ぶらぶら人生

心の呟き

フキノトウほか

2021-03-23 | 小庭の四季
 庭に出てみると、以前のブログに載せたフキノトウは、長けて美しさを失い、すっかり風情をなくしていた。
 ものみな、美しさは長続きしないものだと嘆いていると、視界の一角に若緑が飛び込んできた。

 新たに芽生えた4個目と5個目のフキノトウである。


 

 
 


 花壇のイベリスの白さが、一段と陽に映えるようになった。


 


 花壇の隅には、ほっそりとしたキズイセンも咲いた。

   


 チオノドクサの花数も増えた。


 


 このところ、無気力感が深まるばかり。困ったことである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『利久の闇』

2021-03-22 | 身辺雑記
   加藤廣 著
  『利休の闇』


  


 加藤廣(1930〜2018)の本を初めて読んだ。
 2005年に、書き下ろし小説『信長の棺』で高齢デビューの作家であるという履歴も、全く知らなかった。

 ただ、利休に対する関心からこの本求め、読んでみた。
 
 歴史上の人物に限らず実在した人物を描くのは、大変難しいことだと思う。
 利休にしても、利休と関わりの深い秀吉にしても、どう描くかは作者の捉え方で随分変わってきそうである。資料が多ければ多くて、かえって書きづらいものかもしれない。

 作者・加藤廣の描く利休として通読。

 妹からのプレゼント、<Chocolat fr a is>で、口福を味わいつつ。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

墓参

2021-03-21 | 身辺雑記

 雨の日の墓参となった。
 妹一家と、お墓参りする。総勢5人、甥の車に乗せてもらって。

 お墓周辺は、草刈りや掃除が行き届いていた。お彼岸の直前に、依頼してある業者が墓地周辺をきれいにしてくださったのだろう。

 妹が、お墓の石段を上りながら、「スミレ」と指さした。
 コンクリートの境目に、スミレは咲いていた、この春、初めての出会いである。
 業者の方が、抜き残してくださったのだろうか?

 スミレを眺めていると、杉林の空の彼方から、ウグイスの高らかな声が届いた。その囀りは、10回以上続いた。

 墓参のおかげで、心の和む春の風情に出会うことができた。


 


 墓参の日の習いで、食事処<とみ>でお昼をいただき、家に送ってもらった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エミリちゃんとのお別れ会

2021-03-20 | 草花舎の四季
 予報どおり、大雨の日となった。 
 午後、隣のエミリちゃんとそのママと、三人でお別れの集いをした。
 草花舎にて。

 エミリちゃんとは、5年生のころだったか、「小学校を卒業したら、一緒に草花舎へゆきましょうね」と、約束をしていた。
 (エミリちゃんから、草花舎が気に入っているという話を聞いて。

 卒業式は、昨日行われた。
 実は、その数日前、エミリちゃんのパパに会ったとき、エミリちゃんと草花舎にゆく許しを乞うと、
 「エミリは卒業式がおわると、ママの勤め先である浜松に引っ越し、そちらの中学校に入ることになっている」という話を聞かされ、驚いた。
 が、出発の前日なら大丈夫とのことで、今日、草花舎へ出かける許しを得たのだった。

 そのとき、夫婦が別居生活をすることにしたのだ、とも話された。
 思いがけない話で驚いたが、家庭には、それぞれ事情があり、それぞれに、幸せのあり方についての考えがあるのだろう。

 そういうわけで、初めての喫茶店行きが、お別れパーティーになってしまった。ママも誘って3人で。

 パパとお兄ちゃんは、今までどおり、隣に住み続けられる。

 「夏休みには、遊びに帰ってきます」と、エミリちゃんには、屈託がない。
 中学生になったエミリちゃんと、また草花舎に行ける日があるのかもしれない。が、先のことは分からない。そんな日があれば嬉しいけれど。

 エミリちゃんとは、彼女の幼い日からの話し友達。
 ひと月に一度は、回覧板を届けにわが家を訪問し、学校の話、飼い猫の話などしてくれる、とても礼儀正しい少女で、良き話し友だちであったのだが………。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

医光寺の枝垂れ桜

2021-03-19 | 身辺雑記
 病院に出かけ、診察を済ませたところ、折よく街へ出るバス(旧国道経由)に間に合ったので、医光寺へ行ってみることにした。
 過日のテレビ放送が、枝垂れ桜の見ごろは今週末まで、と伝えていた。
 20日21日は、雨の予報が出ている。
 出かけるなら、昨日か今日と考えていた。
 昨日は体調不良で出かける気になれなかったが、今日は調子もまずまず。
 運よく医光寺に近い、旧道回りのバスに乗ることができたという幸運もあって、今年の枝垂れ桜に巡り会うことができた。
 昨年はコロナ騒ぎで、春のころは家に篭りっきりだったし、ここ数年訪れていないように思う。

 昭和30(1955)年の春以来、思い出せないほどの回数、訪れた医光寺である。
 近年は、ひとりで訪れることが多い。が、遠い昔を思い出すと、ご縁のあった人たちと、よく訪れたものである。改めて、その人たちを思い出すと、みな故人である。

 私にとって、今年が最後の花見になりかねないと思いながら、石段の中央に設けられた手すりにすがりつつ、石段を上り下りした。
 

 

 

 医光寺の庭は、由緒ある雪舟庭園である。
 が、枝垂れ桜の咲き満ちるときに訪れると、庭の佇まいよりも、どうしても視線が桜に向かってしまう。
 老桜には、人の目をひく魅力がある。華やぎというより、長い歳月を生き抜いた老木が咲かせる花の、静謐な美しさが目を奪う。

(ふと一昨年の春、京都の瑠璃光院を訪れ、観光客にもまれつつ桜を眺めた日を思い出した。その日以来、コロナのこともあって、遠出することなく日々が過ぎている。瑠璃光院に比べ、医光寺では、十分すぎる距離を保って、庭園や桜を眺めることができた。)

 この秋には、かならずもう一度雪舟庭園を訪れ、遠い時代の雪舟にも想いを馳せつつ、ゆっくりと庭の趣を眺めたい。


 以下、今年の枝垂れ桜。


  


 

 
 


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰り道で(紫木蓮・桜の蕾・土筆)

2021-03-17 | 散歩道
 草花舎からの帰り道、紫木蓮のもとに立ち寄った。
 おりから、強風が吹いていて、大きな花びらが風に身をまかせて揺らいでいた。
 スマホをかかげる私の体も、風になぎ倒されそうになる。
 暖かな春日なのに、風だけは容赦なく吹き荒れる日であった。


 


 


 校庭の脇にある桜の小木。
 蕾の膨らみ具合を確かめた。
 まだまだ開花には至りそうにないが、先端にピンク色をのぞかせた蕾もあった。
 開花まで、あと幾日?


 


 


 近道をして、急坂にさしかかる手前の草原に、ツクシの坊やがたくさん集合して、春を楽しんでいた。
 私も、無条件に心和む。
 大塚でも、一面ツクシづくしの荒畑に出会ったが、家の近所にも、こんなにたくさんのツクシがあろうとは! 今年はツクシ年? と思ってしまうほど。
 毎年、ツクシ探しに苦労してきたので、嬉しさと同時に、奇妙な感じでもある。

 (ツクシの周辺に生えている、ツクシ丈のやさしい草はなんだろう? もっと大きくなれば、正体が分かるかしら?)


 


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月の庭(花の彩り)

2021-03-17 | 草花舎の四季
 郵便局からの帰り、草花舎へ。
 ひと月ぶり?
 久しぶりにお会いする常連客も多く、ひととき心和む。

 晴れやかな空のもと、草花舎の庭を歩く。
 さすがに3月半ば。庭に春の華やぎ。


 バイモユリが一本、中庭に、花を沢山つけて立っていた。


  

         ⬇️


 


 クリスマスローズも、庭の数か所に。


 


 


 


 スノードロップの一群(ひとむら)。


 


  スイセンいろいろ。


   


   


   


   


   チューリップ。


   


 
   


  その他。


  


  


  今日のコーヒーとケーキ。


  
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チオノドクサ

2021-03-16 | 小庭の四季
    <花だより>

  チオノドクサが、今朝、開花。


 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「庭が黄色になりました」と

2021-03-15 | 身辺雑記
 妹から、「庭が黄色くなりました」と記したメールに合わせて、写真が届いた。
 上から順番に、レンギョウ・トサミズキ・キズイセンの黄色。
 同色ではないが、黄系の花。
 見事な輝き。


  


  


  


 下の写真は、わが庭の侘しいレンギョウ。
 丸く刈り込まれたツツジの木の間から、毎年、枝を伸ばして、黄色い花をわずかにつける。


  



 春の色は何? と、問われたら、人は何色をあげるのだろう?
 私の答えは黄色。
 桜には失礼だが(桜は大好きだが)、やはり春を代表する色は、黄色だと思う。
 その代表は菜の花(畑)。
 上掲の花のほか、思い出す黄色い花は、サンシュ、ミモザ、ミツマタ、ロウバイなどなど。


 私は、よくタクシーを利用する。大体、乗車時間は15〜20分。その間、運転手さんと話をする。乗せていただく運転手さんはいろいろ。話題もいろいろ。それぞれ、話がなかなか面白い。
 先日乗せてもらった運転手さんは、私が尋ねたわけではないのに、「花のなかで一番好きなのは菜の花」だと話された。
 菜の花は一つよりも集合体の方がいい。私も菜の花畑は大好きだが、一番というわけにはいかない。
 運転手さんには、きっと菜の花と結びつく、忘れ難い思い出があるのだろう。それを話題にする前に、下車する場所に到着した。乗車での語らいは、いつも未完成。

 私の一番好きな花は? と考える。
 ????? あえて一つに絞れば、野に咲くスミレ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休養日

2021-03-14 | 小庭の四季
 完全な休養日。
 晴れ間のひと時、庭に出て、フキノトウなど眺める。


 

 

  この春は合計3個だけだった。昨年の三分の一。


  シデコブシ満開。
 
 


 


  ツバキ・トクサ・シデコブシ
  地面には落下のツバキ

  

 今日の晴れ間はひと時。雨も降ったし、曇り空の時も。
 気まぐれな天気であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする