ぶらぶら人生

心の呟き

7月の庭 (クサギの花など)

2010-07-26 | 草花舎の四季
 戸外に出るのが億劫なほどの暑さである。
 しかし、今日は月曜日。草花舎に出かけた。
 郵便局に行かなければならない用もあったので。

 炎天下の庭巡りは、ほどほどにした。
 クサギが花を開き始めた。
 昨夏以前のブログに掲載した大木が切り倒され、寂しく思っていたのだが、もう一本の小木がみるみるうちに成長し、見上げるほどの高さになった。
 その木が、花をつけたのだ。まだ芳香を放ってはいなかったけれど。

      クサギの花

 ランタナが、庭の一隅に、花飾りを置いたように可憐に咲いていた。
 (同種の黄色い花が、家の庭に咲き始めたのは二週間ほど前である。その時以来、4音の名前を思い出そうと努めたが、記憶の整理箱から取り出せないままだった。
 今日、Yさんに尋ねて、やっと思い出せた。そうそう、<ランタナ>だったと。)

      ランタナ

 木の葉の上に、空蝉の姿を見つけた。
 蝉の声は、あたり一帯に満ちているけれど、木に止まって鳴く姿も、空蝉も、近年見たことがない。実に久しぶりに見る、飴色の抜け殻を懐かしく眺めた。
 どこか近くに、1センチほどの丸い穴はないかと目を凝らしたが見つからなかった。
 長い地下生活に終止符を打ち、地上に現れた痕跡が、どこかにあるはずなのだが……。
 地面を覆う草が隠しているらしい。
 
      空蝉


 カウンターに並んだ木の実たちが、小さな芸術品のように思えた。
 モノがそれぞれ、独特な形を持つことの面白さ!

     

 スーザンさんが来られ、久しぶりにお話をした。
 午前中、街まで買い物に行ってきたと話しておられた。行きも帰りもバスを使って。
 スーパーがなくなって、お互いに買い物に苦労するけれど、元気な間は問題ない。少し時間をかければ、街へ行けるのだから。
 不満を募らせると、自ら難民意識を高めることになるので、不自由を楽しみに変えようと思っている。

 スーザン邸も、西日が当たって暑いらしい。
 Tちゃんと日覆い購入の相談をなさっていたので、私は一足先に帰ってきた。
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