蓮池に出かけた甲斐があった。
そう広い池ではないが、大きな葉が池の面を一面に覆い隠し、その葉の間から茎を伸ばして、今朝は多数の花が咲いていた。(写真 その一輪)
静寂なひと時を蓮池の傍で過ごした。
ふと、この花には及ばなくても、晩年の日々を、心に汚れなく生きたいと、瞬時思った。蓮の花が、雑念やこだわりを洗い流してくれるかのようであった。
黒い蝶や名を知らぬ虫たちも、厳かな花の上に戯れ、あたかも静かな浄土の如くであった。
池の上方から、声が下りてきた。
ふり向くと、先日、法要のお供えを届けたOさんだった。
88歳なのに、朝から草刈りをしておられるのだった。
上の道に上がって、しばらく立ち話をした。
もう9時過ぎになっていた。朝食がまだだったし、妹夫婦から10時に訪問するという電話がかかっていたので、Oさんとの話を切り上げて、帰途についた。
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