パージ：アナーキー

製作年：2014年
製作国：アメリカ
日本公開：2015年8月1日
監督：ジェームズ・デモナコ
出演：フランク・グリロ，カーメン・イジョゴ，ザック・ギルフォード，キエレ・サンチェス
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国民の怨嗟や憎悪を発散させ、それによって治安を維持しようと、アメリカ政府は1年に1晩だけ殺人などの全犯罪を認める日パージを制定する。その日を迎え、家路を急ぐものの車がパンクしたために街をさまよう夫婦。何者かに襲われ、拉致されそうになる母娘。武装した男に救われた彼らは、協力し合いながら無法地帯となった街からの脱出を試みる。次々と襲い掛かってくる殺人者たちを倒していくが…。
『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイが製作陣に名を連ねたサスペンスシリーズの第2弾。年に1度だけ殺人などの犯罪が有罪にならないパージと呼ばれる日に街をさまようことになった夫婦が、ある母娘や武装した謎の男と共に生還を目指す。前作に引き続き、監督は脚本家やプロデューサーとしても活躍するジェームズ・デモナコ。『バトルフロント』などのフランク・グリロらが出演。より激化する殺人合戦の行方に目がくぎ付け。

パート１が家１軒の中でのお話だったのに対して、今回はダウンタウンの街全体で話が繰り広げられるのでスケールが大きくなった感じです。パート１よりは面白さが倍増です♪無法地帯と化した街で無差別の殺戮が行われます。武装した男。車が故障して逃げる夫婦。そして何者かに襲われる母娘。５人は殺人集団たちから街中を逃げまくります。今回は貧困層の“パージ”、そして富裕層の“パージ”を描いていて見どころは多かったです。主人公(?)の男の目的を知った時は切なくなりました。一番恐ろしい生き物は人間です。でも過去の過ちを許せる生き物も人間。殺人合法化を肯定するのではなく考えさせられる作品でもありました。パート１と同じ監督とは思えないほど完成度は上がっています。これはパート３に期待しています。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆（満点は★10）