パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ライオン・キング★★★★

2019年08月13日 | アクション映画ーラ行

ディズニーが1994年に手がけた名作アニメ「ライオン・キング」を「アイアンマン」「ジャングル・ブック」のジョン・ファヴロー監督が、最新の映像技術を駆使して実写化したエンタテインメント大作。雄大なアフリカの大自然を舞台に、偉大な王ムファサの息子として生まれながら、謀略によって国を追われた子ライオン、シンバが、仲間たちの友情と愛に支えられて成長し、自ら運命を切り拓いていく姿を、実写もアニメーションも超えた驚異の“超実写版”映像で描き出す。声の出演はドナルド・グローヴァー、セス・ローゲン、キウェテル・イジョフォー、ビヨンセ、ジェームズ・アール・ジョーンズ。

あらすじ:命あふれるサバンナの王国プライドランド。威厳に満ちたライオンにして、動物たちの尊敬を集める偉大な王ムファサに息子シンバが誕生する。シンバはいつか父のような勇敢な王になりたいと夢みながら元気に成長していく。しかしある日、王の座を狙う叔父スカーの謀略によって父を失い、自らも王国から追放されてしまう。やがて行き倒れていたところを陽気なイボイノシシのプンバァとミーアキャットのティモンに助けられ、彼らと一緒に緑豊かなジャングルで自由気ままな生活を送っていくシンバだったが…。

<感想>全人類の心ふるわすキング・オブ・エンターテイメント。「忘れるな、シンバ――自分が何者なのか」ディズニーが1994年に手がけた名作アニメ「ライオン・キング」。ヒット作のリメイクだけど、劇団四季のミュージカルで知っている世代も多いのでは?・・・1994年のこの映画には、エルトン・ジョンが、作詞家のティム・ライスと組んで楽曲を提供していて、中でもアカデミー賞の「サークル・オブ・ライフ」「ハクナ・マタタ」「愛を感じて」の3曲が歌曲賞にノミネートされ「愛を感じて」が受賞。背景音楽を担当したハンス・ジマーも作曲賞を受賞したという凄い映画だったのですね。

子供ライオンのシンバは、怖いもの知らずで父親が行ってはいけないという北の暗い場所(像の墓場)に興味を持ち、遊びには水飲み場までと言われていたのに、一人でドンドンと遠くまで歩いて行き、ヌーの大群に出逢ってしまう。

そこで自分は怖くなり、小枝に捕まって震えていると、知らせで父親が助けに来てくれたのだが、ヌーの大群にもまれてかなり怪我をしていたし、シンバを安全な場所へ避難させたあと、自分がやっとの思いで崖をよじ登ると、そこには意地悪な弟のライオン、スカ―がいて兄王のムファサを突き落としてしまい、死に至らしめるのだった。

その時、まだ子供だったシンバは、叔父の企みなど知らなかったし、「お前のせいで父王は死んだ。だから遠く何処かへ行ってしまえ」と叱られて、一人で砂漠を歩く。疲れ果てて倒れ込み寝てしまう。ハゲタカに襲われそうになるも、そこへ現れたのが陽気なイボイノシシのプンバァと、ミーアキャットのティモンに助けられ、彼らと一緒に緑豊かなジャングルで自由気ままな生活を送っていくシンバ。しかし、食事は虫とかアリなんですね、サバンナでは、猛獣は狩りをして弱肉強食なのに、そのまま大きくなって故郷へ帰って、叔父のスカーとの激しい戦いに勝利するのも理解できない。

アニメ版ではキャラクターがかなり擬人化されていたが、今回はあくまでも動物そのものでありながら、豊かな感情表現がされているのが良かった。子供のころのシンバは、子猫ちゃんみたいで可愛かったよ。

監督は「ジャングル・ブック」でも同様の手法を使ったジョン・ファヴロー。俳優としては「アイアンマン」シリーズのハッピー・ホーガン役でお馴染みだけど、監督としても一流なんですね。今回はVR(バーチャルリアリティ)の技術を取り入れて、仮想現実の世界観をスタッフが共有することによって、カメラアングルや照明の具合を決めていったそうですよ。

それに何といっても「超ハイクオリティのCGにより、実写もアニメーションも超える“全く新しい映像世界”を創出した」ということ。実写以上に美しくリアルな映像により、まるで自分がサバンナの大地に立っているかのような感動を覚えます。

それに広い空を埋めつくす鳥たち、はるかな山脈を望みながら行進するゾウやキリンの群れ、体を高く伸ばし周囲を見渡すミーアキャット。動物たちの動きや太陽の光、草木の揺れなど、スクリーンに映るものすべてが途方もなくリアルだ。

岩の突端にたたずむライオンの王ムファサに、ザズーがうやうやしく頭を垂れる。ラフィキに抱き上げられた赤ちゃんシンバはパチクリとまばたきし、モッフモフの毛を風にたなびかせる。目撃している映像の“現実感”が、にわかには信じられないクオリティ。特に父ムファサとシンバの親子愛が印象的。

本作では、“人類が体験したことのない映像”を目撃することができるんです。なんだかよく解らないけれど、すごくて自然の描写はネイチャード・ドキュメンタリーを観ているようだったし、音楽も良かった。これはIMAXで鑑賞すると、興奮度が高まりますからね。

最近では、「アラジン」があったから、てっきり実写版だと思っていたら、キャラクターだけでなく背景もCGで作られているという。その映像美は、言われなければ気が付かないほどリアルですから。是非劇場でご覧ください。

吹き替え版で鑑賞したので、シンバ役の賀来賢人、ナラ役の門山葉子が、名曲「愛を感じて」を披露しているのも素敵でした。

 

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