こんにちは。
少しずつ緑が目に映える季節になってきました。空ではツバメが大きな輪をかいて飛んでいました。身じかにまだこんな景色もある日常に感謝です。お店の軒下ではツバメの巣が少しずつ大きくなっていく様子が見えます。足元では小さな花もところせましと咲き始めてきました。
さて、新型コロナ感染者が日々減る方向にはなかなかなりません。とくに大きな都市などは日々増えていく状況になっています。世界的な感染者の状況をみるともっと大きな数字になっていくのかもしれません。まさに、「世界的危機」といってもいいくらいな状況になっています。
本当は、町全体を隔離・閉鎖してしまえばいいのでしょうか、現実的にこれほど発達してしまった状態では無理なことでしょう。中国の武漢のように閉鎖するほど強制的にできる政治でもありません。やっぱり、感染しないように人の多いところに動かないのがいちばんいいのかもしれません。これほど、繁栄した世界でもやることはあまりにも原始的なことしかできない現実に、人類は少しも発展していないんだなー、ということも考えてしまいます。いったい、私たちはなにが豊かになったのだろうと自問する日々が多いようです。
「不要不急の外出の自粛」で休日でもあまり外へ行かなくなった。雨となれば、外出はしないことも多い。ときどき、どれだけ人が歩いているのだろうかと外に目やると新緑の木々が見えた。まだまだ若葉なのだろう。うすい緑色は目にやさしく春をつげているように見える。いつもは建物の影になっていた木があると「こんなところに木がった」と気づかされます。黒い影の中にうっすら木々がとても美しく見えます。
いま世の中、春の訪れを感じることもなく、忙しく日々を送っているのだろう。それも「見えないものに恐れている」状況では、薄くても緑色の木々は美しく感じる日々である。それも、人に寄り添っていきてきた人間にとってはこれほど怖い日々のなかでは大事な色ではないのだろうと思う。
ところで木々は見上げるものだと思っていたが、こんなこともあって窓から見ることもある。いつから、こんなところに木があったのだろうと不思議に思うこともある。それにこんな美しい若葉を見せてくれる木だ。梅の木もあった。いちはやく梅の白い花も見せていたようだ・・・と思い出させてくれる。
いまいちばん人の目にうつるものでいちばんいい季節になったように思うえる。人気のいない散歩道を見つけは歩く休日の一日である。誰も知らずにひっそりと咲いている美しい植物を静かにみては楽しむくらいが最近の状況になっている。本当は、そこにもっと楽しさを添えるはずの知人や友人との会話があるはずなのに、最近は聞かない日々が多くなっている日々でもある。
近所の公園で最低人数で(家族でしょう)キャッチボールをしていました。今はこんなことくらいしかできないのでしょう。それでも運動不足や体に太陽の光をあてることが大事な時間なのでしょう。
はやく終息してくれるといい。
今週、全国に「緊急事態宣言」が出されました。人の接触を7~8割減らすということもその中にはいっています。ということは、例えば、職場では10人いたら2人が現場で後の8人は在宅勤務あるいは、違う場所で仕事をやるということでしょう。それは現実的には無理なことで、製造現場では、二人作業などしたらケガをするリスクが高くなったりするのではと思います。500キロある新聞印刷用ロールペーパーなどを使う職場では、もし下敷きにでもなったら助けられる命も無理なのです。それが起きないようにするためには、よほどいい機能のものがないとできないとなってきます。中小企業では予算にゆとりがなく無理なことです。
とはいえ、それに(7、8割在宅)をやれる職場も限られてきます。そんなこんなで私の職場でも常時3~4人が自宅待機という名目でできる仕事をやっているような状況です。今月、公休日以外5日が予定としてあるようになりました。それでも、自分が担当する仕事があると4回になったり、3回半となったりもするのが現実のようです。そして、その実態は、在宅勤務となっていても現実は自宅待機状態となっているようです。本来、在宅勤務をやるとなれば、企業の責任で自宅で仕事の出来る環境整備が必要になってくるのでしょう。ここでもお金がからむのです。
そんことを考えれば自宅待機という休業しているほうになっているのが現実になっています。ときどき担当の連絡あって対応するだけで終わっています。
政府は、中小企業がコロナ対策でテレワークを導入するための費用助成制度を設けたそうだ。そんなことが最近わかったところである。内容は調べてみる必要があるようだ。
今後どうなっていくのでしょうか。それでも、会社が賃金を補償しているのはまだいい方なのでは思います。「仕事がないのだから無賃金」という論理がまかりとおる非正規社員なども多くいるということも聞きます。最悪なのは「解雇」されてしまう実態の企業もあります。あまり表にはでていないのでしょうが、派遣・契約の多い最近の企業事情では増えてくるのでは危惧するところです。医療崩壊もありますが職場崩壊も同じではないかと思います。
みなさんの職場ではいかがですか。
お元気ですか。
日々、通勤電車にいる人が少なくなっていくようにも見えます。座席には間隔をおいて座っているようです。いつも思うのですが、一番感染拡大が強いところは電車なのだろうと思います。ニュースではそれを報道していませんが、今いちばん危ないところは・・・は誰もが「暗黙の了解」のなかにいる状態のようです。誰もが危険なことはわかっているのだと思います。それでも、勤め先では在宅勤務ができるほどの人も機器の準備がないのが現実です。それも、中小・零細になればなるほど困難な状況なのだと思います。それだけ格差が広がってしまった経済の状況のようです。これが現実ですか。
カミュの『ペスト』(再読)という小説の一説を思い出しました。
《この病疫の無遠慮な侵入は、その最初の効果として、この町の市民に、あたかも個人感情などもたぬ者のようにふるまうことを余儀なくさせた、といっていい。布告の実施された日の最初の数時間というもの、県庁は陳情者の群衆に攻めたてられ、彼らは電話口あるいは係員の前で、どれよりも切実だ》
《~彼らは生きているというよりむしろ漂流しつつ、方向もない日々と、うるところのない思いでのままに、みずから苦痛の大地に根をおろすことをうべなった暁にのみ生気を生じるであろうところの、さまよえる亡霊となり果てていたのであった》
私の働く会社でも、在宅勤務とは言葉だけで現実は「自宅待機」(避難)の状況なのです。感染症はできるだけ人と人の接触を少なくするのがいい・・・、というのは誰も知っている事実なのです。問題はそれでも、不要不急の外出ではありませんが人の多いところに出ていかざるを得ないのです。これが今の日本の大部分の経済状況なのではないのでしょうか。
今週「Uチューブ」である歌手の歌に合わせて首相が外出自粛を訴える意味で、「自宅でいよう」という映像をアップしていました。正直、「こんなに余裕のある人、今日本にいるの」と思ってしまいました。毎日、新型コロナで、対策を考えて討論してさらに具体的にしなければならない忙しい立場であることはわかるのですが、この映像を見たとき政治家の本質が垣間見えたようの気になったのは私だけでしょうか・・・。
思えば2011年に東日本大震災の時のことを思い出してしまいました。
午後3時46分大きなゆれとともに職場から全員が館外にでていきました。夕方になって都内の電車が「運転見合わせ」を知らせてきました。その時間にもまだお客さんもいて、仕事も少しずつやっていました。夜、電車が「運転見合わせ」が決定的になったとき、帰ることもできなく職場に残る腹がきまったころでした。みわたせば上司の姿もなく、ましては社長などもいませんでした。個人的にはこんなときだからこそ、行動をともにしてほしいのに・・・。それは甘かったようです。それ以来「こんなものか」と考えるようになりました。ふと、その記憶がかぶって思い出されるユーチューブの映像でした。
いずれにせよ、「不要不急の外出はしない」はだれでもできるようなことです。いっぽうでは「誰もが」できない状況もあります。それは、会社に行かないと賃金が補償されていない非正規労働者やフリーランスが増えているにもかかわらず、無収入になってしまうのが今の政治がつくった経済の形なのだと思いました。アメリカの新型コロナ禍が一気に増えたのは、アメリカ経済を下支えしたきた移民の人たちの状況がそれだと思います。働かなければ、強制的に移管されてしまう状況であれば働きにいく以外ないからです。
少なくなった通勤電車の乗るたびにそのことを考える日々になっています。わたしたちも、同じだなと思えます。
過日、ひさし振りに四国の親戚から電話がありました。「東京は大変だのー」との会話に、一瞬、新型コロナのことは忘れてなつかしい、眉山の山や広い吉野川が浮かびました。電話の相手も傘寿の人です。こちらのことより自分のことを心配すればいいもの・・・。忘れていたような「お互いさま」だなー、ということ。もう15年ほど帰省もしていません。みんな元気かなー。四国遍路がしたいですね・・・。それも思い出しました。みんさん元気な様子です。手作りのマスクもつくり始めたとのこと。
早 々・・・・・・・2020.4.18
春の風が気持ちのいい季節です・・・新型コロナがなければです。
とりあえず「緊急事態宣言」が5月6日まで出ています。ちょうど連休あけまでです。そこまでに感染が減ることが目標になっているようです。
いちばんの問題は、感染者への医療をおくなう現場が満杯状態で、診療も医療処置も無理になっていっていると聞きます。これが「医療崩壊」という言葉になって聞こえてくるのでしょう。実際、こうなってしまえば、治るところが感染者がふえるいっぽうになっていくだけになってしまいます。
そして、日本国という国でさえも終わり・・・。となってしまうのではないかと思います。今、世界中で命をかけて頑張っている人たちは、医療関係者だといいます。私たちの仕事よりはるかに生命にかかわる現場で働いていることは、承知の事実です。少しでも負担が少なくなり、一人でも感染者を救えるような職場つくりが大事だと思わえます。
それにしても日本の政治はいったいどれほどの医療関係の予算を削って来たのでしょうか。経済優先で、採算のあわない医療を削ってきた結果が今回の状態だと思います。それが今の政権に大きなツケを払わせているようにも見えます。そしてそのツケの重荷を現場の医療関係者が負担を担っている状況のように見えます。保健所にしろ、市民病院にしろ実際に統廃合によって消えていくことが後悔されます。そんなことを思います。
今週はこの辺で失礼します。
来週は1日自宅待機があります。今はできるだけ人との接触を減らすことなのでしょう。
★いままで楽しみにしていたNHKBSの火野正平さんの『こころ旅』の撮影が延期になりました。その結果、放送も延期に。静岡編も楽しかったのに・・・残念です。この番組は唯一、家族で楽しみにしている番組でした。新型コロナウイルスがそれだけ強烈さをもってきたということでしょう。正平さんも高齢だし、やはりそうなったかという感じもしましたが・・・。またしても、楽しみが犠牲になっていきました。どれほどの楽しみを奪っていうのでしょうか。そして、どれだけ人間に自然の驚異をみせつけるのでしょうか。いま人類はほとんどキリキリマイ状態です。
まだまだ、新型コロナとはうまく共存できない時期なのでしょう。早くワクチンなどができればいいですね。
では、読者のみなさまも気をつけて。
読んでくれた人、ありがとうございました。