日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

秋風が吹いてくるなかで・・・

2021年09月19日 | Weblog

 こんにちは。
 さすがに涼しくなってきました。台風14号がさった日曜日に久しぶりに青空を眺めました。多摩川に散歩に行けば、川面の光がきれいに反射していました。
 もう秋ですね。秋と言えば運動会ですが、コロナ禍のなか今年も中止になるのでしょうか。散歩途中の小学校で児童が力いっぱい走っている光景をみることもないのでしょうか・・・。
 風も涼しくて心地よい散歩ができる季節でもあります。
 今週は雨ばかりの日が続き、外出するのもおっくうに思えました。いつの間にか彼岸花が咲いていました。季節は確実に秋に向かっていることに気がつかされました。

 さて、今週いちばんに耳にしたことは、自民党の総裁選の話題でした。これまでたいした政治もしなかったわりには、こういうイベントはしっかりやるものです。これには政治が「お祭り」といわれるのも納得します。ワッショイ、ワッショイというあいだに、国民もその渦に巻き込まれていく流れです。自民党そしても、これまで菅政権がやってきたことがあまりにもずさん政治であることを分かっているのでしょう。だから、選挙前に「お頭」を決めておこうということなのでしょうか。
 とはいえ、4人の候補者(河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子)らが掲げる政策の中に、これまでの反省もなにもないことには驚きます。いわゆる「説明責任者」としての政治家がないのでしょうか。強権政治そのもののように思えました。
 これまで菅政権が行なってきたコロナ対策などについてもあまり聞きませんし、今後のコロナウイルス感染対策にどう対応していくのか・・・などもあまり聞きません。むしろ、自分たちを足場をかためてくれる政策(大企業優先の)が目立ちます。とくにひどいのは、高市氏の「防衛予算の増額」にはひどいものだと思えました。コロナ禍で医療が疲弊し、さらには飲食店の経営や従業員が路頭にまよい、そして非正規がこれまで以上に失業している中で、この政策はないのだろうと思います。いつかこの現実が政権自体をゆるがすことになるのだろうと思います。いったい、どこを向いて政治をしているのだろうと怒りにもなりますが・・・。
 こんなことでは、また同じ轍をふむように思います。



 ある通勤の電車のなか、50代の二人の婦人の会話。
 「電車の乗るのは久しぶりです。仕事をしている間は毎日利用していたんですが」「そうですね・・・。久しぶり。こうして乗って出かけてみると昔のことを思い出しますね」この二人、黒ずくめの洋服。どこかで知人の法事でも出かける途中でもあったのでしょうか。

 そんな会話のなかに、私は毎日、現役で乗っていたんだ、と思いました。そして今でも利用している。田舎から東京に住むようになって移動はほとんどう電車でした。その間、電車の色も変わり、国鉄からJR(民営)になり、さらには順法闘争、24時間ストライキなどの言葉が浮かんできました。
 最近では「計画運休」という言葉をよく聞きます。さらに、一番印象に残っている言葉は、東日本大震災のとき乗った電車のアナウンスで「この列車は行けるところで行きます」ということを思い出します。これまで、国鉄から民営になる過程では清算事業団という職場をつくり労働組合つぶしなどがありました。そして、多くの組合員の自殺がたくさんあった「民営化の黒の歴史」もあることも聞いています。

 それにしても、毎日終電まで休むことなく動いているということはとても大事なことだと思います。その背景には、運転する人、車両を点検する人、線路を補修するひとなどさまざまな人の手がかかっていることを忘れがちです。地震であろうとコロナであろうと、人びとを目的地まで運んでくれる電車のありがたく思えます。
 電車のなかではほぼ毎日、半世紀以上文庫本を読んでいました。とても居心地がよくて適当に揺れて集中できる時間でした。机にむかって本を読むよりずっといいと思うことがあります。さいわいに乗車する電車が始発駅ですので、ホームに並んでいれば必ず座れることもあって、いつも読書の時間の車中でした。

 十代のころは江戸川乱歩を読んでは興奮していました。気がついて見わたせば、周りの人がみんな犯罪者に見えてきたりもしました。あまりに夢中になれすぎて乗り越すこともありました。
 そんな思いでもありました。今でも時々、乗り越すことがあります。
 以前に、乗り越して次の駅までいってしまったこともありました。引き返すため長いホームをあるいて乗り換えることもありました。
 時々、思うことがあります。半世紀以上、電車に揺られて日々でした。これから、あと何年揺られることだろうか、と。そして、あのご婦人のように「久しぶりに電車に乗るわ・・・」なんれ日がくるのでしょうか。
 今度は、もっと遠くまで本を片手に他県の終点までいったみようかと思います。


 台風14号が通りすぎた日。
 久しぶりに青い空と遠くの山々を眺められました。空気も冷たくなってきているせいでしょうか、遠くまで見える一日でした。
 多摩川を歩いて遠くに見える山々。コロナ禍で出かけなくなったことを思います。そして、一緒に歩いた友人のことを思い出します。この年ですから、病気などで他界していった人もいます。元気に登った山を眺めるたびに思い出すことも多くなりました。さいわいにも、私はまだ元気でいられるのもそんな人たちのおかげなのでしょう。
 人生100年時代。これは絶対に無理でしょう。
 「敬老の日」も近づいています。
 だいたい、今の日本の「敬老」をリスペクトする文化は残っているのでしょうか。『魔法のことば』(星野道夫・文春文庫)のなかで、アラスカのクジラ漁でことが書かれたいます。クジラを解体する時に若者は老人たちの技術を学んでいくそうです。その時間が、これまでの長い歴史のなかではぐくまれた人に対するアイディンティティーと呼べるものを感じるそうです。そのことが、彼らの生きる形となっているそうです。それがアラスカの文化なのだとも言っています。
 わたしたちの生きる日本では、どんなとき高齢者にリスペクトを持つのでしょうかね・・・。「2025年問題」はもうすぐそこです。年金など社会保障などについてどんどん身近になってくるのでしょう。若者も老人もそのことを考える時期がきているということでしょう。政治家はもちろんその対策を世に問うことが大事なことはいうまでもありません。

 9月、いろいろと書類が送られてくる月です。私が何十年か前に、10月に中途採用で働きだしたためでしょう。契約した保険などはどれも9月締切が多いようです。どれも、現役時代のものからひきずっているものです。これからは年齢のことも考えて、見直す必要にものが多いようです。いっそのこと、契約をやめることも考える時期なのでしょうか。
 働けなくなったとき、いちばん頼りにするのは、これまで納めてきた税金の範囲内でどれだけ国が保障してくれるのかということでしょうか。
 その税金の使い道ひとつをとっても、その国の政治のありようがわかります。

 ちなみに敬老の日(20日)の朝日新聞に以下のような内容の記事がでていました。
「2015年の国勢調査を基に高齢者の人口推計を公表した。65歳以上の人口は前年より22万人増えて3640万人、総人口に占める割合(高齢化率)は29.1%となり、それぞれ過去最高を更新した。政府が「生涯現役社会」を目指す中、高齢者の就業率は25.1%と初めて「4人に1人」に達した」・・・と。
 働き方は、パート・アルバイトなど非正規の職員・従業員の就業が多い。
 年金受給のかたわら、生活の一分補てんのために働いているのが現状なようだ。(わたしも同じ)決して生活が豊かではないのが実態とうことが、わかる。
 さらに、公的年金制度を低くする政策も今後の政府方針であることも報じられている。減らすべきは、高齢者の年金や社会保障ではなく、必要もない軍事予算や逮捕されても、いまだに給料をもらっている政治家や安易に税金を無駄遣いする人たちではないのだろうか・・・と思う。
 あとは、大企業の内部留保という大金をもっと税金をあげてとりあげる政治をするべきではないのか、とも。

 世の中、広告や宣伝などは、現役バリバリの世代を中心に送られてきます。それも他人の財布を覗き込むようにです。わたしには全く関係ありません・・・。
 ・・・そんな気がします。


 
 今週、コロナ感染の陽性者になった職場の人やお客のたちが還ってきました。自宅待機でどうにか乗り越えることができたようです。
 少しずつ、都会では身近な人がコロナウイルスの感染するようになってきました。これらから大事なことは、感染したあとの対応です。ワクチンを2回打ったからといっても、感染する人はするのだということです。
 これまでの医療態勢を考えれば、やはり不安は隠せません。保健所がすくないこともその原因なのでしょう。自然災害もよくよくみてみると人災なのだと思います。なんともへんな世の中になっているようです。

 さて、来週は、連休もあって忙しそうです。アルバイトであるのですが、時々正規社員より忙しく感じることもあります。かといって、仕事にはあたれません。誰彼と比べてところで仕方がないことだと思います。できることを、ボチボチとやっていくだけしょうか。できなければ他人の助けを借りるときです。それが出来なければもう、おしまいです。それが限界なのだというだけです。
 どんなに格好つけたってできなければ、仕事になりません。
 来週は、管理組合の最後の打ち合わせで総会の準備があります。
 これも、分厚い書類がきていました。
 ボチボチです。
 それでは、今週はこの辺で失礼します。
 読んでくれた人、ありがとうございました。
 

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