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ドクター・ストレンジ ★★★★★

2017年01月28日 | アクション映画ータ行
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などのベネディクト・カンバーバッチを主演に迎えたヒーローアクション。事故で両手が思うように動かせなくなった天才外科医の姿を描き出す。『スポットライト 世紀のスクープ』などのレイチェル・マクアダムス、『偽りなき者』などのマッツ・ミケルセン、『フィクサー』などのティルダ・スウィントンらが共演。たとえ敵であろうとも他者を傷つけることのできない外科医の行く末に注目。
あらすじ:ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名をはせていたが、ごう慢さが玉にきずだった。彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻すため、高額な治療を繰り返すが……。

<感想>3DIMAXで鑑賞した。物凄い音量と魔術の力で現実世界の高層ビルや街がねじ曲がり、折りたたまれ、『インセプション』のように美しく変貌していく映像美に痺れました。そして、主役のドクター・ストレンジを演じるのは、神の手を持つ外科医にして、神秘の力に目覚めていく魔術師であります。

誰もが認める天才でありながら、他人の気持ちを理解できない傲慢な人間。人生の栄光を知り、同時にどん底も知る男。この複雑なキャラクターを完璧に演じられるのは、ベネディクト・カンバーバッチしかいないと思うほどに、実にハマリ役であった。

その期待に応えるようにと、彼は徹底的な役作りを行い、天才医師に成りきるために、実際に高名な医師のもとで知識や振る舞いを体得し、アクションのほとんどを自らこなすためにパワー・ヨガを初めとする様々なトレーニングを積んで臨んだと言うから凄い。

悲劇的な交通事故で絶望し、富も名声もすべて失った彼がカトマンズにある謎めいた施設カマー・タージを訪れる。だがそこは彼が期待したような治療施設ではなく、魔術を修行する場だった。非科学的な話に失望するストレンジの前に現れたのは、至高の魔術師エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)。ワンはストレンジに、神秘的な扇を手にその神秘の力の一端を披露する。それに、ワンは不老不死だというが、それは闇の力を借りてのことだと分かるのがラスト近くであります。とにもかくにも、すべての常識を覆された彼は、ワンに弟子入りすることになります。
それから修行の日々が始まった。死に直面するような厳しい修行の中で、兄弟子のモルド(チュイテル・イジョフォー)や魔術書物の番人ウォンに支えられ、ストレンジは人知を超えた力を身に着けて行く。だが、まだ彼は知らなかった。

その先には、闇の魔術師(マッツ・ミケルセン)との闘いが待っていることを。医者である彼に、敵の命を奪うことができるのか?、世界を崩壊させようという闇の勢力が立ちはだかり、彼の本当の戦いが始まろうとしていた。
これはもう見事なキャスティングと言うしかないですね。天才の挫折と苦悩、そこからの復活と演じがいもあったろうし、精神的に成長しても尚、「ミスター」と呼ばれると「ドクターだ」と訂正するところなどは、まだプライドの片鱗が残っていて、その辺のユーモア感覚はさすがと思った。

それに、なんといっても衝撃のビジュアル表現が、素晴らしいの一言に尽きる。ストレンジら魔術師たちのバトルの舞台となる“ミラー次元”の街。建ち並ぶビルも車が走る道路もぐにゃりと折れ曲がり、空中に浮くストレンジの肉体から精神が離れ、幽体離脱状態となる。
彼がケガをして重体となり、現代の病院へ飛び込み、恋人のレイチェル・マクアダムスに治療してもらうシーンでも幽体離脱をして、手術を眺めているシーンもある。

それに、彼が放つ“アストラル投射”。己の手で宙に魔法棒のような文様を作り魔術を繰り出すストレンジは、まるでネオンのように光る表現が神秘的なムードをしていた。それは、大地やビル群が折りたたまれていったり、世界が万華鏡のように変化し続けていったりして、観ていて唖然とするような感覚におそわれるのだ。

ニューヨーク、ロンドン、香港、にあるサンクタム。異次元の敵に対する地球規模の結界となる街中で、アクションやバトルが展開して、コミックの世界がそのまま実写になったみたいに圧巻でありました。

だまし絵のように変形するミラー次元、スリング・リングの力で空間に開く光のゲートなど、これまでのスーパーヒーロー映画とは一線を画す描写の連続であった。圧巻だったのは、アストラル体となったストレンジが、広大かつ悪夢のような異次元を旅する一連のシークエンス。科学では説明のつかない“何か”に次々と遭遇する主人公の目線で、観客もそのストレンジの未知なる(ここは脳内か、宇宙なのか)摩訶不思議な異次元の世界感を体感することができる。

それと、時間を巻き戻す、という反則ギリギリの魔術を使うシーンもあって、周囲の人々や物の動きが逆回転していく中で、魔術師たちだけが普通に動いて戦うシーンなんかはアッパレでしたね。
とにかく、鮮烈な映像と共に、奥行きのある構図や巧みなカメラワークで見せる映像美は、3D、IMAXでどうぞご覧くださいませ。ラストにおまけで、クリス・ヘムズワースが現れて、ドクター・ストレンジは『ソー:ラグナロク(原題)』だけでなく、続く『アベンジャーズ』シリーズ第3弾『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー(原題) / Avengers: Infinity War』(2018年5月4日全米公開)にも登場することが決まっているそうですよ。
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