股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

殺人の追憶

2015年12月27日 17時16分20秒 | 映画評論サ行
製作年:2003年
製作国:韓国
日本公開:2004年3月27日
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ,キム・サンギョン,キム・レハ,ソン・ジェホ,ピョン・ヒボン

1986年10月23日、農村で若い女性の変死体が発見される。地元の刑事パクは地道な取り調べを始めるが、現場は大勢の見物人で荒らされ、なかなか証拠がつかめない。やがて、第ニの事件が起きてしまう。
実際に起きた未解決連続殺人事件をテーマにした衝撃サスペンス。韓国で560万人を越える動員数を記録。事実を基に綿密に構成された脚本と緊迫感あふれる映像で、犯人を追う刑事たちの焦燥感が身近に迫る。東京国際映画祭アジア映画賞受賞。主役は『シュリ』『JSA』で知られる、韓国の名優、ソン・ガンホ。田舎町の少々、愚鈍な刑事を演じるため、体重を10kg増やし役作りした。監督・脚本は『ほえる犬はかまない』のポン・ジュノ。

観てなかったおすすめ映画を観る。韓国で大ヒットした本作。実際に起きた連続殺人事件をモチーフに作られており、韓国では三大未解決事件の1つとされています。警察の目を掻い潜り、殺人を続けていく犯人と、それを追う刑事たちの姿を描いたサスペンス。怪しい人物は浮かび上がるものの、真犯人は逮捕されない…。最後まで続く緊張感は見物です。見えてこない犯人像、そして刑事たちの心境の変化も面白い。いい加減な警察も妙にリアルだ。ラストも恐怖を残す終わり方。未解決事件だと知っていながらも、展開が気になってしまった。脚本も俳優たちの演技も素晴らしい。暴力シーンは多いものの、主演のソン・ガンホの迫真の演技は凄いです。日常に潜む悪の恐怖を感じさせる秀作。普通…普通の人ほど怖い人はいない…。これだから韓国映画は面白い。日本もこういう映画を作れないものか…

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
コメント
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