パンフルートの柔軟性のある持ち方の具体的な方法を見てみましょう。
この手のひらに乗せるだけのパンフルートの持ち方だと力が入り切らず楽器を支えながら手首がフリーとなります。
パンフルート演奏時には楽器は演奏者の下唇を起点に前後左右・上下斜めとあらゆる方向に動き回ります。
他の楽器はみなどっしり構えられており、こんなに動き回るパンフルートは希有な楽器といえます。
この動きをスムースに運ぶためパンフルート演奏の基本動作である「楽器の構え方」を工夫してみましょう。
具体的には手首・肘・肩の関節がつっぱらない楽な動きができる体勢を探すことになります。
上写真の方法では手のひらに楽器をのせるだけで指で挟む動作をなくしました。
乗せて手のひらで掴んで実際に演奏してみましたがどうもぐらつくようなのでもう少し強くつかむ動作を加えようと
親指のつけねを管の側面にあて指先との間で軽く掴んでみました。
こうすることで少ない力で楽器を安定させることができました。
力加減が少ないぶん各関節は筋のつっぱりから開放され自由にうごきます。
いままでは肩を起点に腕全体が動いていたのが肘から先の手首を中心に操作ができます。
みなさんにこの方法を押し付けるつもりはありませんが、基本型の肘を大きく張って構えている方は一度このコンパ
クトな構えを確かめられて関節の開放度合いを確認してください。
その後のことは私では関知できませんのでみなさんの感覚で決定してください。
パンフルート製作・販売を行なっております。お問い合わせは080-5235-7664またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまで
パンフルート工房見学も受け付けています。住所 739-0302 広島市安芸区上瀬野町205
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