風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

塗装前の準備作業

2017-08-19 | 被爆樹木のパンフルート

リニューアルのため引き取った50台のカイヅカイブキパンフルートはニスも塗り替えます。

 

   

 

 ニスは一度に粘く厚く塗るとダマになる箇所がでてきて、ムラな塗りとなります。

溶剤を多く入れ粘度を低くすると薄く均一にぬれます。

塗りは均一にはなりますが、皮膜は薄いので何度も塗り重ねる必要があります。

重ね塗りの基本は塗る前のペーパーがけです。

乾いてツルツルになった上に重ねると剥離しやすいのです。

ここでのペーパーがけはゴシゴシ削り落とすのではなく、表面に溝を多数つけ上の皮膜が

からみやすくなるよう軽くこすります。

この方法はバイオリン製作他でよくいわれていますね。

 

   

 

風の音パンフルート製作工房 広島市安芸区上瀬野町205 (国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp