まど・みちお 著
『百歳日記』
『百歳日記』
難解な文章ばかりを読んでいると、時にひどく疲れる。
気楽に読めて、しかも味わい深い本はないか? と、書棚を探して持参した本。
それを再読した。
100歳の詩人が、感じるままを語ったり、絵に書いたりしておられる。
100歳にもなれば、万事衰えてはくるだろうけれど、苦痛ばかりではなさそうで、まど・みちおさんの場合は、なかなか楽しそうだ。
自ら、楽しむように生きておられるのかもしれない。寿命があって長生きすれば、難儀なばかりと思いがちだが、半分ボケたような自分を、もう一人のボケた自分が眺めている光景も、また面白いかもしれないと、少々気分が楽になったりしてきた。
しかし、そういう歳まで生きたら、かなり人様に迷惑をかけるのだろうけれど……。
今はまだ、大丈夫な状況下で、『百歳日記』を楽しんで読む。
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