『サプライズ』や『V/H/S』シリーズなどのアダム・ウィンガードが放つサスペンスミステリー。戦地で命を落とした息子の戦友を名乗る男の訪問を受けた家族が、思いも寄らぬ正体と抱えていた彼の秘密を知っていくさまを追い掛ける。テレビドラマ「ダウントン・アビー」シリーズなどのダン・スティーヴンスが、快活ながらも不気味なものを内に秘めたミステリアスな男を演じる。謎が謎を呼ぶストーリーに加えて、主人公と特殊部隊が繰り広げる壮絶なガンファイトにも目を奪われる。
あらすじ：ハロウィーンが近づく中、息子を戦地でなくした一家のもとに彼の戦友だという男デイヴィッド（ダン・スティーヴンス）が訪ねてくる。謙虚で礼儀を重んじる上に、美しい容姿を誇る彼は、瞬く間に一家と心を通わせていく。それぞれが抱えていた悩みや問題を解決してしまう彼をすっかり信頼する一家だが、次第にその姿や言動とはかけ離れた素顔と目的を持っていることが明らかになる。やがて、デイヴィッドの存在は一家のみならず、閑静だった町をも揺るがし始め、ついには彼と特殊部隊の銃撃戦という事態にまで発展する。
＜感想＞「サプライズ」で脚光を浴びた気鋭アダム・ウィンガード監督と、脚本家サイモン・バレットによるサスペンススリラー。容姿も性格も完璧な“訪問者”を招き入れた家族が遭遇する恐怖を描いている。
その男デイヴィッドのダン・スティーヴンスは、テレビドラマ「ダウントン・アビー」に出ていたぽっちゃりとしたおとなしい感じの俳優さんだったが、本作品では、筋肉美を見せて意外とカッコいいのである。
そういえばに「ドライヴ」で一躍有名になったライアン・ゴズリングに少し似ている。最近、彼の映画観てないが、来年くらいには公開されるでしょう。
「サプライズ」では動物のお面を被った殺人集団が別荘へ侵入して、次々と家族を殺して行く「実は殺人マシーン」でしたというサスペンスホラー映画だった。こちらもそういう作品で、「サプライズ」と同じような内容にひと手間加えた逸品です。
いかにもな、長男を戦争で亡くした一家のもとに、息子の戦友が訪ねてくる。「息子の遺言を伝えにきました」というデイヴィッドと名乗る男。息子の写真の中にもデイヴィッドの顔が映っている。母親は息子のことを聞きたいので大歓迎だ。父親はしばし不信感から泊めるは止めようというも、母親の説得で２，３日泊めることになる。
超イケメンで筋肉美も凄いし、上半身裸のシーンもあるよ。そこに油断してはならない。娘アンナはダイナーでバイト、弟は高校生で学校では虐められている。それに、父親は若い上司が部長に昇進してイライラ感が募るし、それが何日かすると、その上司が妻と無理心中して亡くなったという朗報が入り、父親がその後釜に昇進というラッキーな展開。この殺人も彼がやっているようだが、映されてないので想像するしかない。
それに、学校で虐められている弟にアドバイスをするデイヴィッド。やられたら、俺のナイフで脅して刺せという。それを実行してしまう弟なのだが、学校から呼び出しがかかり母親とくるまで行く。息子の殺傷事件は退学処分だという校長。それに反発するデイヴィッドが、校長にくってかかる「虐めた生徒を取り締まらないで、虐められた弟を退学処分とは不当な扱い」これを教育委員会に知らせると脅すのだ。校長は慌てて、退学処分を撤回して、学校の掃除とか、ハロウィンの飾り付けの手伝いをさせるということに。
姉アンナの彼氏は、薬の売買をしているミュージシャン。別れ話が持ち上がっているが、男は彼女と別れたくないのだ。それで、デイヴィッドが薬の売買をしている友人に拳銃を買いたいと話を持ちかけて、その銃の受け渡しの現場で彼を殺して、その犯人にアンナの彼氏を仕立てて警察に捕まえさせる。もちろん、拳銃を全部彼が頂くのだ。
そこへ、突然襲ってくる傭兵集団。家にいた母親は、銃弾の嵐に驚いてパニック状態に騒ぐので、デイヴィッドが射殺してしまう。彼はいったい何者なのか？
それが判明するシーンでは、実は軍で殺人兵器の養成を受けて、本当のデイヴィッドは戦死しているのに、整形手術をして成りすまし好青年として他人の家に上がり込み、その家の幸せのために好かれと思って殺人を犯して行く。
しかし、血も涙もない殺人鬼なので家族はたまったもんじゃない。父親はなんの疑いもなくルンルン気分で昇進したのを喜んでいるし、デイヴィッドが車で父親の車と正面衝突させて殺すという残虐なシーンもあり。
姉のアナは、デイヴィッドのことを怪しんで軍に問い合わせ身元確認を調べてもらうのだ。そこで、秘密組織で殺人兵器人間を造ってしまった軍では、そのデイヴィッドを抹殺しようと武装した特殊部隊の殺し屋傭兵と共にやってくる。しかし、デイヴィッドも特殊部隊あがりの殺人兵器人間。だてに訓練は受けていない。あっという間に、その傭兵たちを始末してしまうのに驚く。
一見、律儀な様子からは想像もできない狂暴性を露わにしていくラストでは、弟の学校でハロウィン準備の体育館。鏡が多い部屋にスプラッターのいる部屋、お化け屋敷のような部屋を通り抜け、出口まで出る間に姉のアンナと弟のルークが、殺人鬼と化したデイヴィッドに襲われるのだ。学校の先生なんてあっという間に首をナイフで切られて死んでしまう。
姉のアンナを追い詰めたデイヴィッドが、後ろから弟にナイフで刺され、挙句に胸まで刺されてしまう。そのナイフは、虐められている弟をみて彼が与えたナイフなのだ。その間に姉弟は外へと逃げ、現場は火事になってしまい火の海に。
死体が２体発見されるも、ラストでは消防服を着たデイヴィッドの姿を目撃する姉のアンナ。やっぱそうきたか、彼は死んでいないのだ。
いやはや、恐ろしくテンポが速くて面白いので、アクション俳優としてこれからの活躍が楽しみなダン・スティーヴンスですね。
２０１４年劇場鑑賞作品・・・３３８
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あらすじ：ハロウィーンが近づく中、息子を戦地でなくした一家のもとに彼の戦友だという男デイヴィッド（ダン・スティーヴンス）が訪ねてくる。謙虚で礼儀を重んじる上に、美しい容姿を誇る彼は、瞬く間に一家と心を通わせていく。それぞれが抱えていた悩みや問題を解決してしまう彼をすっかり信頼する一家だが、次第にその姿や言動とはかけ離れた素顔と目的を持っていることが明らかになる。やがて、デイヴィッドの存在は一家のみならず、閑静だった町をも揺るがし始め、ついには彼と特殊部隊の銃撃戦という事態にまで発展する。
＜感想＞「サプライズ」で脚光を浴びた気鋭アダム・ウィンガード監督と、脚本家サイモン・バレットによるサスペンススリラー。容姿も性格も完璧な“訪問者”を招き入れた家族が遭遇する恐怖を描いている。
その男デイヴィッドのダン・スティーヴンスは、テレビドラマ「ダウントン・アビー」に出ていたぽっちゃりとしたおとなしい感じの俳優さんだったが、本作品では、筋肉美を見せて意外とカッコいいのである。
そういえばに「ドライヴ」で一躍有名になったライアン・ゴズリングに少し似ている。最近、彼の映画観てないが、来年くらいには公開されるでしょう。
「サプライズ」では動物のお面を被った殺人集団が別荘へ侵入して、次々と家族を殺して行く「実は殺人マシーン」でしたというサスペンスホラー映画だった。こちらもそういう作品で、「サプライズ」と同じような内容にひと手間加えた逸品です。
いかにもな、長男を戦争で亡くした一家のもとに、息子の戦友が訪ねてくる。「息子の遺言を伝えにきました」というデイヴィッドと名乗る男。息子の写真の中にもデイヴィッドの顔が映っている。母親は息子のことを聞きたいので大歓迎だ。父親はしばし不信感から泊めるは止めようというも、母親の説得で２，３日泊めることになる。
超イケメンで筋肉美も凄いし、上半身裸のシーンもあるよ。そこに油断してはならない。娘アンナはダイナーでバイト、弟は高校生で学校では虐められている。それに、父親は若い上司が部長に昇進してイライラ感が募るし、それが何日かすると、その上司が妻と無理心中して亡くなったという朗報が入り、父親がその後釜に昇進というラッキーな展開。この殺人も彼がやっているようだが、映されてないので想像するしかない。
それに、学校で虐められている弟にアドバイスをするデイヴィッド。やられたら、俺のナイフで脅して刺せという。それを実行してしまう弟なのだが、学校から呼び出しがかかり母親とくるまで行く。息子の殺傷事件は退学処分だという校長。それに反発するデイヴィッドが、校長にくってかかる「虐めた生徒を取り締まらないで、虐められた弟を退学処分とは不当な扱い」これを教育委員会に知らせると脅すのだ。校長は慌てて、退学処分を撤回して、学校の掃除とか、ハロウィンの飾り付けの手伝いをさせるということに。
姉アンナの彼氏は、薬の売買をしているミュージシャン。別れ話が持ち上がっているが、男は彼女と別れたくないのだ。それで、デイヴィッドが薬の売買をしている友人に拳銃を買いたいと話を持ちかけて、その銃の受け渡しの現場で彼を殺して、その犯人にアンナの彼氏を仕立てて警察に捕まえさせる。もちろん、拳銃を全部彼が頂くのだ。
そこへ、突然襲ってくる傭兵集団。家にいた母親は、銃弾の嵐に驚いてパニック状態に騒ぐので、デイヴィッドが射殺してしまう。彼はいったい何者なのか？
それが判明するシーンでは、実は軍で殺人兵器の養成を受けて、本当のデイヴィッドは戦死しているのに、整形手術をして成りすまし好青年として他人の家に上がり込み、その家の幸せのために好かれと思って殺人を犯して行く。
しかし、血も涙もない殺人鬼なので家族はたまったもんじゃない。父親はなんの疑いもなくルンルン気分で昇進したのを喜んでいるし、デイヴィッドが車で父親の車と正面衝突させて殺すという残虐なシーンもあり。
姉のアナは、デイヴィッドのことを怪しんで軍に問い合わせ身元確認を調べてもらうのだ。そこで、秘密組織で殺人兵器人間を造ってしまった軍では、そのデイヴィッドを抹殺しようと武装した特殊部隊の殺し屋傭兵と共にやってくる。しかし、デイヴィッドも特殊部隊あがりの殺人兵器人間。だてに訓練は受けていない。あっという間に、その傭兵たちを始末してしまうのに驚く。
一見、律儀な様子からは想像もできない狂暴性を露わにしていくラストでは、弟の学校でハロウィン準備の体育館。鏡が多い部屋にスプラッターのいる部屋、お化け屋敷のような部屋を通り抜け、出口まで出る間に姉のアンナと弟のルークが、殺人鬼と化したデイヴィッドに襲われるのだ。学校の先生なんてあっという間に首をナイフで切られて死んでしまう。
姉のアンナを追い詰めたデイヴィッドが、後ろから弟にナイフで刺され、挙句に胸まで刺されてしまう。そのナイフは、虐められている弟をみて彼が与えたナイフなのだ。その間に姉弟は外へと逃げ、現場は火事になってしまい火の海に。
死体が２体発見されるも、ラストでは消防服を着たデイヴィッドの姿を目撃する姉のアンナ。やっぱそうきたか、彼は死んでいないのだ。
いやはや、恐ろしくテンポが速くて面白いので、アクション俳優としてこれからの活躍が楽しみなダン・スティーヴンスですね。
２０１４年劇場鑑賞作品・・・３３８
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