股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

さよなら渓谷

2014年02月13日 17時27分40秒 | 映画評論サ行
製作年:2013年
製作国:日本
日本公開:2013年6月22日
監督:大森立嗣
出演:真木よう子,大西信満,鈴木杏,井浦新,新井浩文,鶴田真由,大森南朋
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緑が生い茂る渓谷で幼児の殺害事件が発生し、容疑者として母親が逮捕される。隣の家に住んでいる尾崎俊介がその母親と不倫していたのではないかという疑惑が、俊介の妻かなこの証言によって浮かぶ。事件を取材する週刊誌の記者、渡辺がさらに調査を進めていくうちに、尾崎夫妻をめぐる15年前の衝撃的な秘密にたどり着き…。
『悪人』『横道世之介』などの原作者として知られる芥川賞作家・吉田修一の小説を、『まほろ駅前多田便利軒』などの大森立嗣監督が映画化。幼児が殺害された事件をきっかけに暴かれる一組の夫婦の衝撃的な秘密を描きながら、男女の愛と絆を問う。愛と憎しみのはざまで揺れるヒロインの心情を、『ベロニカは死ぬことにした』などの真木よう子がリアルに体現。その夫役には『キャタピラー』などの大西信満がふんするほか、大森監督の実弟である大森南朋をはじめ、井浦新、新井浩文ら実力派が名を連ねる。

真木ようこのカラダを張った迫真の演技が凄かった!幼児殺害で逮捕された女。女の部屋の隣に住む尾崎俊介が女と不倫していたという情報が警察に入る。その情報を流したのは俊介の妻のかなこだった…。男女のドロドロした話かと思いきや、実際はもっともっともっと奥深くドロドロしたお話でした。何故2人が一緒にいるのか…それを知ったとき、何とも言えない気持ちになりました。傷ついた女性と、過去に罪を犯した男。それは決して消えることのない2人の関係。たぶん僕らが考えている以上に2人はずっとずっと悩み続けているのだろうな。一度犯した罪は消えない…その罪を背負って生きていかなければならない。でも2人の共同生活が何故成り立っていたのかが最後まで分からなかった。加害者の気持ちも被害者の気持ちもわかるが、もう少し感情移入できるような題材にしてくれたほうが良かったかも。ちょっと重すぎる…(笑)ラストは答えが出ない終わり方です。たしかに、これは答えがない問題なのかも…

この作品の評価・・・・68点
コメント
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