雪の大晦日 とは少し大袈裟だが、少量にせよ、庭に雪を残して大晦日を迎えるのは、幾年ぶりのことだろう? 思い出せないほど以前のこと。
本来、雪の少ない当地である。が、昨日来、大雪警報が出ていて、平地でも積雪が予想されていた。
昨夜、就寝前(11時半ころ)、裏庭に出てみた。雪が舞っていて、ツバキの葉にわずかながら雪がのっていた。(下の写真)
今朝、起き出してみると、わずかではあるが、昨夜より雪量が増えて、庭の木々に雪がのっていた。雪景色というには、少々侘しい眺めである。が、屋根や戸外に置かれた車の上には、厚みのある雪がのっていた。
ツバキの雪。
サザンカの雪。
花壇の雪。
夕方、庭に降りてみた。雪はほとんど消えいた。
門柱の上に、雪だるま風の雪の塊を発見。多分、近所のYUーKIちゃん作であろう。どこで集められた雪だろう? いつ置かれたものか? 午後は日差しがのぞいたのに、溶ける気配はない。気温が低いせいであろう。
昨日、し残した部屋の掃除をし、カレンダーを取り替えて、新年に備えた。
3時間後には、無事越年できるだろう。
2020年は、コロナ禍とともに、歳相応の老いを深める日々であった。
とにかく、2021年を迎えることはできそうだ。が、その先の365日が無事に過ごせるかどうかは、未知数。
テレビで、<吉田類の酒場放浪記>を見るともなく見つつ、ブログを書いている。
ー 酒と温泉を愛した若山牧水を巡る旅 ー
牧水は、私の好きな歌人の一人である。
吉田類氏のお酒がおいしそうだ。
お酒を嗜むことができたら、人生の色合いが違ったものになったかもしれない、そんなことを思ったりしながら……。
ただいま、吉田類氏は、小諸の懐古園に到着。
曾遊の地である。とある夏の小諸の旅、懐古園巡りを思い出しつつ、2020年を終えることになった。
かたはらに秋くさの花かたるらく ほろびしものはなつかしきかな (牧水)
私も、その歌碑の前に佇んだ。もちろん島崎藤村の「小諸なる古城のほとり………」の詩碑もあった。