日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
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  あしたを考える一日をつくりたいね……

平成最後の夏に…

2018年09月09日 | Weblog

 こんにちは。
 すこしずつ秋を感じさせる音や空気の涼しさが感じられるようになってきました。なによりも、日の出がおそくなり、日の入りがはやくなってきたことが身じかに感じるこのごろです。会社が終わり、バス停での車のヘッドライトがまぶしく思えるほどです。夏にはこんなことはなかったのです。このまま、猛暑を忘れていくのでしょうか。
 バス停で暗くなった空を眺めていたらコウモリが飛んでいました。それだけ、暗くなるのがはやくなったということなのでしょうか。

 さて今週は、台風21号あり、北海道の地震ありと自然の猛威に震えをおぼえる日々でした。これでもかと思えるほど自然が「平成最後」の試練を人間に与えているようでした。
 台風によって関西空港が浸水し連絡橋が使えない状況になって、空港は孤立した島のようでした。電源も切れ滑走路も使用できなくなり、移動が困難な人たちであふれていました。空港でも北海道でも動こうにも移動ができない状況でした久しぶりに「ブラックアウト」という言葉も聞きました。

 どちらも、人々の足場がなくなったような状態が多く報道されていました。
 そして、観光にきた人たちが大阪でも北海道でも多く見られました。きっととんでもないところに来てしまったと思ったのではないのでしょうか。旅先ではこれはまさに「想定外」の出来事だったと思います。観光客にとって、遭遇してしまった場面に何を思ったことでしょうか。

 地球は何億年の歴史があるなかで、地殻変化してきた一つの惑星にすぎなかったことを思います。その変化が人間の意思に関係なく地球規模で変動が続いていることを、ここ数年のあいだに特に感じていました。
 不幸にもその変動に遭遇してしまった数年になったことなのかもしれません。人間がつくりあげたすべての破壊してしまうようです。でも、地球そのものにとっては、地球の宿命のほんの一瞬のときなのでしょう。
 そんなことを考えた一週間でした。私のいるところでも、地震がぜったい起こらないということは誰も言ってはくれません。
 被災者へのインタビューで「今、いちばん何が必要すか」と聞かれて「(ガスコンロ)ボンベ、懐中電灯、紙」という返答には、生活の中で何が大事か語っているように思えました。
 いまだ、土砂崩れの被害の捜索が続いています。自然がどれだけの災害を与えているのでしょうか。




【還暦・結果よりも緊張感かな…】
 休日の朝、散歩コースの多摩川では草野球でにぎわっています。
 そん球場のなかに「還暦早朝野球〇〇」という横断幕をしている場所があります。きっと、全員が60歳以上のなのでしょう。そして、野球が好きなのでしょう…、ということを思います。中には「過去の栄光よもう一度!」と思っている人もいるかもしれません。きっと、チームの人たちは定年後でいわゆる毎日サンデーの人たちも少なくないかもしれません。

 ぼくが興味があるのは、ここにきている人たちはどんなつながりの人なのだろうかいうことをよく考えます。みんな野球が好きな人にはかわりはないのでしょうが、それだけではできないでしょう。ぼくが考えることは最低でも、野球ができる環境がある人たちで、ある意味余裕があることがいえるのではないかと思えます。あるいは、自営業で運動の楽しむ一つとして野球をやっているのではないかと思えます。

 ぼくも草野球をやっていた時がありました。それは、会社内で好きな人が集まっての野球部というチームをつくっていました。会社の福利厚生の一つとしてあったのでしょう。春から夏にかけて企業独自の大会もありました。そこで優勝すれば、全国職業別草野球大会に参加できる野球大会でした。
 もちろんそこまで行くには、ぼくたちのような昼休みキャッチボールだけやっているようなものでは無理なのは当然です。もうちょっとのところまでは行きますがやはり、無理なのでした。前回の優勝チームと対戦したときがありましたが、そこチームのピッチャーの投げる球の質の違いをまざまざと感じるだけで終わっていました。そのチームは一軍と二軍があるようなチームですからどう頑張っても無理なのはわかってしました。でも、そのチームと対戦する緊張感は好きでした。緊張してやるスポーツは、そうめったにあるものではありません…。結果はいつもコールドゲームでした。

 最近はスポーツでの緊張感がありません。ぼくも還暦になり聞けば、その大会もどこでも不況のあおりでやらなくなったそうです。そして、ぼくのいたチームも影も形もなくなっていました。昔は、職場にはグローブやボールが見られたのですが、今はみません。それをやろうとする人も聞きません。もっぱら見る方が多いようです。
 いつしか、野球をスポーツとしてやらなくなっていました。野球は最低でも9人いないとできないのですから。それだけ、横のつながりが希薄になったということでしょうか。なんにつけ、そういう時代になっているように思います。それでも、職場を離れてチームをつくりやっている人たちは「エライ!」と思うこのごろです。なにが「エライ!」のかと。それは、プレーをするということよりもこうして集まることの大切さを感じさせていることなのだと思います。




 ながい間働いていると職場の中には産休をとる人がいる。
 とくに、日本のような社会では「産休」となるといつも大変なことだと思う。いっとき「育メン」などというとってつけたような言葉があるが、現実休むとなると何の裏付けもなく、休むためには当事者が会社以上に気をつかってしまう状況。

 現実休むとなると、その職場が欠員の補充が必要になる。だから、代用教員ではないが、産休者が帰ってくるまで補充してくれればまだいい方だろう。「男女雇用機会均等法」があるが内容などはよくわかっていない上司もいる。さらには、それを伝えるべく企業の教育もない。産休当事者が担当者に代わって少しずつ話している。働きながら子どもを産むということは、それは大変だという現実が、まだまだ法律ではみえない部分がたくさんあることだと思う。

 ぼくが定年前の職場では、実際のところは産休を休む本人がいちばん大変でそのまわりの人たちにとっては「どうでもいいようなこと…」という風景があったように思う。一人が産休で休めば、その分を誰がカバーするのかなど話し合われたこともなかったのではないと思う。組合も個人のこととして、なるべく触らないようなところも見えたように思う。

 今、一歩さがって見える職場は一人でも協力者がいることが大切なことだと思える。誰か一人、職場に産休経験者がいることがいかに大切なことか見えてくる。辞めず、働き続けるということは誰よりも同じ職場の人の協力が必要な時代はないようだ。いかに立派な法律があってもさしせまって大事なのは身近な理解者ではないのだろうか。



 連日、北海道で起きた地震での被害者の不休の捜索が伝えられています。なんとも平成最後の年は被害の多い年である…という思いがあります。南は沖縄の辺野古新基地移転工事でもめて、大阪では台風の豪雨と強風での災害、北は福島第一原発の廃炉処理と避難民への生活保障、北海道の地震と日本列島は自然災害の通り道になっているかのようです。どれも災害です。さらには人災でもあるわけです。
 
 そんなことを思うと平成の日本は災害集中年であるようにも見えます。
 おろしも自民党の総裁選がはじまったようです。目立つのは安倍氏の圧倒的な支持が報道されることです。かたや石破氏は苦戦している様子です。こんな時だからこそ両氏に防衛予算ではなく防災予算というものをちゃんと選挙のメインにしてほしいものです。いつ、どこで起こるかもしれない不安を取り除くことが政治の一つの課題になってほしいものです。
 今日の新聞記事に(9日・東京新聞付)「欧米を中心とする研究者や文化人ら133人が7日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護辺野古への移設について『今こそ(日本は)沖縄の要塞的役割を考え直すときだ』と反対する共同声明を出した」と伝えています。沖縄の民意は反対なのではなかったのではないのでしょうか。

  来週はちょっと忙しくなる様子です。一週間がんばって3連休です。
 涼しくなってきましたのでボチボチ山歩きでも再開さいてみようかと思案中です。
 今週はこのへんで失礼します。秋雨前線も近づいています。
 読んでくれた人、ありがとうございました。