パピとママ映画のblog

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21オーバー 最初の二日酔い ★★

2013年09月19日 | DVD作品ーた行
『ハングオーバー』シリーズ第1作の脚本を担当したジョン・ルーカスとスコット・ムーアがメガホンを取ったコメディー。21歳の誕生日を祝って酒を飲んだ医大生とその友人たちが、泥酔して大騒動を巻き起こす。『ラビット・ホール』のマイルズ・テラー、『トワイライト』シリーズのジャスティン・チョンらが出演。畳み掛ける笑いの応酬に加え、友情の尊さを見つめたドラマ部分にも魅了される。
あらすじ:スタンフォード大学の医学生であるジェフ(ジャスティン・チョン)は、将来を左右する大切な面談を翌日に控えていた。そんなとき、高校時代の悪友ミラー(マイルズ・テラー)とケーシー(スカイラー・アスティン)が21歳の誕生日という人生の門出を祝いに押し掛けてくる。
とりあえずビールを軽く一杯ということに。もちろん、一杯だけという酒が本当に一杯で終わったためしなど、人類の歴史上一度も無く、3人の祝杯はどんどんとエスカレートし始め、ジェフは完全に泥酔してしまう。
それでも、店を変えながら飲み続ける3人は、いくつものパーティーに紛れ込み、問題を起こし、その混沌はすでに制御不能に陥っていた!!
行く先々でトラブルを起こしまくり、夜も更け、気付くと見知らぬ場所に。面談の時間が迫る中、無事ジェフを家に送り届けることが出来るのか?

<感想>飲み会でついつい飲んでしまい、気が付けば午前3時だった。あるいは、さっさと切り上げるつもりが、もう1軒だけと言われ断りきれずに、逆に何だか楽しくなっちゃって、完全に開き直り朝まで飲んでしまった。なんて経験あなたにはありませんか?・・・大人になれば誰しもそういう経験はあるでしょうに(反省)次の日、二日酔いになった人しか分からないでしょうね。
そんな状況が嫌というほど描かれるこの映画、アメリカでは21歳になるまで飲酒が許されないので、こういうタイトルが付いた分け。日本と1年違うんだ。
で、主人公は高校の親友だったミラー(彼は大学を退学して働いている)とケイシー(真面目に大学を卒業できそうで、ウォール街に就職も決まっている)。対照的な2人だが高校時代の友情は不滅で、かつての親友ジェフ・チャンの21歳の誕生日を祝ってやろうと久々に再会するわけ。

部屋まで押しかけてきた2人に喜ぶジェフだが、タイミングが悪いことに翌朝早くから超大切な医学部の面接があるという。それも父親同伴で、・・・怖そうなお父さん)でもせっかく成人したんだし、友人の誘いは断れない。1杯のつもりが、これが間違いの始まりなのはいうまでもなく、女子大生をナンパして3人は泥酔状態に。その女の彼氏がヤバかった。
特にジェフが真っ先に潰れて、誘った二人は、「そういやこいつは、明日が早いって言ってなかったか?」と、彼を家まで送り届けとする。だが、二人はバカなのかジェフの住所を知らなかった。どうするって、それから展開するドタバタ騒動、実はジェフの家の前を何度も行ったり来たりしていたのに、酔っているしバカだから気付かない。彼の家の前にはピエロの格好した老人が酔っぱらって踊っていたのが目印なのに。朝方まで同じ場所で踊っていた。

そして、二日酔い状態のジェフを家へ送ろうとするミラーとケーシーだが、ジェフの住所を調べるのにはとポケットを探ると、拳銃が入っているではないか。一体何が彼に起きているのか?・・・昔の彼が住んでいた寮まで行くと、実は彼が留年寸前で寮を追い出され、何度も自殺を図ろうとしていたことを知り……。
何だか、ジョン・ルーカスとスコット・ムーアのコンビ、その初監督作となるのに、またもやバカ3人が宵の口から飲み始めて、朝方まで右往左往する、その行く先々でみんな酒を飲んで騒いでいるという空気感が、どうにも同じような展開の話で面白みがないのだ。

最後はどうなるのって、二人が家を探し当てて、シャワーを浴びさせスーツを着せてと、そこへ運悪くあの彼女の男がやってきて、そこへジェフの父親も迎えに来てと、てんやわんやの大騒ぎで、ジェフは父親に正直に告白するんですね。医者にはなりたくないって。
が、しかしである、そんな中で酔いつぶれたジェフ、おバカな二人はずっと彼が優等生だと思ってきたが、どうやらいろいろ問題があるらしいと。尚且つ自分たちも将来に対する不安のようなものをボンヤリ感じていたわけで。
成人したら真面目に生きなければならないのかという焦燥感と、もう学生時代のようなバカは出来ないのかなんてね。
それに、夜が明けて朝が来てしまうというサスペンスが交錯してそれなりにコメディになっているのは否めない。泥酔状態のジェフの演技が破天荒で、特に同級生のボスに裸にされ、股間にクマのぬいぐるみを被せられてしまう。酔っているので、意気揚々と裸で元気ハツラツでうっぷん晴らしのような、そんな感じでもある。
臨場感を増す意味では、お酒を飲みながら見る事をお勧めします。酔っぱらってしまえば、怖いもんなしってね。でも深酒は禁物ですぞ。
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