股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

大統領の執事の涙

2014年02月18日 01時16分52秒 | 映画評論タ行
製作年:2013年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年2月15日
監督:リー・ダニエルズ
出演:フォレスト・ウィテカー,オプラ・ウィンフリー,ジョン・キューザック
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綿花畑で働く奴隷の息子に生まれた黒人、セシル・ゲインズ。ホテルのボーイとなって懸命に働き、ホワイトハウスの執事へと抜てきされる。アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、フォードなど、歴代の大統領に仕えながら、キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争といったアメリカの国家的大局を目の当たりにしてきたセシル。その一方で、白人の従者である父親を恥じる長男との衝突をはじめ、彼とその家族もさまざまな荒波にもまれる。
実在したホワイトハウスの黒人執事の人生をモデルにしたドラマ。奴隷から大統領執事となり、7人の大統領に仕えた男の波乱に満ちた軌跡を追う。主演を務める『ラストキング・オブ・スコットランド』などのフォレスト・ウィテカーを筆頭に、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、テレンス・ハワードなどの実力派が結集。メガホンを取るのは、『プレシャス』などのリー・ダニエルズ。濃密なドラマとストーリー展開に加え、アメリカ近代史を見つめた壮大な視点にも引き込まれる。

生涯で7人の歴代アメリカ大統領の執事として仕えた男の物語。こういう実話を基にした作品は大好物です。目の前で歴史が動く瞬間を見てきたセシルは何を感じながら働き続けたのだろうか。数々の歴史の出来事を描いているため、政治色や戦争色が強いかと思いきや、そうでもありません。この映画の軸は“家族の絆”です。仕事をしながらも常に愛する妻と息子への愛を忘れないセシルの姿がとても素晴らしかった。人種差別が当たり前だった時代。黒人は何もかもが白人たちと分けられていた時代。それでも黒人たちは真正面から立ち向かっていった。たとえどんな高い壁だとしても乗り越えようと努力をすることってホントに大事なんだと改めて思いました。セシルの妻は酒におぼれ、長男は社会に反発して捕まり、二男はベトナム戦争へ出兵…。セシルの人生はまさしく波乱万丈と言える。それでも家族の絆は深いんだなとラストシーンで思いました。上手くまとめ過ぎている感じもしますが…。
人種差別→黒人大統領の誕生。オバマ氏が大統領になったことに本当に良かった!ホワイトハウスの裏側を見れた作品でした♪

この作品の評価・・・・77点
コメント
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