股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

エレベーター

2013年03月05日 17時09分19秒 | 映画評論ア行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年9月29日公開
監督:スティーグ・スヴェンセン
出演:クリストファー・バッカス,アニタ・ブリエム,ジョン・ゲッツ
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マンハッタンのウォール街に立つ超高層ビル。その最上階にある会場で開かれるパーティーに向かう9人がエレベーターに乗り込む。しかし、最上階に向かう途中の49階付近で急に停止してしまう。事故にせよ故障にせよ、救助の人間がやって来るか、再び動き出すだろうと、のんびりと過ごしていた乗客たち。しかし、そのうちの一人が「わたしは爆弾を持っている」という衝撃的な告白をする。それを機にパニックに駆られエレベーターから脱出しようとあがく乗客たちだったが、次から次へと思いも寄らない出来事に見舞われていく。
エレベーターが、突如として非日常的空間へと変貌するシチュエーション・スリラー。超高層ビルのエレベーターに閉じ込められた者たちがパニックに陥りながらも、決死のサバイバルを繰り広げる姿を息詰まるタッチで活写していく。メガホンを取るのは、ノルウェー出身のスティーグ・スヴェンセン。エレベーターという限定空間を舞台にしながらも、予測不可能な展開を連続させて観る者を最後まで引き込むスヴェンセン監督の手腕に加え、経済格差や人種差別といったアメリカ社会のゆがみを巧みに盛り込んだストーリーも見もの。

こういうシチュエーション・スリラーって「SAWソウ」の大ヒットから相当な数の作品が作られてきたと思う。設定はどれも似たようなもの。その中でどうアレンジを加えていけるかが高評価の鍵だ。

エレベーターの中で起きる悲劇を描いた本作。エレベーターに乗り合わせた男女9人。エレベーターは突然緊急停止する、するとその中の一人が「いま爆弾を持っている」と告白する…。9人に共通点があるとか悪魔の仕業とか、何かあるのかとワクワクしてましたが…まさかの何もない!?そうなんです、9人はたまたまエレベーターに集まった人たち。言っちゃえば不幸な人ってだけです。爆弾があるエレベーターの中から、どうやって逃げるかってだけの話。何の捻りもありません。救助を要請したのに、そんな来るの遅いのか??
色々ツッコミどころはあるけど、特にムカついたのは、あのクソガキ!!!だってクソガキのせいで閉じ込められたんだもん。緊急停止ボタン押したくせに「わたし知らな~い」ってホントにムカツク!!しかも1人の男がエレベーターから身を乗り出してるのに、クソガキはまさかのボタン連打。エレベーターは動きだし、男の腕がちぎれる。すると「わたしは悪くな~い」って…

クソガキーーーー!!!


そんなガキである孫娘に、じじいは「おー、よしよしっ」って甘やかし過ぎなんだよ!!しかもこのガキ、エンディングで笑ってたよね!?フィクションなのに、あんだけ観ていて登場人物にイライラして不快に思ったのは久しぶりです(笑)何をしたかは書きませんが、まぁ観ればきっとイライラしますよ。
これを観るなら、悪魔を扱った「デビル」の方が断然面白いと思います。この映画を観て学んだのは、非常時は太ってると不利ってことですね。

この作品の評価・・・・54点
コメント
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