パピとママ映画のblog

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コンフィデンスマンJP プリンセス編★★★★

2020年09月11日 | アクション映画ーカ行

        


長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が共演した人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第2弾。共演には、劇場版前作「ロマンス編」の竹内結子、三浦春馬、テレビドラマ版の広末涼子、江口洋介らシリーズでおなじみのキャストに加え、「町田くんの世界」の関水渚、「アクシデンタル・スパイ」のビビアン・スー、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」「EXILE」の白濱亜嵐らが新たに参加。



あらすじ:世界有数の大富豪フウ家の当主レイモンドが他界した。10兆円とも言われる遺産をめぐりブリジット、クリストファー、アンドリューの3姉弟が火花を散らすが、執事トニーが相続人として発表したのは、誰もその存在を知らない隠し子ミシェルだった。世界中からミシェルを名乗る詐欺師たちが“伝説の島”ランカウイ島に集結する中、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人もフウ家に入り込み、華麗かつ大胆にコンゲームを仕かけるが……。



<感想>映画を観に行く前に三浦春馬君の訃報を知り、とても切なくて泣けて泣けて、まだ若いのに惜しい俳優さんをなくしました。この映画が彼の最期の作品なのかもしれませんが、彼、春馬くん(ジェシー)の顔をじっと見つめながら、特に画面で笑っている顔が印象的で、涙が出てたまりませんでした。



本作品の中では、ダー子に頼まれて、地元の金持ちの女性たちを騙す役割をしてました。真っ赤なスーツを着こなして、ゴージャスな雰囲気を醸し出し、金持ちのぼんぼんというような役柄で、始終ご機嫌な様子を見せていましたね。



前作と同様の、相も変らずのダー子の長澤まさみ、ボクちゃんの東出昌大、リチャードの小日向文世が主役の詐欺師たちによる、ドタバタ喜劇でございます。今回もたくさんの俳優さんたちが出演しており、デビ夫人やらGacktさんとか、本当にちょいとの出演でもよく引き受けたと感心しきり。この作品への力の入れようが伺われました。



大富豪フウ家の当主レイモンドが他界したことにより、莫大な遺産をめぐり長女のブリジット、長男のクリストファー、次男のアンドリューの3姉弟が火花を散らすなかで、執事トニー(柴田恭兵が中々良かった)が相続人として発表したのは、誰もその存在を知らない隠し子ミシェルのことだった。



早速ダー子は、隠し子ミシェルにふさわしい純真な女性を探しにいくも、何と孤児のメガネっ子のブス女をそのミシェルに仕立て上げることにした。さて、そのお手並みを拝見しようではないか。



驚いたのが、そのメガネブスっ子(関水渚)が見違えるように大変身して、教養や、その他、隠し子ミシェルに訓練するわけ。これには参った。ダー子の腕もあるが、本人がその気になり、体の中からそのミシェルに相応する女性として作り上げたのである。最初のコックリと名付けた彼女よりも、最後のミシェルの関水渚の美しいレディになった大変身にはびっくりしました。



そもそも大富豪フウ家の当主レイモンドが、相続に加えた隠し子ミシェルとは、ダー子が発案者だったから、そのことを最後に知るのでなるほどと、納得。ミシェルの母親には、なんと竹内結子が現地の母親として様変わり変身術をみせて凄かったです。



そして、この隠し子騒動に加わるのが、いつもの江口洋介扮する赤星の親分に子分たち。執事トニーが金庫の中に隠している黄金の印鑑が、なんと財産の半分以上の値段だというのだから、ミシェルが全財産を相続することが決まった時に、その印鑑で捺印するというので、ダー子はミシェルにその印鑑とそっくりの贋作を作り、すり替える作戦をすることになる。



世界をまたにかけた騙し合いが展開される本作。撮影は国内に始まり、後半はマレーシアへと!。クアラルンプールで3日間、その後はランカウイ島での撮影。マレーシアを代表する繁華街、マーケット、高級リゾートホテルなど、各地で撮影が行われた。マレーシアに行ったことのある人も、行ってない人も、見ているだけで旅行気分を味わえるような映像には圧巻ですから。



また、ダー子(長澤まさみ)の衣装にも注目です。普段着や変装姿、豪華なパーティドレスと、あわせて何と29変化とは、ため息がつきますね。前回を超えるスケール感、サプライズのシークレットゲストなど、見どころ盛りだくさんという点に於いては、一切の騙しはナシですから。



しかしながらダー子たち3人が、赤星たちに拳銃で撃たれて死んでしまうシーンがあるが、これはきっと芝居で裏に何かあるのではないかと思ってしまった。案の定、全員生きていて、死んでいない。



ラストでの海岸でのミシェルに成りきった関水渚のレディ感や、ダー子が育ての親のような別れに涙がホロリ。いつもの詐欺師としてのダー子は何処へやら、金儲けのことはさておいて、ミシェルの幸せを願い、別れのシーンは良かったです。





長女のブリジット、長男のクリストファー、次男のアンドリューの3姉弟たちにも財産分しているので、本当は長男は昆虫博士を望み、長女は、売れない画家との恋を望み、次男は、ゲイなので男たちとの生活を望むということになる。


最後にオマケの映像がたくさんあるので、最後まで席を立たずにご覧ください。


 

 

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