股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ディクテーター 身元不明でニューヨーク

2013年03月16日 18時49分09秒 | 映画評論タ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2012年9月7日公開
監督:ラリー・チャールズ
出演:サシャ・バロン・コーエン,アンナ・ファリス,ベン・キングズレー
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アラジーン将軍は、幼いころから北アフリカにあるワディヤ共和国の独裁者として君臨していた。彼は気に入らない相手を即刻処刑したり、核ミサイルの開発に手を出したりとやりたい放題だったが、ある日、核ミサイルの件で国連から釈明を求められてしまう。そこで将軍は意気揚々とニューヨークに旅立つが、陰謀により捕らえられ、立派な口ひげをそられてしまい…。
『ブルーノ』などのお騒がせ男サシャ・バロン・コーエンが、世界一危険な独裁者を熱演する痛快爆笑ムービー。それまで欲望のままに生きてきた暴君が、ひょんなことからニューヨークに渡り、生まれて初めて庶民の世界を垣間見る様子をブラックな笑いと共に描き出す。将軍の右腕を、『ガンジー』などの名優ベン・キングズレーが好演。観る者を爆笑の渦に巻き込みつつ、時代背景を反映した痛烈な社会批判も込めた力作に脱帽する。

サシャ・バロンって俳優さん、全然知らなかったけどアメリカでは有名人らしいです。彼の主演作『ボラッド』も『ブルーノ』も観ていません。ワディヤ共和国の独裁者であるアラジーン将軍がニューヨークに来るが、そこで陰謀に巻き込まれるというお話。アメリカンジョークって好きじゃないんだけど、この映画は笑ってしまいました。だってオープニングでいきなり「金正日に捧ぐ」なんて出るんですもん(笑)下ネタもあればモザイクシーンもある。だけど、それが物語とバランスが良くて最後までツボにハマりました。83分という短さも良いのかも。各国を批判するアラジーン将軍のやりたい放題っぷりが、たまらない!現代のアメリカ社会への風刺が良い!「死刑!」と即言う将軍が好きです。

下ネタ映画かと思いきや、大物俳優ベン・キングスレーや、ミーガン・フォックス、エドワード・ノートンが登場するので映画ファンとしては「おぉ!ここで出てくるか!」と嬉しくなりました(笑)下ネタがダメな人にとっては苦痛の映画だと思いますが、自分は当たりでした。

この作品の評価・・・・73点
コメント
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