股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

借りぐらしのアリエッティ

2010年07月19日 14時34分18秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2010年
製作国 : 日本
2010年7月17日公開
監督 : 米林宏昌
声の出演 : 志田未来,神木隆之介,大竹しのぶ,竹下景子,三浦友和,樹木希林
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アリエッティはとある郊外の古い屋敷に住んでる小人の女の子。小人の一族は、自分たちの暮らしに必要なモノを必要なだけ人間の世界から借りて生活する、借りぐらしの種族だ。アリエッティが初めて借りに出たその夜、借りの最中に病気の静養でこの屋敷にやってきた少年・翔に姿を見られてしまう。人間に姿を見られたからには、引っ越さないといけない。掟と好奇心の間でアリエッティの心は大きく揺れるのだった…。
スタジオジブリ2年ぶりの新作は、メアリー・ノートンの児童文学「床下の小人たち」を原案にした心温まるファンタジー。本作は派手なアクションシーンも幻想的な架空の世界もない。しかし、臨場感溢れる描写や、自分たちの分を知って身の丈に合った生活を楽しむ小人たちを丁寧に見せることで、我々の日常と床板一枚を隔てた先にある小人たちの世界に夢中にさせてくれた。キャラクター造形、美術、音楽、キャストと全てが完璧で、見終わった後にそっと家の戸棚や床下を開きたくなるかも。本作の監督を務めたのはこれが初監督作品となるスタジオジブリの新鋭・米林宏昌。

最近のジブリ作品は話が複雑過ぎて大人向けのような気がする…。たぶん今回もそんな感じなんだろうなと予想してました。しかし実際観てみると今回の「借りぐらしのアリエッティ」は単純なお話です。いや単純すぎるほどの話で工夫が感じられません(笑)物語の主人公は一軒家の軒下に暮らす小人たち。えっゴキブリ…じゃなくて小人です(笑)彼らが住む家に、病気療養のために1人の男の子がやってきます。それからアリエッティと男の子の交流が始まるのです。
子供でも分かりやすい展開は良いのだけど、ジブリ作品としてはあまりにも世界観が狭すぎる気がする小人の世界だからというわけではなく、話に広がりがないんです。冒頭でいきなりアリエッティが人間に姿を見られてしまうのも早すぎる気がします。
全体的に後味が悪い作品。小人に「君たちは滅びる種族なんだよ」って言うショウ君の神経が分からないし、小人たちも何でもかんでも人間たちからモノを盗むっていうのも教育上、子供たちには良くないと思う。気持ち悪いオバチャンも違和感あるし。そしてショウくんの手術はどうなったの!?!?(笑)

結局はショウ君が見つけなければアリエッティ家族も引越しせずにすんだんじゃ…

また今回もジブリはハズレでした。しかし映像は素晴らしかったです。次こそジブリらしいのを観たい!!

この作品の評価・・・・65点
コメント
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