作『FRANG/ファラン』などのナシム・リエス、ドラマシリーズ「呪われた宿命」などのレア・レヴィアンのほか、アンヌ・マリヴィン、森本渚らが出演する。

パリ五輪応援の意味も込めて鑑賞。オリンピック開会式でも使用されたセーヌ川で起きる惨劇を描いたパニック作品。現実世界では大腸菌が問題になっていたセーヌ川でしたが、映画の中ではサメ問題。ただのサメ映画ではなく不法投棄、環境問題、人間のエゴなど、自然破壊を続けてきた人間たちのせいでサメを巨大化、凶暴化させてしまった。サメの頭の良さ、そしてアホな行動をする人間が食われていく展開は、怖いけど観ていて面白かった。風刺がきいた作品でした。いつか異常気象によってサメが支配する日が来るかもしれない。
結末はまさかのまさかでした!サメよりも不発弾のほうが怖いかも。これは続編が気になる!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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