ぶらぶら人生

心の呟き

ギャラリーうつわへ

2019-03-17 | 散歩道
 3月に入ったときから、<ギャラリーうつわ>へ行く日を楽しみにしていた。
 展示中の、沢山の<瓢箪>に出会えるはずであるから。

 やっと今日、<うつわ>へ出かけることになった。
 イオン前でバスを降り、益田川のほとりに続く桜並木の小径を歩く。
 まだ開花の気配を感じさせない梢を見上げながら。
 春風はやや強めに吹いていたが、日差しは明るくて心地よい。

 <うつわ>に行く途中、いつも出会いを楽しむ大樹がある。
 一昨年、小さな雪舟橋公園に、空間を大きく独占する栴檀の樹に、初めて会った。
 84歳の春であった。

 今日も、栴檀の大樹は無事であった。
 いつ植樹されたものか知らないし、若木なのか老木なのかの区別もつかないけれど、今年も変わらぬ姿で亭々と立っているのが頼もしい。
 初めての出会いから二年を閲し、私は明日の知れぬ歳になった。
 来春も、と欲張るのはやめておこう。
 ただ、今年の5月、大樹に咲く淡紫色の花に、三度めの巡り会いができると嬉しいのだが……。

        

        

        
           道端の連翹も、黄に燃えていた。
      わが家のみすぼらしい連翹も、花をつけているのだろう。
         (明日から、しばらく家で暮らす予定。)
 
          
           白木蓮は、早くも開きすぎて……。

 (<ギャラリーうつわの展示会>については、明日のブログに投稿の予定。)


          ※※※※※※※※※※※※※※※※

 夕食後、配膳車にお膳を運ぼうと、ドアを開けた。
 と、私の部屋の真正面に、今日の落日が半円を水平線に残していた。
 お膳を再び机上に戻し、スマホを持って窓辺に立った。
 秒刻みで陽は沈む。かろうじて、今日の名残りの落日をおさめることができた。


        
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