股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

四月になれば彼女は

2024年03月22日 15時34分35秒 | 映画評論サ行

製作年:2024年
製作国:日本
日本公開:2024年3月22日
監督:山田智和
出演:佐藤健,長澤まさみ,森七菜,仲野太賀,中島歩,ともさかりえ,竹野内豊

映画『四月になれば彼女は』公式サイト

大ヒット上映中!川村元気の“愛のベストセラー”がついに実写映画化。

 


4月のある日、結婚を間近に控えた精神科医・藤代俊(佐藤健)のもとに、かつて交際していた伊予田春(森七菜)から手紙が届く。ボリビア・ウユニ塩湖からの手紙には、10年前の初恋の記憶がつづられていた。そんなとき、俊の婚約者・坂本弥生(長澤まさみ)が謎めいた言葉を残して姿を消す。春はなぜ手紙を書いてきたのか、そして弥生はなぜ失踪したのか。戸惑う俊が愛する人を探し求める中で、二つの謎がつながっていく。
映画プロデューサーや小説家など多彩に活動する川村元気の恋愛小説を映画化。結婚直前に婚約者が謎の失踪を遂げた精神科医が、ある手紙をきっかけに初恋の記憶や婚約者との日々を回想する。監督は米津玄師らのミュージックビデオなどを手掛けてきた映像作家・山田智和。主人公を川村原作による『世界から猫が消えたなら』などの佐藤健、失踪した婚約者を『MOTHER マザー』などの長澤まさみ、主人公の初恋の相手を『君は放課後インソムニア』などの森七菜が演じる。

失踪した婚約者。元カノから届く手紙。長いPVを見ているような感覚でした。映像がとにかく美しい。ウユニ塩湖から始まり、プラハの街並み、ブラックサンドビーチ、日常の風景さえも美しく見えた。映画としての雰囲気は個人的には好みです。しかし登場人物たちの感情や説明が足りないせいか、観終わったあとスッキリしたような気もするし、何か引っかかるような気もする。この映画が伝えたいことは確かに分かる。恋をすることは簡単だけど、愛し続けることは難しい。出会った頃の気持ちのままでいることは難しいということ。大人になると途中で色々な方法に気付くことがあるけれど、若いときってどうしても「答えは1つしかない。それが合わないなら別れよう」っていう別の発想が出来ない感覚も分からなくもない。「1人の孤独は耐えられるけど、2人での孤独は耐えられない」って気持ちは凄くわかる。すごく深くて良い話を描いているのだけど、俊や弥生や春の正直な気持ちが見えてこないまま終わってしまったのが残念でした。元カノに会いに行く弥生がちょっと怖かった…。
弥生からの問題。「愛を終わらせない方法ってなんでしょう?」ちゃんと相手と向き合って、ちゃんと追い続けないと簡単に失ってしまう。愛することをサボってしまった俊や弥生。
藤井風の曲、映画とよく合ってました。竹野内豊が演じたお父さん。怖すぎ!彼女の実家行ってあんな事言われたら別れるかも(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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