パンフルートの音出しの研究も「弱くしたつもり」など中途半端ではあまり効果はありません。
パンフルート製作では穴の底を塞ぐ前の管の内壁をいかに滑らかに仕上げておくかが音の出方を左右します。
私はパンフルートの演奏で強弱の表現について1~5までの5段階を推薦しています。
私は毎年広島で行なわれるパンフルートフェスティバルの参加者の強弱表現について注意深く聞いていますが、みな
さんお世辞にも強弱がついた演奏であるとは言えず、いつも「なぜだろうか」と考えさせられます。
原因の一つは音の強弱について重要性であると言う視点が足りないことと、二つ目は練習時においても他の技法が優先
され強弱に手が回っていない状態だからであると思われます。
音さえ出ていれば良いという練習ではまずいです。
もっといろいろな視点をもって音の質を追求して行きましょう。
練習時には極端に音出しをしてその限界点を知ればよいのです。
弱音は消え入る点を知り、強音は音が弾け散るところまで強く吹き込み体感してください。
それをいま練習している曲にあてはめて実践して見てください。
風の音パンフルート製作工房では自然の音をそのまま生かした楽器作りを行なっております。
購入・修理・貸し出し・教室などのお問い合わせは080-5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。