パピとママ映画のblog

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ランペイジ 巨獣大乱闘★★★★

2018年05月23日 | アクション映画ーラ行

往年の人気アーケードゲームを原作に、遺伝子実験の失敗で普通の動物たちが次々と巨大化、凶暴化して街中で大乱闘を繰り広げるさまをドウェイン・ジョンソン主演で描くアクション・アドベンチャー。共演はナオミ・ハリス、ジェフリー・ディーン・モーガン。マリン・アッカーマン、ジェイク・レイシー、ジョー・マンガニエロ、らが共演している。監督は「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」「カリフォルニア・ダウン」のブラッド・ペイトン。

あらすじ:宇宙空間で非合法に行われていた遺伝子実験でトラブルが発生し、動物たちを巨大化させるウイルスが地球に降り注ぐ。それを浴びた白いゴリラのジョージが突如巨大化し、彼と意思疎通できる霊長類学者デイビスは相棒の変貌に驚嘆する。一方、同じウイルスを浴びたオオカミとワニもみるみる巨大化し、大都会を舞台に問答無用の恐るべき破壊行為を繰り広げていくのだったが…。

<感想>期待せずに観に行ったら、バカみたいに面白いドでかい巨獣が出て来て大暴れする物語でした。DNAを急速に変化させるゲノム編集実験の影響で、普通の動物が巨大化し、そして凶暴化する現象が起こる。

動物が巨大化して大暴れするだけのネタに、実験の成果を軍事目的に利用し、金儲けをたくらむ悪徳企業によるものだったという、結構面白いストーリーをくっつけて、飛行機脱出シーンでド肝をぬいたあと、後半ではかなりレベルの高い怪獣映画になっていた。

物語はそんな利己主義の犠牲となった、白いゴリラのジョージと動物学者デイビスとの友情を軸に、怪物と化したジョージがオオカミ型やワニ型の巨獣たちと戦いを繰り広げていく。

主人公の動物学者デイビスに扮したドウェイン・ジョンソンの、いつもの怪力、ハイレベルのアクションを交えてと思ったら、とてつもなくドでかい怪獣たちにびっくりしました。

名前が付いているんですよ、それが白いゴリラのジョージ(全長12.1メートル 体重9.06トン)、オオカミのラルフ(高さ14メートル、全長26メートル、体重13.8トン)、ワニのリジー(高さ18.5メートル、全長68.5メートル、体重150トン)といった巨獣たちが都市をじゅうりんし、戦闘機にかぶりつき、人々をパニックに陥れるさまが迫力満点のスケールで描かれています。

ジョンソンは、「俺が戦うのは、サッカースタジアム級のワニ、高層ビル級のオオカミ、ジャンボジェット級のゴリラ」とスケール感をノリノリで説明している。

本作の巨獣たちは、サメの遺伝子やシロナガスクジラの成長率、カブトムシの強じんさ、チーターのスピード、トゲマウスの細胞修復能力などが掛け合わされ、独自の進化を遂げた怪獣と化しており、映像中には、ムササビのように空を滑空するラルフを目の当たりにした主人公(ジョンソン)が、「オオカミって飛んだ?」と途方に暮れるシーンや、巨獣同士の乱闘もありますから。

怪獣ものは、超現実な想像力を刺激するから、「パシフィック・リム」などを見ていて楽しいのですが、これは現実に存在する生物が商業主義目的な遺伝子実験の失敗によって巨大化する展開なので、観ていて残酷極まりないシーンも多々ある。

ですが、ゴリラ、オオカミ、ワニが巨大化するという選択は、登場する瞬間が映像的には面白くて、大都市シカゴが破壊され尽くすところが見せ場になっている。

物語もシンプルで、タフなロック様がユーモアと知性を備えて戦う姿には説得力があり面白かった。終盤でロック様と一緒に戦うのが誰かは、たぶん観客も予想通りだろうけれど、そんな彼を機関銃やロケットランチャーなどで撃ち続けるところでは、可哀そうにと死んでしまうだろうに。やはり胸が熱くなる。

悪役姉のマリン・アッカーマンが、解毒剤を持ってゴリラの巨大化した口の中へと入っていく笑える場面に拍手。そして、アホっぽい弟に扮したジェイク・レイシーのバカさ加減にも笑いがあってよろしい。

政府組織のカウボーイおっさん、ラッセル捜査官「ノー・エスケープ 自由への国境」に出演していたジェフリー・ディーン・モーガンのカッコ良さに痺れた。

そこへ、怪獣の集まるシカゴを空爆するために、イカロス戦闘機が秒速で飛んでくる。まだ、街中には、負傷して残された市民たちや、ロック様にゴリラのジョージも生きて残っているのに、ラッセル捜査官が軍の司令官に頼むのが遅かったら、シカゴの街並み諸共にみんな全滅してしまう。

そして、我らがドウェイン・ジョンソンが怪獣に挑む姿に惚れ惚れし、あの肉体に相応しいグレネードランチャーを持たせて、対戦車ヘリに乗せてチェーンガン、ロケット、ミサイルすべてをぶっ放させるセンスも悪くはない。

ですが、予算があれば、もっと多種多類の生物の巨大化を観たかったですね。

 

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